防衛費の概算要求、どれだけ計上すれば安全といえるのか??

     ご機嫌いかがでしょうか。

視界ゼロのミコばあちゃんです。

 概算要求に対し、防衛庁の請求額は年々高額化し

暮らしの安全からも優先されて膨張に次ぐ膨張予算が計上される。

 北朝鮮、中国の強引とも思える海洋侵入と脅威はあまりにも無限大である。

このための防衛費の予算額はどこかで折り合いをつけない限り際限がないといってもいい。

 では北朝鮮に対しどれだけの防衛をすることで国民は安全かと言ってもこれも

イタチごっこでしかない

北朝鮮が一時に弾道ミサイル多発したならどうだろう?

これを迎撃できるだけの自衛隊員もその能力もないはず。

これはどこかで覚悟と折り合いをつけない限り

無益な争いに終始してしまうのではないのだろうか。

このたびえりも岬の方向性に方向性を予告もなく実施したことは

同盟国でもあり無力の日本をターゲットにしたに過ぎない。

北朝鮮と対等にはなりえるはずもない。

北朝鮮のミサイルは、どこまでもとうたつするともいわれているのではないのか?

経済成長を制限したとて

北朝鮮は、核の貿易で経済の保証をかちとろうとするであろう・・・。

そこに防衛費を拡大に次ぐ拡大を施工することがどれほどの意味がもたらされるのだろうと直感

してしまう。

 民進党の党首の選挙に当たっても、これが深く議論尽くされなかったことは

誠に残念でしかない。

これからの日本における防衛ポジションについては議論を尽くされたいと思う。

この問題を放置していたのでは、国民の存じないままに、自民党の独走が

図られてしまい赤字がさらにさらにと暴走することになってしまう。

国防費のため社会保障にすら制限を加えることにもなるのは危険信号。

    朝日コムより。

防衛概算要求 「限界」見据えた議論を (9月1日)

日本にとって適正な防衛力とはどの程度なのか。臨時国会での冷静な議論を求めたい。

防衛省が来年度予算案の概算要求を公表した。総額は過去最大の5兆2551億円。今年度当初

予算に比べ2・5%増で、要求増は6年連続だ。

北朝鮮はミサイル発射を繰り返し、中国の強引な海洋進出が続く。自衛隊の能力を不断に見直し

、防衛力の整備を進める必要があるのは確かだ。

ただ、自衛隊ができることには、法的にも能力的にも限界がある。未曽有の財政難のなか、国家

予算から防衛費にあてられる額には限りがあるし、過度の軍拡競争はかえって地域の安定を乱

しかねない。

こうした条件のもとで、適正な防衛力の規模を、費用対効果を踏まえて論じ合うのは国会の重要

な使命である。

焦点のひとつは、陸上配備型の米国製迎撃ミサイルシステム「イージス・アショア」の導入だ。

金額は明示せず、年末までに確定する形をとった。

弾道ミサイルの脅威に対応するため、自衛隊は、イージス艦が発射する迎撃ミサイル「SM3」

と、地対空誘導弾「PAC3」の二段構えの体制をとっている。さらに「万全を期す意味で」

(小野寺防衛相)導入するという。

8月に開かれた日米の外務・防衛担当閣僚会合(2プラス2)で、日本側が導入を対米公約した

。しかし国内、とりわけ国会の議論が全く不十分だ。

ミサイル防衛には、相手に発射をためらわせる抑止効果や、国民に安心をもたらす効果もあると

されるが、導入にかかる費用は1基800億円と巨額だ。1基あたり100人程度の要員も必

要で、維持コストは重い。

一方で、北朝鮮がミサイルを同時に多数発射したり、複数の弾頭を搭載したりすれば、実際には

迎撃は困難だ。

いま直ちに北朝鮮の脅威に対応できるわけでもない。配備先の決定に必要な地元との調整や、住

民への影響調査を考えると、運用が始まるまでに5年以上かかるとの見通しもある。

概算要求では尖閣など離島防衛の強化に向け、新型の高速滑空弾の研究費100億円、長射程の

新対艦誘導弾の研究費に77億円を要求したが、あれもこれもでは際限がない。他の装備に比

べ、ミサイル防衛をどこまで優先するかも重要な論点だ。

様々な制約を抱えるなか、日本の安全をどう守り、地域の緊張緩和につなげるか。軍事だけでな

く、外交努力とあわせた骨太な議論が欠かせない。