老いと娘。

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのミコばあちゃんです。

両親が高齢になると娘と手それなりの年齢にもなっている。

人に聞く話でもあるが、娘さんは一番距離感が近くて遠いい関係などともいわれている。

 両親も年を取り心細くなってきた団塊の援助とその理解は不可欠であると思うが

娘さんとの若いころからの人間関係の構築も大切な要因。

また、一社に生活していないことで、オイル理解も薄く子育てはしても

所有物ではないのだから、ある程度の甥対策と覚悟も必要な気がする。

また、ご自分の両親が老いた時、どの程度の接触を果たしてきたかも反省材料になりはしないの

だろうか。

きびしいかもしれないがおいての覚悟と自立心だけは備えておきたいものでです。

でも冷静な感覚で忠告してくれるのも娘あればこそです。

    産経より。

【川村妙慶の人生相談】訪ねてきてくれない娘…

相談

今年の4月、夫が意識を失いました。今も人工呼吸器を付けて延命治療を受けています。医師の

診断によると、回復の見込みはないそうです。糖尿病で通院治療を受けていた夫ですが、突然

のことで受け入れがたい現実です。これまでに2回心臓が停止しました。その度に心臓マッサ

ージを行い一命をとりとめましたが、昏睡(こんすい)状態のまま生命を維持しています。

私はときどき、娘の運転する車で病院に面会に行きます。物言わぬ夫を残し病院を後にするとき

はとても切ないです。私は少し足が悪いのですが、娘は私に配慮することなく病院で先に歩い

ていってしまいます。娘は私の所から歩いて15分ほどのところに住んでいますが、訪ねてき

てくれることはありません。1人で過ごす時間が増え、特に夜は時間を持て余し、さみしくて

仕方ありません。心細いのですが、娘は電話もくれず、話もしてくれません。(大阪府、70

代女性)

回答

ようこそお便りくださいました。

連れ合いさんの昏睡状態の状態が続いている中、どれほど寂しくも苦しい状態でしょうか? こ

んな時だからこそ娘さんには側にいてほしいですね。

娘さんも何か問題を抱えておられるような気がしてなりません。今の生活のことで余裕がないの

か? または、あなたとの過去のことで、何かわだかまりがある状態が続いているのか? 過

去に傷ついたことがあれば、何年も引きずってしまう方もおられます。

もし2人の間にわだかまりがあるのならば、あなたのほうから解消するきっかけをつくりません

か? つらいですが、相手に優しくしてもらいたければ、あなたが相手を理解していくしかな

いのです。

無量寿経(だいむりょうじゅきょう)に「心得開明(しんとくかいみょう)」「耳目開明(に

もくかいみょう)」という教えの言葉があります。耳が開かれ、目が開かれるという意味です。

耳が開かれるとは、相手の心の叫びを聞いていくということです。あなたが耳を傾けてこそ、相

手の言葉が素直に聞こえてうなずいていける、そこから心が通じていくのです。

どれほど努力しても変わらないのは「過去と他者」です。だったらあなたが目線を変えて「今日

は来てくれてありがとう。うれしかった」という言葉をかけてください。無意識の中で私は母

の中で存在するのだと思うでしょう。あなたも心配してもらいたい。しかし娘さんも心配して

ほしいのです。

私は師から「浄土は言葉がいらぬ世界であり、地獄は言葉の通じない世界である。人間の世界は

言葉の必要な世界である」と教えていただきました。

連れ合いさんとはお話しできませんが、手のぬくもり、気持ちの中では必ず通じあえています。

どうか娘さんと3人で手を握り合ってほしいと念じています。

回答者

川村妙慶 僧侶兼アナウンサー。52歳。ラジオのパーソナリティーとして活動するほか、ブロ

グの法話を日替わりで更新している。著書に『人生が変わる親鸞の言葉』(講談社)など。

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