「自衛隊明記」 改憲論はご無用です。

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのミコばあちゃんです。

 急ぐかのように降ってわいた憲法9条改憲

 はたして自衛官などはどのように考えているのであろうか?

家族の胸中は複雑であろう。

極端に言えば、見知らぬイランなどに派遣されることもないとは言えない。

 東北自身の惨劇を見て、救助に当たる自衛官に接し

どれほどの使途が突き動かされて自衛官になられたことだろう。

 自衛官として、戦場に派遣されるのであれば、働きたくないと感じておられる人も

あるのではなかろうか?

今の身分のままでも自衛隊としての役割は、果たせるはずである。

 現場と政府との温度差はかけ離れているように思える。

総理はにわかに教育の無償化を唱えつつ

憲法26条までも改正しようとしている。

これらは国民あっての議論が求められる。

国民のためと言いつつ改憲にどうしても嫡子しようとしていることが見えすぎである。

総理はあれこれしたと多くを語られるが、お休みごくろうさんで、そうりをはなれるのもこくさ

くではないのか?

   東京新聞より。

自衛隊9条明記」争点 隊員ら複雑 「身分のお墨付きを」「家族は納得できぬ」

衆院選(二十二日投開票)では、戦争放棄や戦力不保持をうたう憲法九条を変えるべきかどうか

が争点となっている。自民が自衛隊を明記する公約を掲げる一方、共産や立憲民主などは反対

の立場だ。安倍政権下で自衛隊の活動範囲が一気に広がり、改憲勢力改憲発議をできる三分

の二を超えるかが注目される中、自衛官やその家族らは複雑な思いを抱く。 

 「憲法九条に明記されようがされまいが、やることは変わらない」。首都圏の基地に勤務する

海上自衛隊佐官はこう話す。

 五月には、制服組トップの河野克俊統合幕僚長が「一自衛官として言えば非常にありがたい」

と発言し物議を醸した。だが、この佐官は「高官になれば政府の意向も考えるのだろうが、部

隊目線で言えば今のままで不都合はない」と言い切る。

 東京・市谷の防衛省本省に勤務する陸自佐官は防衛大学生時代、街で「税金泥棒」となじられ

たことを思い出す。防大卒業は今世紀に入ってから。すでに政府の世論調査で、自衛隊に「良

い印象を持っている」との回答が八割を超えていたが、反感は根強く残っていた。「雰囲気が

変わったのは、東日本大震災の救助活動後。不遇な境遇に置かれてきたわれわれは、身分のお

墨付きがほしい」と改憲に期待する。

 中部地方の三十代の男性陸上自衛官は「自衛隊が明記されてどうなるのか。(他国を武力で守

る)集団的自衛権も認められ、戦地での任務が生じるかもしれない」と疑念がよぎる。阪神

震災での人命救助に感銘し入隊。東日本大震災では自ら東北地方で活動し、存在意義を感じた

。「それだけでいい。憲法に書かれなくても」と思う。

 男性は「戦地で戦う態勢も心構えも、今の自衛隊にはない」とも。合同演習で指揮する米国の

軍人は経験豊富だが、戦地を知らない自衛隊幹部が「本番」で統率できるのか。「戦地に行く

という現実を突きつけられたら、辞めてしまう人がいるかもしれない」と懸念する。

 夫が自衛官の愛知県内の四十代女性は「私は九条改憲に否定的です」と話す。自らも自衛官

して基地で勤務していた時に知り合った夫と結婚。退職し子育てをするようになって、夫の身

を一層、案じるようになった。

 一九九〇年代に国連平和維持活動(PKO)が始まってから、自衛官の危険は増していると感

じる。改憲が実現すれば、米軍とともに戦闘の最前線に送られ、命を落とす人が出るかもしれ

ない。「死んでしまったら、残る家族はとても納得できない」

東京新聞