防衛機器よりも地位協定の改定こそが優先順位なのでは・・・?

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 不平等条約として1960年に日米における

地位協定が結ばれた。

地位協定(ちいきょうてい)とは、二国間における国民の役割や権利などの地位を規定

する協定。外国の軍隊の駐留など複数の国民が濃厚に接触する機会が増加する際に、両

者の摩擦を防ぐためにあらかじめ締結される。 英語では Status Of Forces ...

 基地の多くを占める沖縄において、幾多の米兵による限りない

事件は起きたが、この案件は米国で最終的に処理された内容となりどれだけの

沖縄県民がなかされてきただろうか?

 政府としてこの地位協定の負病理にどれだけの提言をしてきたのか

してこなかったのかといえばほとんどが無力であったとしか言えない。

 国民無視の中で、地位協定の改定よりも

「国民の平和はオスプレイ、イージスアショアにある]と言い切る

政府との温度差にはあまりにも隔たりが多いい。

地位協定の話題が知事会のテーマになったことは

画期的ともいえる。

これは最近防衛機器としてイージスアショアの導入により

他府県の問題としての危機的環境に由来する内容ともいえる。

住民を代表する全国知事会の心強い提言である。

 札幌市で開かれた全国知事会議で、日米地位協定の抜本的な見直しを盛り込んだ「米

軍基地負担に関する提言」が全会一致で採択された。

 米軍基地のない自治体を含む全47都道府県の知事会が地位協定改定を含む提言をま

とめるのは初めてである。

 地位協定は米軍に特権的な地位を与えている。改定は米軍基地が集中する沖縄の問題

と矮(わい)小(しょう)化されがちだったことを考えれば知事会が提言した意義は大

きい。「国民の声」といっていいだろう。

 提言の内容はこうである。

 (1)米軍機の低空飛行の訓練ルートや時期の事前提供(2)地位協定を抜本的に見

直し、航空法や環境法令など国内法を原則として米軍にも適用。事件・事故時の自治

職員の迅速かつ円滑な立ち入りの保障などを明記(3)米軍人らによる事件・事故に対

し、実効的な防止策を提示。航空機騒音規制措置は住民の実質的な負担軽減が図られる

よう運用し、検証(4)施設ごとに必要性や使用状況などを点検し、整理・縮小・返還

を促進-。

 沖縄側の訴えが理解を得た形だが、提言が全会一致で採択された背景にはオスプレイ

など米軍機の訓練飛行が「全国展開」され、日本列島に張り巡らされた低空飛行ルート

が可視化されたことがある。米軍基地の有無にかかわらず、騒音被害や事故の懸念が高

まっているのだ。

 地位協定改定は知事会の総意である。政府はこれに応えなければならない。

■    ■

 沖縄では、「憲法・国内法」の法体系が「安保・地位協定」によって大きな制約を受

け、捜査権や自治権が制限されているのが現実だ。

 今年6月、米軍キャンプ・シュワブに隣接する名護市数久田の農作業小屋の窓ガラス

が割れ、銃弾が発見された。県警は鑑定した銃弾と同型で未使用の銃弾の提供や、立ち

入り調査の意向を米側に伝えているが、実現していない。

 基地内の環境汚染はブラックボックスだ。燃料流出事故は実際の発生件数に比べ通報

が極端に少ない。ドイツのように緊急時に通告なしで立ち入りもできない。「環境補足

協定」が調査受け入れ義務を明記していないからだ。

 県は昨年、17年ぶりに地位協定の改定案を策定し、日米両政府に提出している。

 県の改定案は条文ごとに示しており、それに比べると知事会の提言は物足りなさが残

るのも事実である。

■    ■

 知事会は日米安保は重要との立場である。それでも米軍基地が住民の安心・安全を脅

かし、自治体に過大な負担を強いていると指摘せざるを得ない。その観点から研究会を

続行し、知事会として具体的な改定案を提示してほしい。

 沖縄に全国の米軍専用施設面積の7割が集中。跡地利用の経済効果が基地経済を大き

く上回り、さらなる返還が求められることも書き込まれた。「フェイクニュース」を断

つ意味でも重要である。

 「行動する知事会」がキャッチフレーズとして掲げられた。知事会は政府に対し言葉

通りの姿勢をみせてほしい。

キーワード

日米地位協定

全国知事会

米軍基地

これってホント!? 誤解だらけの沖縄基地

オスプレイは横田から出て行け」 正式配備に抗議の声 (10/1)

 米軍輸送機オスプレイ5機が1日、横田基地(東京都福生市)へ正式配備された。抗

議活動を続けてきた団体や横田基地公害訴訟原告団などの約100人は同日朝、基地向

かいの公園で集会を開き、配備反対の声を上げた。

 オスプレイ配備反対の活動を続けてきた「横田基地の撤去を求める西多摩の会」の高

橋美枝子代表は、正式配備前から訓練で急旋回や夜間飛行を繰り返していることを説明

。「正式配備になれば、さらにどんな訓練が行われるか分からない」と訴えた。集会に

参加した反対派は「オスプレイは横田から出て行け」「日本から出て行け」と基地に向

かって声を合わせた。

 基地周辺で活動する6団体で結成した「オスプレイ横田配備反対連絡会」は、正式配

備の取り消しなどを求める要請文を横田基地防衛省北関東防衛局に提出する。(大賀

有紀子)