大阪北部地震。

         ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 昨日の朝8時前小さな地震がありました。

大したことはないのかと思っていたところ

 なんと100年近くおこることのなかった地震

大阪北部地震として震度6弱で浅井震源

死者4名、救急搬送336名くらいの負傷者を出した。

 80歳くらいのお方は、ブロック塀沿いを歩き、小学生の

交通ボランティアとして出かけるその時に

ブロック塀の下敷きとなり一命を失われた。

家族が発見した時にはすでに意識はなかったとのことである。

 また少額4年生も通学途中でブロック塀に挟まれて死亡が確認された。

 このブロック塀は耐震基準に違反していたようである。

返す返すも残念でなりません。

 大阪北部の古い建物も壁が剥がれたりと、不幸が少なかったこの時、大きな地震まで招くことにもなってしまった。

亡くなられた皆様のご冥福を お祈り申し上げております。

     アサヒコムより。

崩れたブロック塀、建築基準法に違反 9歳女児死亡 (6/18)

 小学校4年の三宅璃奈(りな)さん(9)が下敷きになって死亡した高槻市立寿栄小学校のブロック塀について、同市教委は18日、建築基準法に違反していると認めた。

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 塀は地面からの高さが全体で3・5メートル。建築基準法では、高さが1・2メートルを超す塀は、一定の間隔ごとに、強度を高めるための「控え壁」を設置することが定められている。同小のブロック塀は、控え壁がないことに加え、塀の高さも「2・2メートル以下」という基準を超えていた。

 日本建築学会組積工事運営委員会委員長の川上勝弥・小山高専嘱託教授(材料施工)によると、控え壁はつっかえ棒の役割があり、ないと耐震性は著しく劣る。

 ブロック塀が最ももろいのは、土台との接合部。ブロック塀の鉄筋を土台まで十分差し込んで定着させるが、プールの水や雨が接合部から染みこむなどして鉄筋がさびることもあるという。川上さんは「ブロック塀の土台への定着が十分できていなかった可能性がある」と指摘する。

 ブロック塀の危険性が認識されるきっかけは、1978年6月に発生した宮城県沖地震だ。県内で倒壊が相次ぎ、18人が犠牲になった。この地震を教訓に、81年の建築基準法改正に併せて、塀の高さの上限は、3メートルから2・2メートルに下げられた。

 福岡大の古賀一八教授(建築防災学)は「多くの地域で対策がとられていない。住宅の耐震基準のように、ブロック塀にも安全基準があることが一般に知られていないのが問題だ」と指摘する。

 文部科学省は学校の安全対策の中で、建物の耐震化などを進めてきたものの、ブロック塀は焦点とされてこなかった。菅義偉官房長官は18日、女児が犠牲になったことを踏まえて、小中学校の塀の安全点検をするよう文科省に指示した。

 また、文科省のまとめによると18日には大阪、京都、滋賀、兵庫、奈良の5府県の小中高校など108校でガラスの破損や壁のひび割れ、断水といった被害があった。このほか、多くの学校で休校や授業の短縮などの措置をとった。(石倉徹也、小林舞子、根岸拓朗)

毎朝見守り活動、おっちゃんと慕われ 地震で80歳死亡 (6/18)

 大阪北部地震で18日、大阪市東淀川区では安井実さん(80)が崩れた塀の下敷きになって亡くなった。安井さんの妻早苗さん(78)と長男克之さん(54)が同日、自宅前で取材に応じた。早苗さんは塀の下敷きになっている実さんを見つけ、呼びかけたが反応がなかったという。「もう、何が何やらわからんかった」と声を詰まらせた。

 克之さんによると、実さんはひざが悪く、障害者手帳を持っていた。目もよくなかったという。それでも毎朝、近くの阪急京都線上新庄駅の前で、子どもたちを見守っていた。

 「子どもが好きで、子どもに声をかけてもらうことで元気をもらっていたんだと思う」と克之さん。早苗さんも「『おっちゃん、こんにちは!』と子どもたちに慕われ、子どものことをよく知っていた。(子どもたちから)学校の話を聞くのが楽しみだったみたい」と話した。

 地震の前日は父の日で、実さん夫婦、克之さん家族で和食を食べに行った。実さんは好きな刺し身に満足し、帰宅後も「おいしかった」とうれしそうだったという。

 克之さんは、近所の人らが救助にあたってくれたことについて触れ、「ありがたい。おやじの人柄もあったのだと思う。見守り活動に行く途中、自分の役目でこういうことに巻き込まれてしまった。残念です」と肩を落とした。

 安井さんが児童の見守り活動をしていた新庄小学校の山本勝巳校長(54)によると、安井さんは足が悪いため、よく壁際を歩いていたという。山本さんは「明日、子どもたちがわかるように安井さんが亡くなったことを説明しようと思う。毎日いるのが当たり前の方。見守りに行こうとして亡くなったというのは、いたたまれない」と話した 。

家具を固定・連絡手段の事前相談 大規模地震への備えは (6/19)

 大規模な地震にどう備えるか。東京消防庁によると、新潟県中越地震など近年起きた七つの地震でけがをした人の原因は、約30~50%が家具類の転倒や落下だ。対策としては、タンスや本棚はL字形金具などで壁に直接ネジで固定する▽重い物は下に置く▽テレビや冷蔵庫はワイヤやベルト式器具を取り付ける▽キャスター付きの家具はロックして開き戸には留め金を付ける――などが有効だ。

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災害大国 あすへの備え

 事前に家族で連絡手段や集合場所を話し合っておくことも大切。電話がつながらない場合は、NTTの災害用伝言ダイヤル「171」や携帯電話会社の「災害用伝言板」を使う。

 自治体のハザードマップには避難場所や経路が記されている。都市部のコンビニやファミリーレストランは水や災害情報を提供する「帰宅支援ステーション」となる。場所を確認しておくと役に立つ。

 近畿地方は6日ごろに梅雨入りし、高温多湿な日が多くなる。水道やガスなどが損傷した地域もあり、食中毒や脱水への注意も必要だ。

 6~8月は細菌性食中毒が最も多い時期。日本食品衛生協会の飯田信行技術参与は「消費期限を守ることと加熱が重要」という。ガスが使えず電子レンジで調理する際は「均等に加熱するため、混ぜながら加熱するとよい」と指摘。断水時には、使い捨ての手袋や食器も予防に有効だ。

 岩手医大病院感染症対策室の桜井滋室長は「大勢の人が集まる場所で広がりやすい感染症に注意が必要」と話す。食料を取りに行くなど短期間の滞在でも感染の恐れはある。最も効果的な対策は手洗いで、流水とせっけんでの手洗いが望ましい。水が十分に使えない場合は、アルコール消毒液がよい。「ウェットティッシュでは手のしわに汚れが残る可能性がある」と注意する。

 高温で汗をかき、脱水症状を引き起こすリスクもある。済生会横浜市東部病院の谷口英喜・患者支援センター長は「家にいても水分は失われる。エアコンや扇風機で室内の温度や湿度を快適に保つことも大切」と話す。その上で「災害時でも2~3時間に1回は水分補給を心がけて。断水や避難所生活でトイレに行きたくないからと、水分を控えることはしないように」と呼びかける。(桑原紀彦)