お彼岸に寄せて。

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのミコばあちゃんです。

季節の折々に、大切にしてきた行事が生活から少しづつ後退してきていることは

とても残念です。

各家族になったことであらゆることが変化を余儀なくされてきているのも残念。

 朝食や食事に関しても軽視されてきていることも社会現象化されてきていることも

憂いたい現象です。

今の子は死に接することも少なく、人に思いを寄せることも少なくなり

病魔に寄り添うこともなくなってきている。

 子供たちに接する中で、お年寄りの同居家族はすぐわかる。

思いやりの一つにせよ異なる。

家庭を大切にする意味合いからもお年寄り同居の生活は

何にも代えがたい生活からの多くの学びは人格形成上からも大切な学びです。

きづきなどは学校などで学ぶことより、日常生活の中から

自然のうちに身につくための大切な機関であると思います。

彼岸に寄せて、努力し心の安定の中、正しい判断力を持ち

真実を見極める目を養うことなど、わが身を見つめる機会にできたらとお思う。

     産経より。

【フード 食・歳時記】精進揚げ 「植物にも尊い命」感謝して味わう

秋のお彼岸も今日を含めて残り3日。お彼岸の日に仏前にお供えする料理は、故人が生前好きだ

った料理もあるが、「精進料理」に仕上げることも多い。精進料理の一つ、「精進揚げ」は、

肉や魚介類を使わず、野菜だけで作る天ぷらなどの揚げ物だ。「命をいただく」という感謝の

気持ちを大切にし、心を込めて味わいたい。(平沢裕子)

◆修行の一つ

お彼岸は、仏教行事の一つだが、仏教発祥の地のインドや、日本の仏教に影響を与えた中国には

みられない、日本独自の風習とされる。春と秋の年2回あり、春分の日秋分の日をはさんだ

前後3日間ずつを合わせた計7日間がお彼岸の期間となる。

「彼岸」は仏教語で「向こう岸」の意味。対するこちら側は「此岸(しがん)」と呼ばれる。一

般的に、現世は此岸、極楽浄土は彼岸に例えられる。

曹洞宗永福寺(群馬県沼田市)の住職で、精進料理の専門サイト「典座(てんぞ)ネット」主宰

の高梨尚之さん(45)は、「お彼岸は、私たちが仏の教えにより深く触れて学び、いつも以

上に修行に励みましょうと努力する期間。身近にできる修行として、精進料理をつくることを

お勧めしています」と話す。

◆野菜だけで

精進料理は、殺生を戒める仏教の教えにより、肉や魚介類を使用せず、野菜だけで調理するのが

基本だ。

野菜だけの食事というとベジタリアン(菜食主義)を思い浮かべる人も多いが、精進料理ではニ

ンニクやネギ、タマネギ、ラッキョウ、ニラ、ノビルなど臭いや味の強いものは使わないのが

原則だ。

避けるべきとされる野菜は、俗に「精が付く」といわれるものが多い。このことから、「性欲を

刺激するものは仏道修行に必要ないため」と理解している人も少なくない。ところが、本来の

理由は「口が臭くなって道場の清浄さが損なわれ、修行の妨げとなるから」だという。

「精進揚げ」は野菜だけを用いて、その名は、禅僧が“ころも”でお経を“あげる”姿にちなん

だものだという。

◆油の温度に注意

カラッと上手に揚がった天ぷらはサクサクとおいしいもの。秋のお彼岸では、サツマイモやカボ

チャ、マイタケなど、秋が旬の野菜やキノコを使うのがお勧めだ。ただ、天ぷらは家で揚げる

と、衣がサクッとならないことも多い。

京王プラザホテル内の天ぷら料理の店「天麩羅(ぷら)しゅん」の料理長、榎本稔さん(50)

は、「天ぷらで大事なのは油の温度。鍋に具材をいっぺんに入れると、温度が急激に下がって

しまうので、少しずつ入れるようにして」とアドバイスする。

サツマイモなど火が通りにくい野菜は、160〜170度と低めの温度でゆっくり揚げるのがコ

ツだ。

また、サツマイモやナス、レンコンなど切った後に変色しやすい野菜は、切ってすぐに揚げるよ

うにしたい。アクが強い野菜の場合は、5分ほど水に漬けてアクを抜き、水気をしっかり拭き

取ってから衣をつけて揚げる。

高梨さんは「植物にも動物や魚介類と同様の尊い命がある。どんな食材も無駄なく大切に扱い、

ありがたく感謝して調理し、食してもらえれば」と話している。