ヤマユリ園の追悼に寄せ。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 ヤマユリ園で多くの命が召されてから一年。

 関係者の皆さまにおかれましては言葉に尽くせないお苦しみであったことでしょう。

 世間では犯罪被害者の皆さまが名前の公表を控えられたことに

いろんなご意見もあることでしょう。

 ご家族様の胸の内は、測りかねますが それなりに思い人生を抱えてきた中から

出されたご決断、それも一つの愛の形と解釈させていただきたいものです。

 きっときっとお亡くなりの方々は、ちいちゃな星々となり

皆様方の未来の輝き、優しくそっと願い続けておられることでしょう。

 みこばあちゃんもお空に向かって、そっと合唱してます。

 熊本における災害被害者でもある高校生のももかさん。

小児まひとして生まれまた中学二年の時には気管切開までされ

意志表現の方法を学ばれておられるとか・・・。

お母さんのこの上ない愛情に恵まれ、地域の中でお幸せにお過ごしの様子何よりです。

みこばあちゃんは思う。

人は誰か一人でもよい、大切に思ってくださるお方に出会えていたなら・・・。

   おかあさんがももかさんの意思を代筆された詩です。

これはヤマユリ園の追悼に寄せたものだそうです。

私たちは、ひとりひとり違います。

生まれた時、幸せを願ってつけられた名前があります。

好きな食べ物、嫌いな食べ物があります。

好きな色があります。

好きな香りがあります。

好きな音楽があります。

好きな人、苦手な人、がいます。そして、大好きな人もいます。

時々、わけもなく嬉(うれ)しくなったり、少し、寂しくなったりもします。

今日は、疲れたなー、と、思う時もあります。

楽しい!楽しい!と、思う時があります。

悲しくて、泣き叫びたい時も、あります。

鳥の声と共に空に駆け上がり、祭囃子(ばやし)に胸を躍らせ、空を赤く染める夕日に

今日の一日を思います。

私たちは、ひとりひとり、ちがいます。

そして、ひとりひとり、生きています。

私たちを、殺さないで。

私たちは、みなさんと共に、生きていきたい。

「障害者だから仮名?」脳性まひの高校生、事件思い作詩

http://www.asahi.com/articles/ASK7X7SQYK7XTLVB015.html

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