高齢ドライバは早めの免許返納を・・・?

         ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 高齢ドライバーの運転にヒヤッと

させられた人は少なくないはずです。

 わが友も高齢ドライバーとして毎日のように

外出手段としての車は必須アイテムでもありました。

 頭の中では「大丈夫意識」はありましたが

家がお寺でもあり少し早めの免許返納を考えていた彼女は

聴力が次第に悪くなりヒヤッとすることが

自分の原因ではないにしろ、何かあれば高齢者としての運転を

取り上げられるのではと最近免許の返納して

毎日が裕津だとは話しますが

これでよかったのだと納得もしています。

統治においては免許返納高齢者対策として

年に50枚の初乗り料金免除のチケットを配布しています。

 日ごろ家族疎遠になっていれば,

免許返納話は難しい課題でもあります。

 事故の弁償責任は子供も担うべきと考えます。

やはり普段から両親の見守りは大切です。

未来アルコの命が瞬時に消え去るなんて

被害家族の憤りは言葉に言い尽くせないものがあるはずです。

これは親子ともども責任を果たすべきです。

     毎日よりの引用です。

  9歳娘の無念、無駄にせぬ 高齢者運転死亡事故1年

昨年度の3学期修了式後、クラスメートから友依さんへのメッセージが書かれた紙製のか

ばんを、遺族は学校から受け取った。かばんの中には、友依さんの版画などが入ってい

た=岡山県赤磐市で2018年7月4日午前11時36分、益川量平撮影

 岡山県赤磐(あかいわ)市で昨年1月、多重事故に巻き込まれた小学4年の女児が死亡

した事故は、30日で発生から1年を迎える。事故の発端は高齢ドライバーがアクセルとブ

レーキを踏み間違えたことだった。女児の父親が毎日新聞の取材に応じ、「高齢ドライ

バーによる事故がなくなるよう、対策を考えてほしい」と再発防止を訴えた。

 亡くなったのは藤原友依(ゆい)さん(当時9歳)。仕事中だった父卓也さん(41)は

、家族からの電話で事故を知らされた。対面したのは3時間後の午後7時ごろ。体に目立

った外傷はなく、今にも「パパ!」と呼んできそうな気がした。

 買い物が大好きだった友依さんは、卓也さんがスーパーマーケットに行こうとすると

、いつも「連れて行って」と手を引っ張った。今も街で小さい女の子を見かけると、寂

しさがこみ上げる。「可愛くて大切な娘だった。1年たってもその気持ちは何も変わらな

い」。事故で傷がついたランドセルは、家にそのまま残してある。

 岡山地検などによると、事故を起こした女性は約50年間無事故のゴールド免許保有

だった。当日は普段乗っていたマニュアルの軽トラックを孫に貸しており、不慣れなオ

ートマチックの乗用車で親族宅を訪問。岡山市内で車と接触する物損事故を起こしたが

、帰宅するため再び車に乗り、現場で車を暴走させた。公判では「もう二度と運転しな

い」と述べた。

 今も高齢者の運転ミスによる事故は後を絶たない。藤原さん一家が住む赤磐市は人口4

万人ほど。都市部ほど公共交通が発達しておらず、マイカーが高齢者の生活を支えてい

ることは理解しているが、やりきれない思いは消えない。

 運転に不安があれば自ら免許を返納してほしいと願う。そのためには自動運転や自動

ブレーキの技術向上、乗り合いタクシーやコミュニティーバスといった代替の交通手段

が不可欠だ。「同じような事故を減らしてもらわないと、娘が命を落とした意味がなく

なる。国や自治体、企業には、対策に取り組んでほしい」と訴える。【益川量平】

 【ことば】岡山県赤磐市の女児死亡事故

 岡山県赤磐市の県道で2018年1月30日夕、乗用車を運転していた女性(71)がアクセル

とブレーキを踏み間違えて車を暴走させ、前を走っていた軽トラックに追突。軽トラッ

クは歩道に突っ込み集団下校中の児童をはね、児童1人が死亡、児童4人を含む9人が重軽

傷を負った。岡山地裁は同年7月、女性に禁錮3年、執行猶予5年を言い渡し、     

判決が確定した。

高齢ドライバーの事故は相次いで起きています。 

1月9日には前橋市で85歳の男が運転する乗用車が女子高校生2人をはね、1人が死

亡しました。 

男はそれまで何度も事故を起こしていたた

め、家族が事故当日の朝も運転しないよう止めたものの、それを聞かずに車で出かけた

ということです。 

ネットには「どうしたら運転をやめてもらえるか悩んでいる」と高齢者を抱える家族の

書き込みが相次いでいます。 

一方で、運転を実力行使でやめさせた家族の声も見られます。 

「ハンドルロックをかけた」「車の鍵を隠

した」「廃車にした」

中にはヒューズを抜いて、エンジンがかか

らないようにした人もいました。 

実は記者の祖父も生前、家族が事故を起こすことを心配して、無断で車を売ったという

話を最近聞きました。ただネット上では「こうした強硬手段は逆効果では?」という意

見も見られます。 

「運転やめろ」は禁句と専門家

こうした行為を専門家はどう見ているので

しょうか。精神医学が専門で、高齢ドライバー対策の研究を続けている大阪大学大学院

医学系研究科の池田学教授は「明らかに事故を起こしそうだと予見できる場合は、体を

張ってでも運転を止める必要がある」と時には実力行使もやむをえないと話しています

。 

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ただ本人が納得したうえで運転をやめても

らうことがいちばん大事だとしていて、その場合「いきなり運転をやめろと言っても反

発するだけなので、早いうちから時間をかけて、説得することが大事だ」と池田教授は

話しています。 

高齢者の運転を、親子のコミュニケーションの視点から考えている元自動車雑誌編集長

で、NPO法人「高齢者安全運転支援研究会」の岩越和紀理事長は、家族の高齢者に対

する接し方に疑問を投げかけています。「お盆と正月にしか実家に来ない子どもが、い

きなり運転やめろと言ってきても、親は反発するだけ。だから『運転やめろ』は禁句」

と言います。 

岩越さんは親の立場に立って運転を考えることが必要だと強調します。 

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「鍵を隠したり、バッテリーを外したりの

実力行使はやむをえないにしてもさみしい話。親に注意するにしても、運転の何が危な

いのか、客観的なデータを示す必要がある」と話しています。

客観的なデータで

高齢者の運転を危険かどうかを見極めるた

めの方法はないのか。 

東京・江東区のカー用品店では、高齢ドライバー対策の商品の売り場面積を去年より増

やしています。 商品の中ではドライブレコーダーが注目されているということで、店に

よると高齢の親の運転を心配して、買い求める人も少なくないそうです。 

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さらに最近、レンタカー会社や保険会社が

取り組んでいるのが「運転の見守りサービス」です。

このうち東京に本社がある大手レンタカー会社が始めたサービスは、速度などを読み取

る専用機器を車に取り付けて、急ブレーキや急加速などをすると、パソコンの地図上に

、いつどこで行ったかが表示されるというものです。 

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スマートフォンに情報を随時送ることも可

能で、高齢の親の運転を見守るために家族が利用するケースもあるということです。利

用料は1か月およそ3000円ですが、この会社によると、申し込みは徐々に増えてい

るということです。

親の異変がわかった

このシステムで親の異変に気づき、事故の

危険性を未然に防いだ人もいます。 

茨城県に住む50代の女性は、東京に住む80代の父親の運転を把握したいと、このシ

ステムを利用しています。 

女性はこれまでも高齢を理由に運転をやめるよう、父親を説得してきましたが、衝突が

絶えませんでした。女性は「父は自分の運転に自信があり、子どもに運転をやめろと言

われたくないと思っている。言えば言うほどかたくなになる」と話します。 

そんな中で父の車に設置したシステム。利

用から数か月後の去年秋、女性は父の運転のある「異変」に気づきました。女性のスマ

ートフォンに立て続けに急加速や急ブレーキをしたという情報が送られてきたのです。

 

その数、1か月間で45回。女性はその原因を父親が腰を痛め、座席の背中部分に置き

始めたクッションにあると考えました。座る位置が前にずれたため、ブレーキやアクセ

ルを踏む足に力が入ったのではと思ったのです。 

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女性は実家を訪ね、父親に具合を聞きなが

ら座席位置を調節。その結果、急加速や急ブレーキは大幅に減り、最近は父親もより注

意して運転するようになったということです。 

女性は「ぐっと父親との距離が近くなった。会話して相手のことを考え始めるというの

は、大事なことだと感じます」と話していました。