近隣外交も求められる方向性も・・・?

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 6回目の日米会談が施工された。

 北朝鮮問題もさることながら、日本の課題は

 日本が求める環太平洋連携協定(TPP)の方向性も否定しない「玉虫色の

交渉につなぐことができたのがせいいっぱい!

 米国は、貿易の二国間交渉を強く望み

日本が求める環太平洋連携協定(TPP)の方向性も

否定しないと、大統領の不公正貿易に対し

かろうじて交渉成果を強調する内容でしかなかった。

 鉄工、アルミ問題は安全保障をキーワードに

関税交渉は農業問題とともに進展することはなかった。

方向性が期待できないトランプ大統領の交渉は

困難を極めることではあるが、それなら、なぜにまだ未完成のオスプレイの購入を

勇み足に購入する必要性がどこにあったのであろうか?

 予算国会もどこ吹く風の森友問題も大切ながら

 外交問題がどんどん取り上げられる国会を期待したいものです。

 事件性を含んだ問題は別議会で、交渉願いたいものです。

 日本のこれからは、中国、韓国との丁寧なる外交の緻密性が

求められる。

     アサヒコムより

日米首脳会談 米国一辺倒が招く試練 (4月20日)

 友好国も独断で従わせる「米国第一」のトランプ大統領。それでも米国頼みの外交を

続ける安倍首相。その現実を痛感させる日米首脳会談だった。

 米フロリダ州で2日間を共に過ごした2人は、早朝ゴルフをするなど緊密ぶりを演出

した。しかし北朝鮮と貿易の両方の問題で、認識のずれや対立点の広がりは隠せなかっ

た。

 急展開を見せている北朝鮮問題について、驚かされたのは、米朝間の接触の進展であ

る。米中央情報局(CIA)のポンペオ長官がすでに極秘に訪朝し、金正恩(キムジョ

ンウン)氏と会っていた。

 米朝互いに「敬意」を交わしているとトランプ氏は明かし、「対話の時だ」と強調し

た。

 「最大限の圧力」を連呼してきた安倍氏は「大統領の勇気」をたたえたが、対米追随

に終始する苦渋の実態を露呈した。

 性急な米朝会談の動きについては、米国内でも懸念の声が出ている。朝鮮半島問題に

精通していないトランプ氏が拙速な判断を下さないか、対話から一気に対決へかじを切

らないか。

 米韓と共に北朝鮮に向きあう日本が、自らは参画できていないとしても、各国間対話

を後押しするのは当然だ。ただし、安倍氏はトランプ氏に対し、米国だけでなく日本と

北東アジアの長期的な安定を見据えるよう念押しする役目が期待された。

 だが、その成果は見えない。大陸間弾道ミサイル問題だけではなく、射程の短い弾道

ミサイルの懸念をトランプ氏がどこまで理解したかは心もとない。

 安倍氏が最重要課題と位置づける拉致問題についても、トランプ氏は「最大限の努力

」を語ったものの、具体的な措置への言及はなかった。

 硬軟を使い分ける米国と、圧力一辺倒に閉じこもる日本との間には、外交力の開きが

ある。共同記者会見でトランプ氏は、中国の習近平(シーチンピン)国家主席の役割に

言及し、謝意を示した。だが、安倍氏には、習氏とひんぱんに対話できる機会はない。

米朝の橋渡しをした韓国とも、率直な議論ができる関係ではない。

 近隣諸国との関係改善や首脳間の対話に十分な力を注がず、対米関係と、とりわけト

ランプ氏との個人的親密さに寄りかかってきたことが、日本の存在感の低下につながっ

ている。

 トランプ氏にとっては、いまの日本は北朝鮮問題のパートナーというよりも、「不公

平な貿易」の交渉相手でしかないのかもしれない。安保と貿易を絡めた取引をもくろむ

米国にどう向きあうか、日本は新たな外交の試練に直面している。