恐怖の闇サイト!

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 母子家庭であった彼女のendingはあまりにもつらすぎます。

お母様のお気持ちはいかばかりかと思います。

女手一つで頑張りぬいてやっとの思いで看護士になれたわが子

変わり果てた我が子を、どううけいれればよいのか??

 お母さんの背中も十分すぎるほどみてすごしたかのじょ!

 罪なき彼女のもとに何で不の連鎖が起きるのだろう・・・。「

「神様、もっともっと人の見る目も養ってください」

この青空に裏身の丈をどれほどぶつけたことであろうか?

闇サイトは本当に恐ろしいと思います。

気が付かないうちにいろんな世界に何の違和感もなく

連れ去ってしまいます。

 わが友は子供の就職も見届けないうちの

早すぎる旅立ちでもありました。

 彼女の次女は看護師として就職し、恋愛しお父さんとの同居を前提とした結婚で

何もゆうことなく、16年ほどは波風もなく

楽しい普通の家庭でもありました。

  そんなある日あまりにも突然に

ネットで知り合った彼氏の元長野に出奔してしまいました。

 残された家族は、成り行きを受け入れるまでには

相当の時間も要しました。

その子供は小学生と、中学生の二人で、受け入れることのできない現状に

どれほど苦しんだかしれません。

 もう今では、二人とも良き出会いのもと

素晴らしい家庭が気付けてもいます。

ネットに向き合っているとその便利さを

享受できる喜びとその危険性が同居していることを

肝に銘じていたいものです。

『いつかの夏』 読者の思い。

何度も何度も嗚咽をこらえられないほど泣いたのは、この本が初めてだ。

罪なき女性が帰宅途中で犠牲者に

2007年におきた名古屋闇サイト殺人事件は、ネットで知り合った見知らぬ同士がおこし

た事件であったこと、まったく面識のない罪なき女性が帰宅途中で犠牲者になったこと

、そして、その殺人方法があまりに残虐であったこと、などから世間を震撼させた。犯

罪の特殊性から、永山基準を満たさないにもかかわらず死刑の判決が下されたことを覚

えておられる方もおられるだろう。

その事件の全容を描いた本である。という常套句を使いたいところだが、この本は少し

違う。犯罪そのものについての記述は全体の半分あるかないかだ。考えてみれば当然か

もしれない。ネットの闇サイトで知り合った三人の犯人が顔をあわせて、わずか4日の間

に殺人事件をおこしてしまったのだから。それも、行き当たりばったりに。

前半では、被害者である磯谷利恵さんの生い立ちが丹念に綴られる。一歳の時に父親を

急性骨髄性白血病で亡くした利恵さんは、母親の富美子さんと二人で生きてきた。父親

がいないから、と言われたりしないように、というお母さんの育て方が良かったのだろ

う、よく気の利く賢い少女であった。大学には少しなじめず、ひきこもったような時も

あったけれど、真面目にしっかり働く気丈夫な大人の女性になった。囲碁カフェで知り

合った、数学者をめざすちょっと変わった大学院生の恋人もできた。運悪く犯罪の犠牲

者にならなければ、皆に知られることもなかったはずの、ごく普通の、いや、とても素

敵な女性である。

     産経より

2018年6月14日の産経抄

 長編ノンフィクション『いつかの夏』(KADOKAWA)は、読むのがつらい。平

成19年に名古屋市で会社員の磯谷(いそがい)利恵さん=当時(31)=が、3人の

男に拉致、殺害された事件を題材としている。

 ▼作家の大崎善生(よしお)さんは、母親に女手ひとつで育てられた利恵さんの生い

立ちを丁寧にたどっていく。事件に巻き込まれた時、利恵さんは囲碁を通じて知り合っ

たばかりの恋人と、幸せの絶頂にいた。改めて、残虐きわまりない犯行に対して怒りが

こみあげてくる。

 ▼加害者のうち1人はすでに死刑が執行され、2人は無期懲役が確定している。面識

のない3人を結びつけたのは、インターネットだった。犯罪の仲間を募る「闇サイト」

の存在も、社会に衝撃を与えた。今も犯罪の温床になっている。

 ▼静岡県藤枝市の山中で29歳の女性看護師の遺体が見つかった事件で、県警は監禁

容疑で40代と20代の男を逮捕した。2人もインターネットで知り合ったという。防

犯カメラの映像によると、女性は先月26日、浜松市のフィットネスクラブの駐車場で

自分の車に乗ろうとして、2人の男に押し入られていた。車ごと連れ去られてから、女

性の身に一体何が起こったのか。女性の無念を晴らすために、警察は全力を挙げて捜査

を進めているはずだ。

 ▼車に引きずり込まれた利恵さんは、顔を粘着テープで巻かれ、金づちで殴られなが

らも、懸命に生きる道をさぐっていたことがわかっている。銀行カードの暗証番号を教

えろ、と脅されると、母親のための貯金を守ろうと、虚偽の番号を告げていた。

 ▼2960。母親は裁判の証人尋問で、「語呂合わせで『憎むわ』という意味」と説

明している。人間の皮をかぶった獣たちに加えた、渾身(こんしん)の一撃だった。

     アサヒコムより。

「優しい人、怒り消えぬ」内山さんの知人語る 静岡遺棄 (6/13)

 静岡県藤枝市の山中で看護師内山茉由子さん(29)=浜松市浜北区=の遺体が見つ

かった死体遺棄事件で、内山さんをよく知る浜松市内の医療関係者が朝日新聞の取材に

応じた。この関係者によると、内山さんは同市内の整形外科に看護師として勤務。「真

面目で向上心があり、患者にも同僚にも分け隔てなく優しい人だった」と振り返る。

女性連れ去りの車、数百キロ走行 車から本人以外の指紋

静岡の遺棄事件、監禁容疑で40代男逮捕 別の男も逮捕

 この関係者によると、内山さんが最後に出勤したのは5月26日の午前中。この日は

土曜日で午後は休診のため、内山さんも昼ごろに退勤した。この後、市内のスポーツジ

ムを利用した内山さんは、夕方にジム駐車場で連れ去られたとみられる。

 週明けの28日朝になっても内山さんが出勤しないため、病院側が携帯電話に連絡し

たが、圏外だったという。これまで無断欠勤や遅刻は一度もなく、「どう考えてもおか

しい」と話題になった。自宅にも電話をかけたが、家族から「土曜日から家に帰ってい

ない」との説明があり、行方不明であることが判明したという。

 内山さんのことは「苦労して看護師になったと聞いている」という。内山さんが現在

の勤務先で働き始めたのは今年に入ってからで、「口数が多い方ではない」と語る。内

山さんからは「ジムに通っている」と聞いたことがあるという。

 県警は、内山さんの交友関係にトラブルなどは確認されていないとしている。関係者

もトラブルは聞いたことがないとしたうえで、「彼女の責任で事件に巻き込まれたとは

思えない。なぜあの子が、という怒りが消えない」と言葉を詰まらせた。

 一方、息子が中学校で内山さんと同級生だったという近所の女性は「授業参観日など

に見かけたことがある。しっかりした子という印象だった。こんなことになるなんて、

本当に気の毒だ」と寂しそうに語った。