シニア夫婦の平均生活費  「27万円」とか・・・?

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 シニア時代をどのように悠々ライフにするかについては

 みこちゃんは、まったく預貯金はありません。

これは一人暮らしになった時、もしか騙されても

生きていけるだけの方法に執着したことでもありましたが

これはいろんな面で考慮が足りなかったと反省するばかりです。

それは保険料、介護保険、福祉サービスまで受けられません。

でも食費3万円の節約家計簿で乗り切っています。

贅沢は許されませんが

お金のない時代の子でもあるので

楽しみながら国家予算のように、収入の倍以上の借金など

返すめどもないのですから、収入の

範囲内の暮らしは原則でもあります。

     産経より。

シニア女性の平均へそくり額514万円、男性の1.6倍 (2018年6月22日 09:11)

 シニア女性がためているへそくりの平均額が男性の約1.6倍の514万円であるこ

とが、女性向け生活誌を発行するハルメク(東京都新宿区)の調査で分かった。配偶者

の財産管理に対する不安や、夫より長生きする可能性に備えるなどの背景があるとされ

る。

 調査は1月、60~79歳の結婚している男女437人(男性200人、女性237

人)を対象に実施した。

 半数以上の53.5%が「へそくりをためている」と回答。平均額は男性330万円

、女性514万円だった。男女の平均額は436万円で、30代大卒男性の中小企業勤

務者の平均年収に相当するという。

 不仲な夫婦の方がへそくりの平均額が高いことも判明。仲の良い夫婦では夫が308

万円、妻が479万円。これに対し、不仲な夫婦では夫が472万円、妻は898万円

に上り、同社は「離婚など、もしものときに備えた貯金だとみられる」と分析している

そこで今回は、65歳時点で貯金が500万円しか用意ができなかった場合に夫婦二人

の生活がどのくらい困窮するのか?その実態についてシミュレーションをしたいと思い

ます。

モデルAさんの収支状況

収入:22万円(年金収入)

貯金:500万円

住所:東京都板橋区

住居:築年数20年の戸建

晩婚だったため、教育資金と住宅ローンの返済でなかなか貯金が作れずにいたAさん。退

職金を住宅ローンの残債に充てることでローンは無くなり、子供も一人立ちしたのでこ

れから老後資金を貯める必要があります。

目次[非表示]

1 70歳までは仕事を続ける

2 現状のままでは154万円の老後の生活費が不足する

3 老後の余剰資金として500万から1000万円程度は確保したい

4 22.8万円の老後の生活実態は?

5 500万円の貯金でも70歳まで働けば乗り切れる

6 万が一の時にはリバースモーゲージも選択可能

70歳までは仕事を続ける

Aさんの場合、貯金の500万円だけでは老後資金がすぐに底をついてしまうため、老後

の生活費の圧縮する以前に少しでも長く働き収入を増やす努力が必要になります。

そこで70歳まで夫婦二人で働くこと仮定しましょう。

ただ、無理な労働ではなく5年間確実働けるようにするために、時給1000円のアル

バイトを1日4時間夫婦で行うこととします。

Aさん夫婦のアルバイト収入

時給1000円 × 4時間 × 22日勤務 × 2人=17.6万円

アルバイト収入17.6万円 + 年金収入22万円=39.6万円

65歳から90歳までの老後の生活費は月28万円

夫婦二人の老後の生活費は高齢夫婦無職世帯の家計収支(2016年)の調査によると月額

27.7万円になります。

この金額を老後の生活費のベースとして考えた場合、「27.7万円 × 12ヶ月 × 25

年=8310万円」の老後の生活費が必要になる計算です。

現状のままでは154万円の老後の生活費が不足する

それでは収入と支出の金額が分かったところで貯金500万円のAさん夫婦の老後資金が

足りているのか計算をしてみましょう。

Aさん夫婦の収支計算

1.65歳から70歳までの収入:39.6万円 × 12ヶ月 × 5年間 = 2376万円

2.70歳から90歳までの収入:22万円 × 12ヶ月 × 20年 = 5280万円

3.貯金:500万円

(1)+(2)+(3)=8156万円(65歳から90歳までの総収入)

収入8156万円 ? 支出8310万円 = △154万円老後の生活費が不足

老後の余剰資金として500万から1000万円程度は確保したい

現状のAさん夫婦は154万円の老後資金が不足することが想定できます。

また、病気や怪我、そして介護費用に向けて500万円から1000万円程度の余剰資

金を作ることが望ましいでしょう。生命保険文化センターの「生命保険に関する全国実

態調査」を参照すると平均介護期間は4年11ヶ月、介護費用は毎月7.9万円発生して

いることが分かります。

従って、1人あたりの介護費用466万円となり、夫婦二人では932万円を見積もっ

ておくべきと言えます。

ここでは1000万円まで貯金を増やすための老後資金の貯め方について考えたいと思

います。

5年間で貯金1000万円を用意するために老後の生活費を削減

不足する1000万円をコツコツ貯めることができれば理想ではありますが、そのよう

な余裕は無いと言えますので、短期集中で貯蓄額を増やす方法を考えたいと思います。

まずは、収入を増やす前に支出を削減しましょう。

とは言え、老後の生活費を圧縮することは老後の生活の楽しみが減ってしまう原因にも

なりますので、65歳から70歳までの短期間で1000万円の貯金が作れるように考

えたいと思います。

「ちょっと無理難題では?」と思ってしまう方も多いと思いますが、5年間で1000

万円の貯金を作るには、毎月16.8万円の貯金を作れれば可能になります。

65歳から70歳までは毎月22.8万円で生活

65歳から70歳までは、仕事をしているため月収が39.6万円あります。そこから1

6.8万円の貯金を抜くと老後の生活費は22.8万円になります。

老後の最低限度の日常生活を営むには22万円必要であると生命保険文化センターの「

平成28年度生活保障に関する調査」で報告がされています。

そのため、少々ギリギリの生活が予想されますが、どのような老後の生活になるのか確

認してみましょう。

22.8万円の老後の生活実態は?

Aさん夫婦の老後の生活実態について家計簿を確認してみましょう。

項目 老後の生活費

食費 68,000

住居 15,000

光熱・水道 20,000

家具・家事用品 10,000

被服及び履物 10,000

保険医療 15,000

交通・通信 15,000

教養娯楽 20,000

雑費・日用品・小遣い 20,000

税金 35,000

合計 228,000

老後の生活費22.8万円での生活は十分にできる?

日常生活を営む上で、食費を切り詰め過ぎると味気ない生活になってしまいます。

Aさん夫婦は毎月6.8万円の食費で生活することになりますが、単純計算で1日の食費

は2,266円になります。外食はできませんが、巷に溢れる節約レシピを活用すれば高

齢な夫婦二人分の食費は足りそうです。

その他の項目を確認しても極端な貧乏生活にはならないと想定できます。

500万円の貯金でも70歳まで働けば乗り切れる

ここまでシミュレーションをしてみましたが、多少の切り詰めは必要ですが平均的な年

金が支給され健康で70歳まで仕事ができる場合は老後の生活は可能であると考えられ

ます。

もちろん旅行などの費用が捻出できないので、孫のためにお金を使うなどはなかなか難

しいかもしれません。それでも老後破産するような状態にならないのは大きいでしょう