おーむ事件は未解決が山のごとし!!

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 オーム事件は葬られた多くの事件。

 松本は死刑が言われる前の段階から

「あらぬ人」とはっきりわかるほどの疾患を

三女が何度も面会で体験もしている。

それなのにどれほどの調書を引き出すことが出来たのであろうか。

署名の段階から不可能ではなかったのか?

 多くの若者をオーム思想に招き入れ迷走の中気が付けばマインドコントロール

魔術にははまってしまう魔力の解明こそが

この事件が語っているにもかかわらず

松本に関しては調書が膨大にでっち上げられたに違いない。

松本が遺体の受け取りを4女と指名したこと自体受け入れがたい。

なぜならば、

4女は両親から戸籍を抜くことを何度も提訴している。

面会にほとんど足を運ばない4女を指名することなどは考えにくい。

 死刑執行に際しても無反応であったと言う!

これ自体おかしな話で、警察の整合性に疑いを

もたらずを得ない。

   引用文です。

オーム事件、無解決はやまのごとく!   7名同時処刑執行とは?麻原彰晃(本名・

松本智津夫)ら、オウム死刑囚7人の死刑を執行した。

 しかし、一気に7人も処刑するのは異例のことだ。しかも、NHKまで執行前から「

死刑執行」を報道する異常ぶりだった。過去、どんな凶悪犯だって、見せ物のように死

刑執行が事前に報じられることはなかった。

 いったい、なぜ、このタイミングだったのか。一連のオウム事件では、教団関係者1

92人が起訴され、13人の死刑が確定したが、いまだに解明されていないナゾが山の

ように残されている。

 当時、オウム事件には、広域暴力団や大物政治家、ロシアマフィア、巨大宗教団体が

関わっているとウワサされたが、結局、真相は解明されなかった。「オウム帝国の正体

」(新潮社)には、教団の資金力を目当てに近寄る魑魅魍魎の姿が詳細に描かれている

 オウムの関与が疑われている「国松孝次警察庁長官狙撃事件」や、「村井秀夫刺殺事

件」だって、真相はなにも分かっていない。すべてを知っていたのが、麻原彰晃だった

が、もはや「死人に口なし」である。

 オウム事件に詳しい立憲民主党有田芳生参院議員はこう言う。

「事件の動機解明もありますが、なぜオウム真理教のようなカルト教団が誕生し、有能

な若者が傾倒していったのか、肝心なことが何も分かっていません。日本社会はオウム

事件から学んでいないのです。これからも続く問題として考えないといけないと思いま

す」

 麻原彰晃は、熊本県八代市の貧しい家に9人きょうだいの4番目として生まれている

。先天性緑内障で左目は見えず、盲学校で学び、中学卒業後、鍼灸師として働いていた

。千葉・船橋で薬局を経営していた時、薬事法違反で逮捕されている。

 そんな男が、なぜ出家信者1400人、在家信者1万人を抱えるほどの影響力を持つ

に至ったのか。その部分を解明しない限り、また同じことが起こりかねない。

なぜ、この7人なのか、死刑囚にもう“利用価値”はなかったのか

 それにしても、なぜこのタイミングで一挙に7人も処刑したのか。

 オウム死刑囚は13人いるのに、どうしてあの7人が選ばれたのかも謎だ。関与した

事件数や教団内の地位を踏まえた可能性もあるが、上川陽子法相は、7人を対象にした

理由について「答えを差し控える」と説明しなかった。

 オウム関連裁判が今年1月にすべて終了し、半年経ったからだろうという解説もある

が、どうなのか。共同通信の社会部記者だったジャーナリストの魚住昭氏はこう言う。

「安倍官邸も法務省も、どうしても年内に死刑を執行したかったのでしょう。来年4月

には天皇退位が予定され、5月に改元される。平成に起きた大事件は、平成が終わる前

に決着をつけると考えたのだと思う。来年は皇太子が天皇に即位するまで行事も多い。

お祝いムードの中で7人も処刑できないでしょう。

 最初から、サッカーワールドカップで日本が敗退したタイミングで執行するつもりだ

った可能性も高い。日本チームが勝ちつづけ、日本中が熱狂している時に、水を差すわ

けにはいきませんからね。日本チームがベルギーに負けたのは3日の早朝。上川法相が

執行命令書に署名したのも3日でした。もし、日本チームが勝ちつづけていたら、死刑

執行も延びていたのではないか。残りの6人の死刑囚も、年内に死刑が執行される確率

が高いと思います」

 死刑囚に、もう“利用価値”がなくなったと判断した可能性もある。法務省の傘下で

ある「公安調査庁」にとって、オウム真理教は、自分たちの存在意義を示す格好の存在

だったが、最近は、外国人テロの脅威を理由に予算と人員を獲得しているからだ。

1日7人という異例執行はなぜか、何かの目くらましではないのか

 1日に7人も処刑するのも異例だが、国会会期中に執行することも前代未聞だ。

 法案審議に影響が出る可能性があるため、国会会期中は執行を避けるのが慣例だから

だ。

 慣例を破ってまで、どうして強行したのか。安倍官邸に思惑があったのは間違いない

だろう。

 どうにも怪しいのは、国会でモリカケ疑惑の追及が激しくなった頃から、永田町周辺

でオウム死刑囚の死刑執行が話題になりはじめたことだ。

「7月22日に会期末を迎える国会は、これからヤマ場を迎えます。モリカケ疑惑の追

及はもちろん、“カジノ法案”や、参院議員の定数を6増やす“公選法改正案”の審議

が行われる。ちょうど、死刑が執行された6日は、カジノ法案と公選法改正案の審議が

スタートした日でした。ワールドカップも一区切りし、国会審議に注目が集まる時期で

した。ところが、オウム死刑囚の死刑執行によって、メディアの報道は、オウム一色に

なってしまった。どう考えても、タイミングが恣意的ですよ。いま危惧していることは

カジノ法案の強行採決など、安倍政権が国民の目をそらしたいタイミングで残りの死

刑囚6人が処刑されるのではないか、ということです」(有田芳生氏=前出)

 国会会期末だというのに、安倍首相は来週11日から18日までノンビリと1週間も

外遊する予定だ。

 安倍首相にとっては、10日が会期末のようなものだ。日本を離れる来週前半まで、

あと4日間、大新聞テレビの報道がオウム一色になれば、モリカケ疑惑に注目が集まる

ことなく安倍首相は会期末を迎えられる。

 政権延命のためなら、どんなことだって利用してきたのが安倍政権だ。なぜ、このタ

イミングでオウム死刑囚の処刑を執行したのか、徹底的に解明する必要がある。

 会見を開いた上川法相(C)日刊ゲンダイ

わざわざ記者会見を開いて何も語らなかった上川法相

 大量執行を受けて上川法相は臨時会見を開いたが、説明したのは氏名、人数、事件の

あらましなどの概要のみ。

 なぜこのタイミングでの執行なのか。なぜこの7人なのか。こうした質問には「個々

の死刑執行にかかわる事柄についてお答えは差し控える」を繰り返すだけだった。

 精神疾患が疑われる麻原に対する執行には疑問の声もあった。

 刑訴法は「死刑の言い渡しを受けた者が心神喪失の状態に在るときは、法務大臣の命

令によって執行を停止する」と定めているからだ。しかし、これにも「お答えは差し控

える」というだけで、何ひとつまともに答えなかった。

 ドキュメンタリー映画「A」などで長年、オウムを追ってきた森達也監督は言う。

「受刑能力が疑われる麻原の死刑執行は、法治国家ではあり得ない。この一言に尽きま

す。その上、国会会期中に死刑執行をしない慣例を安倍政権はまた破った。政権の身勝

手を許す政治、メディア、社会はおかしい。この国はもうダメだと改めて思いました」

 麻原の裁判資料だけでも部屋ひとつがいっぱいになる、といわれている。日本の犯罪

史上、最悪のテロ事件を引き起こしたのだから当然だ。それが7人分だ。上川は果たし

て膨大な資料を読み込み、熟慮した末に死刑を執行したのか。極めて疑わしい。