真夏日の水分補給は、塩分糖分と水!

   ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 風薫る5月には、早すぎる程の真夏日が続いています。

上がるのは、気温と物価のwパンチ

 このような時期の食事対策は必須でもあります。

 保水駅も大切ではありますが血液のことを考えると

やはり朝食の大切さを実感しています。

 ミ子ちゃんは郷土の貧血もあって今までに2度の熱中症か、

軽度の貧血かわかりませんが、救急搬送され皆様にご迷惑おかけしました。

 ですから真夏日の外出は極力避けるようにしております。

 運動、食事バランスの体力作りは生きている限りひつようふかけつ!

 高齢になると温度センサーが極力鈍ってきます!

 熱中症のためにも、食塩と糖分を含んだ飲料が1時間にコップ一杯を目安に

ほしくなくても取りたいものです。

 ミ子ちゃんは、真夏日対策は、具沢山のスープを作って

冷やしておいて作業から帰ったら、まず飲んで一息入れてます。

手巻きずしやおにぎりでランチの食べづらい時期を乗り切ってもいます。

   東京新聞よりの引用。

熱中症 大災害に匹敵する怖さ

 五月なのに気温が上昇している。熱中症への注意が必要だ。正しい知識を持ち対策を取れば回避できる疾患である。誰でもその危険があると理解し生活のあらゆる場面で予防に取り組みたい。

 千五百十八人。厚生労働省によると昨年六~九月に全国で熱中症で亡くなった人の数だ。過去十年で計八千六百四十七人に上る。これは阪神大震災の死者数六千四百三十四人を上回る。

 もはや気象現象というより災害と考えた方がよさそうだ。

 今日、運動会を予定している小学校もあるだろう。既にその練習中に子どもたちが熱中症となり救急搬送されたケースも各地で出ている。備えを早めたい。

 熱中症は、高温多湿な環境下で体内の水分と塩分が不足し体温などの調整がうまくできなくなり、めまいや頭痛などの症状が出る。さらに運動や意識の障害などを起こす。症状の悪化は命に関わる。

 消防庁によると昨年、救急搬送された約九万五千人の約半数は高齢者、それ以外の成人も約四割を占めた。建設や運送、製造業など屋外作業をする職場で多発している。農作業中だった人もいる。

 発生場所も屋外とは限らない。死亡者の約四割は住居だった。気温と湿度が高いと屋内でも起きる。つまり生活のあらゆる場面で多くの人が熱中症になる危険性があることを再確認したい。

 個人はもちろん、職場では事業主が、学校では教員やスポーツ指導者が、介護施設保育所などでは職員が予防に目を配ってほしい。必要なら屋外活動を中断、中止する勇気を持ってもらいたい。

 発生を防ぐには、正しい知識と気象状況の把握が大切になる。室内では室温の調節に気をつける。外出時は帽子や日傘を使う。高温なら外出を控えたい。こまめな水分補給に加え体を冷やす保冷剤などを活用したい。

 気象庁熱中症対策用の気象情報を出している。各地の熱中症危険度を示す環境省の暑さ指数を活用することも有効だ。対策に関する情報も関連する省庁がホームページなどで提供している。

 ただ、政府は関連情報を各省庁バラバラに発信している。熱中症の被害増に危機感があるのなら、例えば環境省気象庁が“司令塔”役を担うなどさらに分かりやすい情報提供を考えるべきだ。

 もし自力で水が飲めなかったり意識がないなど熱中症が疑われる人が周囲にいたら、迷わず救急車を呼んでほしい。

私たちの体は固体のように見えますが、実は体重の約60%を水分(体液)が占めています。体液とは、血液や唾液、胃液などの消化液、細胞の中などにある水分で、1日の水分の出入りは2.5Lにもなります。体の水分を維持するためには、普段の生活でも飲み水1.2Lの水分補給が必要です(図1)。

体液には主に三つのはたらきがあります(表1)。

1日の水分の摂取と排泄(体重70kgの成人男性の場合)

図11日の水分の摂取と排泄(体重70kgの成人男性の場合)

出典:環境省熱中症環境保健マニュアル(2014)より

体液の主なはたらき

表1体液の主なはたらき

●のどが渇くメカニズム ~体液は水分と塩分で成り立っている~

体液にはナトリウム(塩分)や、マグネシウムカリウム、カルシウムなどの電解質が溶けています。臓器や筋肉を動かすには微細な電気が必要で、体が快調に動き、いろいろな臓器が活発にはたらくためには電解質が豊富な体液が必要です。

浸透圧は電解質や糖質からなり、通常体液の浸透圧はほぼ一定に保たれています。尿、汗などで体重の1%程度の水分が失われるだけでも、血液の浸透圧が高くなり、私たちは自然にのどが渇いたと感じるようになっています。そこで水分を補給すると、体液の浸透圧が一定に保たれ、のどの渇きが和らぎます。

体調が悪い時は、体の渇きを疑う

汗をかいたり、水分補給が少しでも不足すると、体液が減り体調に変化がみられます。なかでもふらつき、めまい、微熱などの症状が現れると、「脱水症」と呼ばれます。軽度の脱水症の場合は水分補給で回復することが多いのですが、回復しなければすぐに医療機関にかかりましょう(図2)。

「脱水症」は夏に多いと思われていますが、冬にも起こります。皮膚や呼吸から常に水分が失われていくことは「不感蒸泄ふかんじょうせつ」と呼ばれ、その量は成人では1日約1Lです。冬はエアコンなど暖房器具の使用で屋内の湿度が下がるため、知らないうちに不感蒸泄で体内の水分が不足していることがあります。

脱水症の症状

図2脱水症の症状

●体液の多いところから水分不足の影響が出やすい

脱水症の症状をひと言で言えば体調不良です。夏ばてや二日酔いも体の渇きが原因の体調不良であることが多いのです。特に元々水分が多い脳、胃や腸などの消化管、そして筋肉の三つのはたらきが最初に悪くなり、様々な症状がみられます(表2)。

また持病で薬を飲んでいる人では体液の減少により、薬の吸収や排泄が悪くなるため、薬の効果が強くなったり弱くなったり、また副作用が現れやすくなることがあります。いつもと違う症状や関係なさそうな体調不良でも、体の渇きが影響している可能性があることを覚えておきましょう。

体の渇きと関連する症状

表2体の渇きと関連する症状

●脱水症を起こしやすいのは?

体液が体重に占める割合は、年齢とともに変わります。生まれたての赤ちゃんは90%とみずみずしいのですが、小児は70~80%、成人は60%と、成長とともに減ってきます(図3)。

高齢者になると50%まで減って、のどの渇きを感じるセンサーの働きが低下していて日常的に水分不足のリスクにさらされてます。そのため、失った水分が少しであっても脱水症を起こしやすいのです。

また、乳幼児は体液の割合は高くても、不感蒸泄量が多く、また尿を濃縮する力が未熟なために尿量が多く、水分不足を起こしやすいのです。のどが渇いたことを伝えることができない乳幼児が、機嫌が悪い時や泣いてばかりいる時は水分不足が原因のことがあるので要注意です。

体の渇きと関連する症状

図3年齢により変化する体液量

体が渇かないための水分補給

●日常できる生活の工夫

日頃の水分補給の基本は、まず食べることです。そして、筋肉には水分が多く含まれるため、運動によって筋肉量を増やすことも脱水症の予防に役立ちます。水分を一気にたくさん飲んでも尿として出ていき、体内に貯められません。ある程度貯めることができるのは食べ物に含まれる水分であり、食事をきちんと摂ることが大切です。

水分を摂取する時の温度は、熱中症などで体が熱い時は冷たい飲料が適していますが、日常では自分の飲みやすい温度で飲んでください。

のどが渇いたと感じたら、体は渇き始めています。のどが渇く前にこまめに水分を補給しましょう。30分に1回、コップ1杯(180~200mL)が目安です。

暑い環境下や運動時は、この後紹介する電解質が含まれた水分が望ましいです。ウオーキングや家庭菜園など軽い運動も同様です。汗が出ていなくても筋肉を動かすと水分が使われ、呼吸や皮膚から出ていくため、水分補給が必要であることを覚えておきましょう。

●体が渇きやすい状況で水分補給に役立つ飲料

体液は水分と塩分からできているので、真水だけで水分補給すると必要以上に体液が薄まることがあります。水分補給に代表的なのがスポーツドリンクのような飲料です。

また、それは浸透圧の違いにより、アイソトニック飲料やハイポトニック飲料に分けられ、どのような時に適するか、それぞれの特徴があります。

状況に応じて、適切な水分補給をしましょう(図4)。

①ハイポトニック飲料

体液よりも低い濃度の糖分、電解質を含む飲料です。人間の体液と比べて浸透圧が低く、水分の吸収が速いとされています。そのため、運動中や運動後で水分補給が早急に必要な場合には、ハイポトニック飲料が適しているといわれています。

②アイソトニック飲料

体液と同じ濃度の糖分、電解質を含む飲料です。体液と同じくらいの浸透圧であるアイソトニック飲料では、ゆっくりと水分が体に吸収されます。飲みやすくするために糖分が多く含まれるものがありますが、エネルギーも高くなりますので摂り過ぎには注意しましょう。

③その他(脱水症の時)

経口補水液(ORS)は、脱水症の治療を簡便に行うべく開発されたものです。

脱水状態時の水分補給に重きを置いた成分設計になっており、ハイポトニック飲料やアイソトニック飲料などよりも電解質の濃度が高い(塩分濃度が高い)などの特徴があります。脱水症状が起こった場合、病院では主に点滴による水分補給が行われますが、点滴より簡便な経口補水液による治療が普及しつつあります。

状況に応じた水分補給の種類、摂取のタイミング

図4状況に応じた水分補給の種類、摂取のタイミング

脱水症は、私たちが思っている以上に身近に起こります。体調不良の時はまず「体が渇いているのではないか」と疑うことが大切です。

日頃から、どのような種類の水分をどのくらい補給するのか、正しいセルフメディケーションを身に付けて夏を乗り切りましょう。

コラム

混同している人も多いのですが、脱水症と熱中症は違います。暑さが原因で起こる脱水症の一つが熱中症で、脱水症と同様の不調がみられますが、違いは体温が38~40℃くらいまで上昇することです。

熱中症の対策は、まず暑さを避けること、そして電解質を含んだ水分を十分に補給することです。

高齢者は暑さを感じる神経が加齢により減少し、暑さを感じにくくなっているため、熱中症のリスクが高くなります。夏には高齢者は暑さを感じなくても、水分を定期的に摂るようにしたほうがよいでしょう。