窃盗にも「クレフトマニア」なる精神疾患もあるという。
ご機嫌いかがでしょうか。
視界ゼロのミコばあちゃんです。
スーパーなどにおいて主婦が何でもないものを盗んでしまうことは
どこのスーパーにおいてもよく聞く話になっています。
これが窃盗ではなく疾患として実証されていることには驚かされました。
ニュース記事のお方は、新婚当初からこの疾患を発症し、獄中生活も何度か体験されておられ
る中、ご主人の献身的な思いやりに感心させられました。
普通離婚してもおかしくありませんよね。
でもまだこの世にご主人のような素晴らしいお方もおられることに
心丈夫にも思わせていただきました。
人間ってお人の出会いで、人生観が大きく変わることを実感させられることも
よくありお人のことながらうれしく思える瞬間でもあります。
ご主人は奥様のために、これは病気であると気づかれ、良きdoctorとの出会いのおかげ
で、奥様の病に行きつかれたことに敬意を表します。
どうか奥様もお優しいご主人のもとご病気治療なさいますようお祈り申し上げております。
どうぞおしあわせに・・・。
産経より。
この店、万引きできちゃうな… 窃盗症女性、衝動が襲う
衝動を抑えられずに万引きなどの窃盗を繰り返す「クレプトマニア」(窃盗症)と呼ばれる精神
疾患がある。群馬県渋川市の赤城高原ホスピタルは、その治療の先駆的な病院として全国的に
知られている。再犯は防げるのか。病院の取り組みなどから考える。(三浦淳)
〈おせちも孫への贈り物も万引きで「頭と体が違う感じ」〉
頭に回路ができている――。万引きをやめられない埼玉県の50代女性は自らの「症状」をこう
説明する。
買い物に行くと、つい、確認してしまう。店員はどこか、防犯カメラは何台あるか。「万引きで
きちゃうな」という衝動が襲う。
20代後半から万引きを繰り返した。結婚したばかりの2004年からは1年半ほど刑務所に服
役した。
出所後、「新婚生活を取り戻そう」と仕事を始め、家計を管理した。夫には、弁護士費用などで
負担をかけた。食料費などを浮かせようと、スーパーやコンビニで食料品を万引きするように
なった。
見つかれば、土下座で許してもらった。夫から「おかしい」と言われ、自分も「誰かとめて」と
思った。
精神科に通った。多重人格、解離性健忘症……。病名は付いたが、症状は「ひどくない」と言わ
れ、病院を10軒以上「たらい回しにされた」。だが、万引きはとまらなかった。
8年前に逮捕され、留置場で自殺を図った。夫が調べて行き着いたのが、渋川市の赤城高原ホス
ピタルだった。クレプトマニア(窃盗症)と診断された。
赤城高原ホスピタルの竹村道夫院長(72)によると、クレプトマニアは病的な常習窃盗を指す
。経済的利益や「どうしても欲しい」という目的よりも、衝動が主な理由。国内の診断基準は
あいまいだが、米国では1千人に3〜6人が病気にかかっていて、女性と男性の比率は3対1
程度という調査もあるという。
ホスピタルと関連施設では08年以降、症状が疑われる1600人以上を診てきた。竹村院長は
「酒や薬物の依存は物質依存だが、クレプトマニアは万引きという行為に依存する。負けるの
にやめられないギャンブル依存症に近い。きっかけは失意体験や家庭問題などがある」と分析
する。