問われたい、安部政権の是非。

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのミコばあちゃんです。

 安部政権は今までに3番目の長期政権ともいわれ

だからこそ大胆にいろんな改革もできたはず。

確かに経済は世界情勢に引っ張られる形で伸びたことも事実です。

 多くのスローガンを掲げてきた中、あまりにも先方が見えないものも

また多かったのも安部政権の特徴。

長期政権ゆえの驕りも浮上し国会を無視したかのような

独走態勢が目立ったのも安部政権である。

ここに来て理由なき解散が、その極めでもある。

 お国の借金を教育費に回す話は

自民党内においても十分、議論された課題なのであろうか?

 教育費の無償化に取り組む前に、きょういくのみなおしがせんけんじこうではないのか?

日本が誇れる東大の世界におけるランキングも40位までにも届きようのない実態。

これこそが改めなければならない基本軸。

頽廃した政治に無念さが残るのはみこばあちゃんだけなのか?

 相手をなじることは、テレビにお任せし、政策論争にてっしていただきたいものです。

    中国新聞より。

衆院解散 「安倍政治」は是か非か

2017/9/29

安倍晋三首相はきのうの臨時国会の冒頭で、衆院の解散に踏み切った。10月10日の公示を前

に事実上の選挙戦に突入した。

 国民にとっては、久しぶりに政権選択の機会となるかもしれない。問われるのは、政権復帰か

ら5年に及ぼうとする安倍政治そのものになるだろう。「1強」体制による政権運営と手法を

しっかり点検し、審判を下す必要がある。

 首相は25日の記者会見で、消費税率を予定通り10%に引き上げ、使い道を借金返済から教

育無償化などに変更する考えを示し、「約束を変更するのだから信を問わねばならぬ」と衆院

解散の理由を挙げた。少子高齢化と緊迫する北朝鮮情勢の対応についても国民の考えを聞きた

いと述べた。

 ▽まさに抜き打ち

 いずれも重要だが、与野党に共通する課題で、選挙の争点にはなりにくい。税金の使途もまず

は国会で議論を尽くすべきだ。それから選挙で信を問うても遅くはない。急いで解散する理由

として納得した有権者は多くなかったはずだ。

 民進党の混迷、新党の準備不足を突いて、「今なら勝てる」と解散に打って出たとしか思えな

い。まさに「抜き打ち」と言ってよかろう。

 さらに問題視されるのは冒頭解散という手法である。野党が憲法の規定に基づいて要求した臨

時国会の召集を3カ月も放置したままだった。ようやく開いたと思ったら、所信表明や質疑も

せずに解散に踏み切った。首相は「憲法上問題はない」と強弁したが、ごり押しの感は否めな

い。

 疑惑の深まった加計学園問題や国有地の売却を巡る森友学園問題、陸上自衛隊の日報隠蔽(い

んぺい)問題など、国民が解明を望む重要課題は山積みのはずである。自らに都合の悪いこと

は説明しない首相の姿勢に対し、野党が「疑惑隠し」「追及逃れ」などと強く反発したのも理

解できる。

 ▽野党再編加速か

 首相の解散戦略も、かえってダメージになった面もあるだろう。野党第1党の民進党は、小池

百合子東京都知事が立ち上げた国政新党、希望の党に合流することを決めた。野党再編の動き

が一気に加速する可能性が出てきた。

 民進党前原誠司代表はきのうの両院議員総会で「自分勝手に政治をゆがめる安倍政権を退場

に追い込みたい。名を捨て実を取る」と強調した。既に出した公認内定をすべて取り消し、あ

らためて希望の党に公認申請するという。前代未聞の事態だろう。

 ただ小池氏は民進党丸ごとの合流には否定的である。公認候補者の選定作業もこれからだ。前

原氏自身は無所属で立候補する考えを示しており、党も衆院選終了まで存続するという。合流

後の着地点は全く見通せていない。

 ▽定まらない構図

 政権批判の受け皿づくりを急いだのだろうが、政策や理念はまだはっきりとしていない。希望

の党が綱領で掲げる「寛容な改革保守」「しがらみのない政治」とは具体的には何を指すのか

、「情報公開」をどう実現していくのか、分かりやすく説明してもらいたい。

 外交・安全保障政策は、日米同盟を重視した現実路線をとる方針で、民進党が反対する安保法

制へのスタンスが注目される。世論を二分している共謀罪の取り扱いなど、基本政策の詰めを

あいまいにしたまま選挙戦に臨むようなことになれば、有権者から「選挙目当ての野合だ」と

の批判を浴びかねないはずだ。

 急展開する政局に、選挙戦の構図は定まっていない。希望の党憲法改正にも前向きな姿勢の

ようだが、自民党との政策の分岐点をどう示すのか注視しなければならない。急ごしらえの新

党に政権を担う能力があるのかどうか、有権者は慎重に見極める必要がある。

 今のところ選挙上の駆け引きばかりが目立つ。与野党とも分かりやすい選択肢を有権者に示し

、国の将来像を掲げた政策論争軸足を移すべきだ。

ていただきたいものです。