介護労働者対策は待ったなし??

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 安倍総理働き方改革の看板が吠え始めてひさしい!

 政府における不正行為はなんと、各省庁にまたがり実施されており

またこの修正までも税金が投入されています。

 幼児教育の無償化も、富裕層を問わず実施されます。

児童手当も廃止にはなりません。

親たちは給食費までも政府に要求しています。

 それなのにどうでしょう?

親の介護のために慣れ親しんだ会社を辞めて

生活保護をもらいながらの暮らしを余儀なくされているケースもあるという。

このようなことでは債務は増えるは増えて

日本の沈没しか見通せない現実。

 介護をしながらでも働き続ける環境の整備こそが

国に求められるのでは・・・?

 これから介護離職はますます増えるばかりです。

働き盛りの40代から50代の人が自社にとどまり続けられる体制こそが

未来もでるともいえる対策ではないのでしょうか?

働き盛りの人が仕事を失うと

たちまち年金の支払いもストップとなり

生活保護者ばかりが増えることになります。

なんともやりきれなさばかりが露呈されるような気がしております。

政府は選挙対策にばかり奔走して日本のあるべき姿にはまるで

そっぽをむいているのが実情ではないのですか??

でもこのような状況を求めているのも選挙民です!

     中日よりの引用です。<悩む前に 介護離職を防ぐ> (下)仕事を探す人

たち (1月28日)

スーパーで買い物を終えた男性は、次におむつを買いにドラッグストアへ。父親が戻る

までにやることはいっぱいだ=岐阜県内で

 介護を抱える社員が増え、各種対策を打ち出している企業。しかし、それで働き続け

られるようになるのは、あくまでその企業に雇われている会社員だ。しかし、世の中、

会社員ばかりではない。親などを介護しながら仕事を探す人たちの中には、時間がなく

意欲もすり減らし、困窮している人も少なくない。

 岐阜県中濃地方にある借家。午前九時すぎ、迎えに来たバンタイプの車に父親(77

)を車いすごと乗せてデイサービスへ見送ると、息子の男性(53)は自転車でスーパ

ーへ向かった。父親は要介護4。息子との二人暮らし。アルツハイマー認知症で、い

っときも目が離せない。

 自分の時間を持てるのは、父親がデイに行く週三回の午後四時まで。その間も休息で

きるわけではない。食料やおむつなどの買い物や各種手続き、自分の入浴なども済ます

。やがて父親が戻り、再び「目の離せない」時間が始まる。

 男性は言う。「『デイの間とか、帰る時間を延長してもらえば働けるじゃない?』と

言われるのが一番悲しい。やったことのない人には分からない」。確かに、遅くまで預

かってくれるデイなどもあるが、利用料はその分かかる。職がない身では、週三回の日

中のみが精いっぱいだ。

 自営業だった父親は国民年金で月の収入は五、六万円ほど。デイや時々使うショート

ステイへの支払い、おむつなどの介護用品代で消える。日々の暮らしは生活保護が頼り

だ。生活保護を受けるため車は手放し、ますます時間に追われるようになった。職探し

の時間に充てたいのに、黙々と歩く時間だけが増えていく。

 男性は合成樹脂メーカーで働いていた。行政手続きに詳しいため、新事業を立ち上げ

ようと仲間に誘われて退職。だが、難航する間に、父親の症状が顕著に。介護をしなが

ら、職探しの時間をひねり出した。

 だが、五十代の再就職は、ただでさえ厳しいのに、「『働けるのはデイのある週三回

、二時間くらい。年寄りの急な発熱、腹痛、病院通いで突然欠勤・遅刻することもしば

しば』という人を雇う会社があるでしょうか」と男性は言う。

 面接まで進んだ社もあったが、男性の話を聞いて不採用となった。二時間歩いて県の

労働局に相談したが、有益な情報はなかった。

 会社に雇われるのが困難な以上、男性は自営の道を考え始めている。「自分の経験を

役立たせ、介護で疲れ切った人がほっとできる『ケアラーズカフェ』を開こうと勉強中

です。暮らしも成り立たせるために」

 いったん会社の保護から外れると、はい上がるのは難しい。それでも生きていかねば

ならない。

 京都大大学院経済学研究科の久本憲夫教授(63)は「親や配偶者の介護がなければ

生活できるだけの収入のある仕事ができる人でも、仕事を辞めてしまうと社会には生活

保護の制度しかない。自活する意欲がある人たちを就業から遠ざけてしまうのは、社会

にとっても望ましくない」と指摘。「こうした人たちが生活できるだけの収入を得られ

る仕組みを充実することが重要だ」と強調する。

 多様な働き方を認めることも「働き方改革」の一環。ならば、仕事と介護の両立も、

フリーや自営など、会社員以外の働き方にも目を向ける必要がある。

 (三浦耕喜)

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