財政審議員会の意見書、政府はごみにする気か??

     ご機嫌いかがでしょうか。

視界ゼロのみこばあちゃんです。

 統治は久しぶりの小ぬか雨に煙る静かなスタートです。

 来年は、選挙と皇室行事とも重なり予算計上は100兆円越えとなった。

収入源の倍の予算である

それなのに、教育無償か、それも富裕層までにもかくだい!

 消費税においても景気対策とはいえ、住宅、自動車、キャッシュレス還元と

これ以上ない盛りだくさんの対策であります。

これが国内事情を許すなどとはとっても思えない。

景気の冷え込みはある程度の覚悟もいるはずです。

景気の循環も視野にいるのではないのだろうか?

 これ以上もないほどの債務、政府の対策は

どうかと答えをお願いしたいものです。

削れるところは削る対策も不可欠です。

このまま予算計上を続けていたなら

消費税の15パーセントはまじかと解釈せねばならない。

いる者はいるとの解釈であれば日本丸は沈没の道筋しかありえない!

消費税の増税対策 財政審意見書に耳傾けよ (12月2日)

 2019年度の予算編成・税制改正作業が本格化してきた。

 来年10月の消費税増税を控え、景気の腰折れを防ぐための対策が焦点になっている。対策は不可欠だが最大の懸念は、ここにきて消費税増税対策に名を借りた歳出圧力、ばらまき色が一段と強まってきたことだ。消費税を上げても、対策のために財政支出を無節操に拡大していけば増税の意味がなくなる。

 折しも、有識者で構成する財政制度等審議会が平成の30年間の財政を総括した意見書を提出した。財政が悪化し続けた平成の税財政運営について「財政健全化どころか一段と財政を悪化させてしまった」と批判した上で、「過ちを二度と繰り返してはならない」と異例とも言える厳しい文言で警鐘を鳴らした。

 重い指摘だ。財務省をはじめ各省庁、与野党議員は謙虚に耳を傾け、大局的見地から平成最後の予算編成、税制改正大綱づくりに臨まなくてはならない。

 各省庁が今夏、財務省に提出した19年度予算の概算要求総額は102兆8千億円で、過去最大だ。消費税増税に備えた経済対策や教育無償化の予算は別枠扱いで数兆円規模に上る可能性があり、一般会計で初めて100兆円を超す公算が大きい。

 一方、歳入の柱の税収は18年度の見込みが59兆1千億円で、多額の国債発行で税収不足を補う構図は変わりようがない。

 積み上がった国債残高は、本年度末には883兆円に達する見通しだ。平成が始まった1989年度の161兆円から実に5・5倍に拡大している。

 それなのに目下の議論では、消費税増税による景気後退を避けるため「あらゆる施策を総動員する」との安倍晋三首相の号令の下、全体を見ない無秩序な便乗的施策がどんどん増えている。一体、どうしたことか。

 クレジットカードや電子マネーなどキャッシュレスでの買い物を対象に与えるポイントの還元率を当初予定の2%から5%に引き上げることや、政府が一定額を上乗せするプレミアム商品券の発行に加え、自動車や住宅関連の減税も検討され、歯止めなき歳出増の様相を呈してきた。これでは財政健全化は見果てぬ夢に終わってしまう。

 国債残高はいずれ返さねばならない国の借金だ。財政審は「共有地の悲劇」という表現で、今の世代が後の影響を考えず、誰もが利用できる共有地のように安易に財政資源を自分たちのために使ってしまえば、付けを負わされる「悲劇の主人公」は将来世代だと警告している。

 何のための消費税増税か、今こそ出発点を再確認したい。それは際限なき負担先送りに終止符を打つ一歩ではなかったか。

     本日のスタートメニュー

サツマイモご飯  大根アゲにらの味噌汁

豚の野菜炒め、鏑の酢漬け  柿 ばなな、ヨーグルト

     ではご機嫌よろしゅうに・・・。

=2018/12/02付 西日本新聞朝刊=