野鳥より学びたい子育て!

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

  スズメは子育て2週間とか!

 その巣作りには感心させられてしまいます。

特に蜂の巣作りはまるで芸術品のようです。

今では建物の原因か、スズメの家出の鈴クリが少なくなってきています。

 また猫の出産準備、子育てにも感心させられます。

 この間、近所の倉庫と物置の間で

出産していたので、夜そっと様子をうかがいに行くと、親猫が異常なほど泣きわめき

恐る恐るの思いで引き返し、翌日行くと

もう、間抜けのから状態い!

母親の母性本能はうらやましいほどかいがいしいもの!

きけんをさっちしたのでしょうか?

野鳥にしろ、動物にしろ子育ての賢明さには

いつもながら感心させられます。

 それに比べ人間の子育てのあまりにもお粗末さには

落胆させられてしまいます。

野鳥たちに教わる営みも大切化も!

     産経より。

【ゆうゆうLife】家族がいてもいなくても(550) 子育ては、あっさり手早く

(2018年6月14日 07:17)

 ツバメが渡ってきて、ハウスの軒下を訪れるようになった。

 それがほんの1カ月前のこと。

 ドアの開閉の度にツバメを驚かせずに済むようにと、ハウス長が巣作り用の棚を取り

付けて準備をしていた。

 ところが、ツバメはそのいい感じの棚には目もくれず、去年と同じドアの真上の危う

い場所で巣作りを始めたのだった。

 泥と枯れ草と唾液なんかでどうして巣がつくれるのだろう、と不思議に思っていたけ

れど、それはもう、「あっ」という間にできあがった。

 さらに、あれよあれよという間に、ひながかえった。

 小さな巣に5羽のひなの頭がぎゅうぎゅう詰めでみごとに並んだのだ。その早業には

、もうびっくりしてしまった。

 ともあれ、ツバメのやってくる家には「幸い」が訪れるという。なにやらワクワクし

ながら、巣を見上げていたが、ひなはまったく声をたてない。

 どうも親鳥の留守中は、周りに悟られないようじっとしていて、ピーピーと騒がしく

するのは、エサの争奪戦の時だけらしい。

 しかも、巣のそばに人がいると、親が近づかない。ひなはエサをもらえない。そっと

見ないふりをしていたら、ある日、巣が空っぽになっていた。

 ひなたちが巣立ちの日を迎えて自立してしまい、ツバメの家族はいつのまにか解散し

てしまっていたのだった。

 思えば、私の部屋の軒先でピヨピヨ鳴いていたスズメのひなの声もぴたりと止(や)

んでいる。こちらの家族も、わずか2週間ほどで、解散したらしい。

 目下、色とりどりの花の咲く庭をスズメがしきりと行きかっているけれど、今や、ど

れが子スズメやら、親スズメやら、もう区別もつかない。

 この空飛ぶ鳥の巣立ちの素早さ、潔さには、ほとほと感心してしまった。

 そんなわけで、すでに家族解散済みの私たちシニアの話もついつい盛り上がる。

 「いつまでも親がエサを与え続けるのは、まずいってことよね」

 「子供を自立させるには、だらだらエサを与え続けちゃ駄目ってことよ」

 どうも、最近は気がめいるような家族内での事件が頻発している。いつまでもずるず

ると家族を続けているとその分、関係がややこしくなって、いや応なく問題がこじれて

しまうのかもしれない。

 子育ては、あっさり手早くがいい。小鳥たちの知恵に、今さらながら教えられてしま

うなあ、と思う。(ノンフィクション作家・久田恵)

日本は四季に恵まれ、様々な生きものが生息する。人間社会の周りでいのちを育む野鳥

、昆虫、魚、動物にスポットを当て、人々の暮らしとの関わりや、時代・環境の変化に

伴う生息状況の移り変わり、ユニークな生態――などを紹介する。

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000001-PN1-41btn04ヒナ(右)は親よりも色が淡い。2週間で巣立ちする=撮影 掛下尚

一郎

 春の日差しは、顔をのぞかせた新芽を伸ばし、若葉へと育む。寒さと乾燥と鳥の捕食

に耐えたチョウやガの卵は幼虫となり、若葉を食べて育っていく。それらの虫たちを餌

に、小鳥たちの子育てが始まる。巡る季節の中で繰り返される命の営みは確かだ。最も

ドラマチックな季節のスタートに今年もワクワクする。

 人家の周りでよく見かけるスズメ。雄の歌やダンスは2月頃から始まっており、4月に

はペアが誕生し、巣作りも始まる。

■雌の雄選び、ポイントは歌か踊りか…

 ヨーロッパでよく見られるイエスズメという種の雄は、雌にはない喉の黒い模様が大

きいほどモテるという研究もある。だが、日本のスズメは雌雄の姿に違いが見られず、

雌がどんな雄を選んでいるのか、よくわかっていない。歌い、踊るのは雄らしいので、

私はそこがポイントではないかと考えているのだが……。

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000001-PN1-41btn04春、食べると思えないものをくわえていたら巣作りをしているはず

=撮影 掛下尚一郎

 雌雄を見分けにくくても、春に2羽で行動を共にしていたらペアの可能性がある。雄が

雌に乗る交尾を見ることができたら確実だ。

 実は、この時だけ発する声がある。小さな声で、ヒヨヒヨヒヨと優しく鳴く。あまり

調べられていないようだが、乗る側が鳴く時もあるし、乗られる側が鳴く時もある。交

尾前に翼をバタバタさせる1羽が発するようなので、誘う側がヒヨヒヨヒヨと鳴くのかも

しれない。

 交尾は巣作りの期間に見られる。東京では5月初旬からひなの巣立ちが始まる。羽毛が

生えそろうまで2週間、ふ化まで2週間と逆算すれば、早いペアはもう巣作りを終える頃

だ。

■運ぶ巣材で分かる巣作りの進行

 くちばしにひものような茎や根をくわえていたら気をつけて見てみよう。運ぶ巣材が

次第に細く、小さく、柔らかいものになるので、外装から内装へと巣作りの進行がわか

る。卵を産み落とす場所に敷き詰める羽毛や毛を運びだしたら、産卵が近い。