給食の思い出。

  ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

おはようございます。

当地は、厚い雲間の暖かい朝です。

灯油価格も値上がり傾向

第4派のコロナは、異変ころなともいわれ死者の危険も高いとされてもいます。

ブレーキはこれからも続きます。

 給食の思い出は皆さんたくさんあると思います。

 私は給食が苦手で、毎日のように、食べれるまで居残り組でした。

洋食傾向が強く、マカロニーがよく出ていたことが鮮明で豚汁もどきもよく出ていたよ

うな気がしています。

クジラの煮込みもよく登場。

 ロールパンには味もなく見るのも苦手

給食での楽しみの1つは、班ごとに机を並び替えて食べる事でした。1

皆で顔を見合わせながら、日替わりで班を移動してくる担任の先生と一緒に食べる給食

はとっても楽しかったのを覚えています。

私のクラスでは好き嫌いのある子は、最後まで残されていました。授業が始まる直前ま

で格闘していましたが、皆が入れ替わり立ち代わり『食べられた?』『どうして嫌いな

の~?』『美味しいのに~』『鼻をつまで、飲んじゃえ~』等と声援を送っていた事を

思い出します。

不定期的に白衣を着た栄養士の生田さんが教室を巡回し、食べ残しが多かった時は1

『全部食べなさい!』と一喝して立ち去ったこともあります。生田さんが怒るから残さ

ず食べようと思ったけれど、他の良い方もあるのではないかと今は思います。

ある日、リクエストメニューを聞かれたので『パンじゃなくて、ご飯が食べたい!』と

伝えたところ『無理です!』と一言。だったら、リクエストメニューを聞かないでよ~

なんて子供心に感じた記憶があります。今思うと、子供達は皆パンではなくてご飯が食

べたい!と思い、たまに出るご飯の時に牛乳が提供されても抵抗感はなかったなと思い

返しています。

苦手な食べ物に対する気持ちを思い出そう!

先日、学校給食に携わる栄養士さんにお話しをする機会があり、どこの学校でも野菜の

好き嫌いが多くて苦労していて、解決策はないかという質問がありました。親御様から

も好き嫌いの克服方法に関する質問は多いのですが、私の答えはいくつかあります。

①家族・皆が同じ物を食べていれば、いつか食べたくなる時・食べてみようかなと思う

時が来るはず。

とある学校(クラス)で、授業と同じように皆が黒板に向かって給食を食べていました

理由は、机の移動が面倒くさい・特に理由はない等があるのですが、私にとって、あた

り前である給食スタイルがそうでないと考えている担任の先生の価値観に驚きでした。

食事の楽しさ・好き嫌いを克服しようという機会を作る・食事のマナーを見てあげる・

子供達の心身状態を観察するためにも、皆で顔を見合わせて食べるスタイルは良い方法

ではないかと感じています。

ご家庭でも同じですね。

②食べた方が良い理由を伝えて、子供のチャレンジ精神をくすぐりたい。

『食べなさい!』『残しちゃダメ!』というより『これを食べると、○○に良いよ。』

と伝えた方が、子供のチャレンジ精神をくすぐるのではないでしょうか。

スポーツをしている子供達に、私はこう伝える事があります。

『色の濃い野菜(ピーマン・トマト・人参・ほうれん草等の緑黄色野菜)は、風邪をひ

きにくくするんだよ。大切な試合で風邪ひかないようにしないとね。』

(参照:https://www.shirokawa.jp/column/kawatani_akiko/2133/

残さず食べなさい!という言葉はなるべく言わないようにして、食べた方が良い理由を

伝えています。

高校生以上の年代では『大好きな人とデートしていて、グリンピースをチマチマ選り分

けていたり、魚の食べ方が残念なほど上手でなかったら、魅力が半減しない?』と伝え

ます。

とあるアスリートがこの言葉をきっかけに、綺麗に魚を食べられるように努力し始めて

、1か月後には、と~っても綺麗に食べられるようになりました。さらに自分の食事マナ

ーを見直したようで『最近は、箸の持ち方を練習しているんです。』と教えてくれまし

た。私は心の中で密かにガッツポーズ&君は素敵だぞ!と叫んでいました。

好き嫌いはあっても私は良いと考えます。しかし“何とか人前では食べられる。”とい

う位である事は、食事でのスマートな姿として大切に感じます。

③好き嫌いの理由を子供の気持ちになって考える。

嫌いな野菜の上位にはピーマン・ナス・葱・人参・トマトが挙げられます。理由を聞い

てみると“苦い・モソモソする・香りが嫌い・すっぱい・食べ物の色や形じゃない”等

と納得できる理由と笑ってしまう理由があります。

子供は味覚が未発達なので、苦い・酸っぱいという味は美味しくない物と認識されて当

然です。

そして噛む力(咀嚼力)が未熟なため、葱・葉野菜等はペラペラしていて噛み切りづら

いのです。

大人になると、問題なく食べられても、子供にとっては大変なチャレンジなのです。

私はセミナーで、子供にとっての初めては私達にとってこんな事ではないか?とお話し

をしました。

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Q1.この食べ物をご存じですか?

・サボテンの種類の実で、ドラゴンが天に昇って行くような見た目で、なかなか素敵で

す。

またフルーツそのものの形からドラゴンフルーツと名付けられています。

ビタミンB1とB2とC・葉酸ナイアシン・カロチン・カリウムマグネシウム・鉄分・

食物繊維・ポロフェノールやアントシアニン等の抗酸化物質が豊富だそうです。

・そのままでも、サラダに入れて食べても良いのですが、赤い実を使って、スムージー

の色付けやジャムにしすると、とっても色が映えます!

何だか、気になってきませんか?

幼稚園の頃に初めてキウイフルーツを見た時『食べ物に毛が生えている!気持ち悪い!

』と言った事を鮮明に覚えていますが、ドラゴンフルーツを見た時はそれと同じ位、衝

撃的でした。

私自身、ドラゴンフルーツを食べようと何度かチャレンジはするものの、キウイフルー

ツのツブツブ感はあるけれど、味がない・・・残念ながら好んで食べる食材ではありま

せん。(人前では食べますが…)

もしかしたら子供達にとって、野菜それぞれにそのような衝撃的な感情に似たものがあ

るのかもしれません。しかし、食べたくなるような料理の見た目や栄養素情報を見聞き

していく内に、食べたくなる時が来るのではないかと私は感じています。そして、誰か

が美味しそうに食べていたら、間違いなくチャレンジするように感じます。

基本的に“食育は家庭から”と私は考えますが、そうも言っていられない現状です。1

学校での栄養教諭が出来る事は、その仕掛け作り。

学校を挙げて、子供達の食育に取り組む必要があるのではないかと感じます。

担任の先生・理科の先生・家庭科の先生・図工や美術の先生・音楽の先生…色々な教科

の先生とタッグを組む必要がありますし、保護者の方々を巻き込む事も必要になってく

るでしょう。

学校でもご家庭でも、今問題になっている事が解決した時、是非心の中で密かにガッツ

ポーズをして欲しいなと感じています。