この時、この瞬間濃密に生き切った樹木希林さん。

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです

 女優樹木希林さんが9月15日75歳の人生に終止符を打った。

人生の4コーナーをがんを憂うこともなく

1か月前の終末まで仕事をこなしていたそうです。

東京生まれでお父さんは警察官であった。

 女優としてマネージャーもおかず、自分で現場にも通っていたという

それは人の人生に責任が持てないからとひょうひょうと語る!

その人生までもすべてマネージメントし後悔しない日々であったのでしょうか?

 生前の樹木希林さんとの位置対談の引用です。

「英子さんは可愛らしい人でね。映画が完成した後、初めてお会いして一緒に居酒屋に

行ったんですけど、いいエネルギーに満ちあふれていた。ああいう女性は、修一さんの

ようないい旦那さんがちゃんと来るのね。散らかさなくてつつましくて始末がよくて、

でも大胆なところもある旦那さんで、本当に素敵なご夫婦。

 映画を見て“こんな人生を歩めたら言うことなし”だって、みんなそう思うんじゃな

い? もちろん、その人生がうらやましいとか、自分の人生がイヤだとか、そういうこ

とはないのよ。でも、それはそれ。こういうふうな道しか歩けない私は私。だけど、津

端さんのような人生も見事だなぁと思いますね」

 反骨のロックンローラー内田裕也さんとの結婚生活は43年になる。

 “私の不満の人生の中で、危険なものをつかんだ。ここなら生きられると思った”と

いう相手。警察ざたになるほど大ゲンカをしたこともあるし、離婚しかけたこともある

。しかし、長い別居生活を過ごしつつ、今も夫婦でいる。

「うちは年をとっても若いときと変わらない。性格がまったく同じだから、何を考えて

るか読み取れるし、争いにもなる。ただ、最近は年とってきてエネルギーがなくなった

からケンカしなくなっただけ。“この野郎!”となっても、“杖はどこいった?”じゃ

どうしようもない。そのうちに“面倒くさいかぁ”で終わり。別に仲よくなったわけじ

ゃないのよ。

『人生フルーツ』の英子さんは旦那さんのことを“年とっていい顔になった”と言って

るんだけど、うちは両方ともそんな境地じゃないわね。たまに顔を見ると“この人、昔

はもうちょっと男前だったのに。どうしてこうなっちゃったのかなぁ”なんて思うもの

。それはお互いだろうけど、決していい顔にはなってない。むしろ“奇っ怪(きっかい

)”。とんでもないキャラクター商品って感じ(笑)」

撮影/枦木 功

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本木さんとは全然性格が違うから、よくわからなかった

 30歳のときに出産したが、子育ても希林さん流だったという。

「私は、相手の気持ちに入り込むのが面倒くさいの。一歩引いてるというか。子育ても

そう。例えばケーキをもらったら、私はまず自分が好きなのを取っちゃう。娘に“どれ

がいい?”と言って先に選ばせるなんてこと絶対にしない。だから、早く嫁に行ったん

じゃない? きっとうちが居心地悪かったんだと思う」

 娘の也哉子さんは19歳のとき、俳優の本木雅弘さんと結婚。長らく二世帯で同居し、3

人の孫にも恵まれた。

「今、娘一家はイギリスに行っちゃったけど、それまではうちの上に住んでました。家

族円満に見える? なんかねぇ。円満になっちゃったのよね。最初はそうじゃなかった

のよ。本木さんとは全然性格が違うから、よくわからなかったし。ただ、みんな調整し

ながら、譲り合いながら乗り越えてきたんだわね。

 別に我慢や無理はしてないですよ。ああ、そうなんだ、この人はこういう性格なんだ

と思うだけで、どうこうしようと思わない。それは子どもや孫に対しても同じ。まぁ、

二世帯住宅で、台所も玄関も違うし、まったく会わない日がいっぱいあった。距離がお

ける暮らしだから、やってこれたんでしょうね」

 同居しているときから、自分のことは自分でする主義。石けんはひとつしか持たず、

それで身体も食器も衣服も洗う。お経をあげるのと、掃除をするのが日課だそうだ。仕

事もマネージャーはつけず、ひとりで現場に向かう。

「病気してからも普通に食べるし飲むし。無理してる感じはないのよね。年をとってい

くことに対して何も抵抗ないから、苦労もないし。もともと少欲なの。仕事については

、基本的に来た順番に引き受けているだけ。あまり先のことだと、わからないからお断

りすることもあるけどね」

最期ぐらいは花を持たせてあげないと

良くも悪くも孤独にとっても強いお人とだったのだろう!。

 名言を通してその人物像に振れたい。

ガンは日常の積み重ねの結果故に、摘出したら終わりというものではない

まあ、縁ですから。自分に合った人と出会うわけですから。それに、親がへたばって喜

ぶ子供はいないでしょ。よく娘は「お母さんは他人だからいい、私は血が繋がってる」

って。今回も「お母さんがいてくれてよかった」と言ってくれました

「自分がいつまでも」っていうことが美しいと思っているなら、この世の中に排除され

たらつらいでしょうけど。それが普通だと思っていたら、排除されるっていうことはひ

とつもいやじゃないわよ

飽きたでしょ、おなかすいたでしょ、って思っちゃう。私がくたびれちゃうのね。だか

ら一人でやろうと思うの。それで、一人でできなくなったら、「これにてご無礼いたし

ます」。そうだね、最後のセリフは「はい、みなさん、今世はこれにてご無礼いたしま

す」。いいセリフだよね

この名言・格言に1票を!

あのね、年をとるっていうのは本当におもしろいもの。年をとるっていうのは絶対にお

もしろい現象がいっぱいあるのよ。だから、若い時には当たり前にできていたものが、

できなくなること、ひとつずつをおもしろがってほしいのよ

この名言・格言に1票を!

やったことがほんのわずかだもの。やり残したことばっかりでしょう、きっと。一人の

人間が生まれてから死ぬまでの間、本当にたわいもない人生だから、大仰には考えない

成年の失敗よりも老人の跋扈(ばっこ)が一番世の中を悪くすると思う。私がある80

のおばあさんにいったら「ばっこってなーに?」「のさばること!」あーらー

(美しさ、醜さについて)それはその人から見て、美しければ美しく、醜ければ醜いし

。だってあんなに顔を引っ張ってしわを伸ばしたって、その人は「美しい」と思ってや

っているけど、「変なの」って思う人もいるし。すべてそうじゃないですか ...

 キリンさんのお言葉をみこちゃんはその生き方そのものと感じ

その価値観に振れたようにも思います。

 がんになったことも拒否しないでそのまま受け入れる考えであるという。

医者にはなるべく掛からなかったともいわれています。

この時、この瞬間を濃密に生き抜かれたのでしょうね。

これはそのままみこちゃんの価値観そのものでもあります

樹木希林さん、新成人25人に渡した直筆の手紙

https://www.asahi.com/articles/ASL9K3WFYL9KUOOB006.html