せみの一生。
ご機嫌いかがでしょうか。
視界ゼロのみこばあちゃんです。
当地の朝の山々は、深い深い朝もやの中の里の風景。
日々ユースは紙面を駆け巡っています。
宝塚市は氷河期時代に配慮し、職員3名募集。
それに1811名もの応募には、市側が驚いたといわれています。
まさに氷河期の時代を反映していたのですね。
せみ時雨もけたたましさはありませんが、かなり
ツクツクボウシ、ヒグラシの鳴き声はかき消されるほどの
夏と初秋を行きかっています。
この時期、よく遭遇するのがあおむけになって
精魂尽き果てたようにせみがあおむけになって死んでいる
このような風景は何とはかなく胸が痛む。
せみの死骸を掌に載せ
「よく頑張ったね」と声をかけずにはいられない!
みこちゃんもせみの最後のように潔くありたいと
我に思いをはせる。
人にとっては取るに足りないことでよい。
ただただ精魂込めて終焉を迎えたく願う。
実は「セミの一生は長い!?」。そのワケとは?
成虫のセミの寿命は1週間くらいといわれていますが、なかには約1カ月のものも
まだまだ蒸し暑い気候が続く日々。そんな夏の暑さを助長するのが、セミの鳴き声では
ないでしょうか。「ミーンミーン」という独特な鳴き声は数匹いるだけでも、かなりの
大音量! セミの声で目覚めてしまうなんてこともあるほどです。あれだけ大きな鳴き
声を響かせるセミですが、その生き様ははかないもの……。道端でひっくり返り、儚い
一生を終えたセミの姿を、この時季になるとよく見かけますが、実は「セミの一生は長
い!?」ともいわれています。そのワケとは?
セミというと、夏になるといつの間にか現れて、あっという間に消えていく……、そん
な儚い存在のイメージを抱いている人も多いと思いますが、みなさんはセミがどのよう
に生まれているかをご存じですか?
アブラゼミは夏の成虫の間に木の幹に卵を産みます。その卵が孵化するのは翌年の梅雨
どき。
孵化した幼虫は土の中へ潜っていきます。セミの一生の大半は土の中で過ごすことにな
ります。なんとその長さは3~17年にもおよぶのだとか! セミの種類にもよりますが、
3年も土の中にいるとは驚きですよね。成虫になるまでにかなりの時間を要しているので
す。
地中で長い時期を過ごすことはよく知られていますが、地上に出てきてからのセミの寿
命は、なかには1カ月の場合も!
とはいえ、地上に出てきてから短命な理由はなんなのでしょうか。
下積みを経て地上デビュー
羽化したばかりは体の色も違います
羽化したばかりは体の色も違います
長い長い地下生活を経て、羽化のタイミングで再び木に登っていきます。ようやく羽の
生えた成虫になるわけですが、最初のうちは体も白っぽく、鳴き声も小さいといいます
。
セミが成虫になってからは、1週間くらいの寿命といわれていますが、環境さえ整えば1
カ月くらいは生きられるともいわれています。人間をはじめ、外敵&天敵が多いため外で
長期間生きるのはセミにとって、かなり難しいことなのです。例えば外敵&天敵には、人
間、カラス、猫、鳥、肉食の蜂・蟻とさまざまなのです。
セミが死ぬまでにすること
セミが成虫になってからの期間は限られた短い時間しかありません。その間にセミには
しなければいけないことがあります。それは、子孫を残すこと。成虫の間にしか、卵を
産むことができませんので、子孫繁栄のために地上に出てきたといっても過言ではあり
ません。
ちなみに鳴き声を発することができるのはオスのみ。メスに合図を出すために、オスは
あのような鳴き声を発しているのです。あの鳴き声のおかげで、他の昆虫に比べてオス
とメスが出会う確率が高いといわれています。子孫繁栄のために、生きているわずかの
時間で自らの使命を果たします。
―― 私たちが目に触れる期間はわずかですが、満を持して地上に登場してくるセミ。
儚くも強い一生といえるかもしれませんね。
セミの最期は澄んだ空を見ることさえできない -