誤認逮捕 女子大生の手記

   ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 各地軒並み35度越えの猛暑です。

 当地のじじばば村落の朝のスタートは午前3時過ぎ…

都会ならびっくりされる時間帯!

 愛媛の松山の路上においてタクシーから現銀などが盗まれ

その容疑者として犯人と同じアパートに住む女子学生が

誤認逮捕され、その時の心情を 手記として弁護士を通じ発表された。

 一般車が、社会の面前で手錠をかけられたらどうだろう…!

 日頃ご縁のない警察に逮捕され

長きにわたる誘導とも思える取り調べを

兆時間受けたらどのような心境になるのだろう。

犯人目線の尋問に耐えうることができるであろうか…?

そして誤認逮捕が判明後における警察官の態度にも納得しがたい様子が伝わり

人生の軌道修正はどうなるのだろうと、老婆心が漂う?

昔のまんまの尋問の在り方にはぎもんがつのる!

 海外からも日本の治安の良さは定評があります。

警察官の信頼度も聖職に近いものを感じています。

誘導尋問の在り方にも工夫が、学習されたいものです。

相手のメンタリティの配慮もしかり…

相手から引き出す技量も欲しいものです。

同じ誘導尋問は時間のロス以外の何物でもない。

尋問は四方八方いくらでも考えられるはず

 誤認逮捕が、当事者に及ぼす人生観までも変えてしまうことへの配慮も欲しい。

プロとしての誤認逮捕のペナルティもあってほしいものです。

20代女性を誤認逮捕=窃盗容疑-愛媛県警

今年1月に松山市内で発生したタクシー内での窃盗事件で私が誤認逮捕された件につい

て、警察や検察からの発表のみでは伝わらない部分も多々あるかと思い、今回コメント

を発表させていただきます。

この事件の捜査では、決して適切とは言えない対応を警察から繰り返されました。その

ため私は、取り調べが終わるたび、すぐに全てを日記に付けて記録してきました。ドラ

イブレコーダーに写っている女と私が似ていたこと、その女と私が同じアパートに住ん

でいたことなど悪い偶然が重なり、私が容疑者になってしまうことは仕方がないのかも

しれません。しかし、私は一番初めの取り調べから一貫して容疑を否認し、その女と私

が別人であることを何度も訴えてきました。にもかかわらず、捜査に関わった刑事全員

が私の話に耳を傾けることはありませんでした。

取調官は、私が「本当の犯人を捕まえてください。こんなの何の解決にもならない。」

と言えば、「犯人なら目の前にいるけど。」と言い、初めから私を犯人だと決めつけて

いました。他にも「やってないことを証明できないよね?」「タクシーに乗った記憶な

いの?二重人格?」「いつ(自分がやったと)言うのか待ってるんだけど」「罪と向き

合え」等、耳を疑うようなことを次から次へと言われました。

また、自白を強要するかのような言葉を執拗(しつよう)に言われました。「就職も決

まってるなら大事にしたくないよね?」「君が認めたら終わる話」「こんなに時間のか

かるものじゃない」「ごめんなさいをすれば済む話」「懲役刑とか罰金刑とか人それぞ

れだけど早く認めたほうがいいよ」「認めないからどんどん悪い方へ行ってるよ」「今

の状況は自分が認めないからこうなってるんだ」「また取り調べか、とか思ってるんだ

ろう。認めないと終わらないよ」等、挙げればきりがありません。逮捕された後は、弁

護人の助言で警察の取り調べに対しては黙秘していたのですが、「弁護士に言われたか

ら黙秘するのではなく自らの意思で話せ」と言われました。

本当に悔しかったです。自分たちが正しいと過信している警察には何を言っても無駄だ

と気付き、ただひたすら真犯人が出てくることを祈るしかありませんでした。

そもそも、私は取り調べの他にも指紋採取やポリグラフ検査、3D画像の撮影等、全て

の任意捜査に素直に応じてきました。朝の10時ごろから夕方17時ごろまでかかるこ

ともあり、体力的にも精神的にも辛かったですが、素直に応じました。そうすることで

身の潔白を証明できると信じていたからです。

しかし、最後の取り調べから1カ月以上たってから突然家宅捜索に入られ、そのまま逮

捕されてしまいました。幸いにして、勾留請求は認められず釈放されましたが、逮捕直

後、もし勾留されたら取り調べに耐え切れずにやっていないことを認めてしまうかもし

れないという不安な気持ちがあったのも事実です。

誤認逮捕であることが分かった後、警察からは「真相の解明に必要な逮捕だった」と説

明を受けましたが、到底納得できるものではありません。3D画像はきちんと解析した

のか、ポリグラフ検査の結果はどうだったのかという私からの質問に対しては、はっき

りした回答を得ることができませんでした。担当刑事からの直接の謝罪はいまだにあり

ません。5月27日から7月19日という期間は私にとってはとても長く、不安、恐怖

、怒り、屈辱といった感情が常に襲い、ぴったりと当てはまる言葉が見つからないほど

耐え難いものでした。手錠をかけられたときのショックは忘れたいのに忘れることがで

きず、今でも辛いです。

私には前歴・前科もなく、本当に真面目に生きてきたつもりです。このような事件に巻

き込まれ、犯人と決めつけて自白を強要するかのような取り調べを受け続け、実名報道

までされたことを絶対に許すことはできません。

 

取り調べ「記憶ない?二重人格?」 誤認逮捕女性が手記

http://www.asahi.com/articles/ASM706DGGM70PFIB00J.html