阿部外交、実りはいかに??
ご機嫌いかがでしょうか。
視界ゼロのみこばあちゃんです。
総理の足軽外交が展開される。
総理のお取り薪を、自分の価値観に近いものばかりに固めることなく
広い考えで物事を解釈できる、グローバルな視野に立つのが一国のリーダーの在り方な
のではと思います。
外交交渉においてもいろんな視野からの違憲踏襲が求められもします。
日本の中だけで考える海外と異なる失敗も多くあるのではと思ったりもします。
海外から見える日本もまなぶひつようもあろう?
三振外交にはブレーキもありです。
総理であるならばもっと多角的視野が求められるように思えます。
茶番的な友人外交で多額の国税が湯水のように
流されていることには悶々としたものをかんじないわけにはいかない!! はたして阿
部外交、どのように花開き実を結ぶのであろうか??
産経より。
安倍首相、米皮切り相次ぎ首脳会談 北の包囲網突破許さず 「戦略描いたのは日本。
置き去りではない」
安倍晋三首相は17日からの訪米を皮切りに、夏にかけて首脳会談ラッシュに突入す
る。狙いは、国際社会との対話に動き始めた北朝鮮が試みる包囲網突破の阻止だ。対北
圧力路線の旗振り役として、非核化だけでなくミサイル問題の解決についても北朝鮮が
具体的な行動を取らない限り圧力継続が重要と訴え、包囲網維持を呼びかける。同時に
拉致問題の解決に向けた協力の確約取り付けも目指す。
「米政府内には『シンゾーからトランプ大統領に言ってもらった方がいい』という声
が多い。首相が発言することが多くて負担が重くなってしまう…」
日本政府関係者は日米首脳会談を前にこう語る。自身のスタッフにさえあまり耳を貸
さないトランプ氏だが、首相の話はきちんと聞くため、米政府も首相に頼っているのだ
。
今月の日米首脳会談はトランプ氏就任後、6度目となるが、日本側は「これまでで最
も重要な会談」と位置づける。5月末までにトランプ氏と北朝鮮の金正恩朝鮮労働党委
員長の会談が予定されているからだ。
首相はトランプ氏に対し、北朝鮮の「非核化」のあり方を具体的に説明し、核開発の
ための猶予を与えずに短期間で実行させる重要性についてクギを刺す。日本にとって脅
威の中・短距離ミサイルの廃棄も不可欠であることをすり込む考えだ。拉致問題につい
てもトランプ氏から金氏に直接、解決を迫るよう要請する。
米国と綿密なすり合わせの後、首相は日米連携をテコに韓国や中国、ロシアと対北包
囲網堅持を確認する。特に韓国は日米と連携を取っているが、いつ中朝にすり寄っても
おかしくない。北朝鮮の非核化を話し合う6カ国協議の「日米韓対中朝露」の構図が「
日米対中韓朝露」に変化すれば、包囲網の効力は低下しかねない。
こうした事態を避けるため、首相は5月上旬に東京で開催する日中韓サミットで、韓
国の文(ムン)在(ジェ)寅(イン)大統領、中国の李克強首相とそれぞれ会談し、圧
力路線継続の一致を目指す。5月下旬には訪露してプーチン大統領と会談するほか、6
月上旬のカナダでの主要7カ国(G7)首脳会議でも協力を呼びかける。
北朝鮮が米韓中との首脳会談に加え、近く朝露首脳会談を行うとの臆測もあり、「日
本置き去り」論は根強い。しかし、北朝鮮が対話を求めるほどに追い詰められたのは、
日本が圧力路線を主導したからだ。
日米はトランプ政権発足以降、(1)軍事力を含むすべての選択肢はテーブルの上に
ある(2)最大限の圧力をかける(3)北朝鮮側から話し合いを求めてくる状況を作る
-の3方針を主導してきた。いずれも日本が提案し、米国が国連などで主張し日本が支
持する形を取ってきた。
外務省幹部は「実は日本がこれまでの戦略を描いてきた。決して置き去りになってい
ない」と断言する。首相の一連の外国訪問は置き去りではないことを証明する狙いもあ
りそうだ。(田北真樹子)
【主張】在韓米軍と日本 「撤退」は危機に直結する (2018年4月5日 05:03)
来るべき米朝首脳会談で、金正恩朝鮮労働党委員長が在韓米軍の撤退を要求し、トラ
ンプ米大統領が受け入れたらどうなるか。
北朝鮮が何らかの形で核・弾道ミサイルの放棄に応じるにせよ、在韓米軍の撤退は日
本の安全保障を直撃する。傍観していられる話ではない。
安倍晋三首相は今月のトランプ氏との首脳会談で、在韓米軍の意味合いについて改め
て認識をすり合わせるべきだ。同時に、死活的に重要なこの問題を、日本の政治家は論
じ合うときである。
朝鮮半島有事に備えた米韓合同軍事演習が、韓国と周辺海空域を舞台に始まった。在
韓米軍が柱の米軍約2万4千人と韓国軍約30万人が参加し、5月上旬にかけて実動演
習や指揮所演習を重ねる。北朝鮮に効果的な軍事的圧力をかける重要な機会である。
北朝鮮による南侵を防ぐため、在韓米軍は陸軍が中心となっている。それなしに米国
は韓国を守れない。そこで北朝鮮は在韓米軍の撤退を一貫して要求してきた。
撤退が実行されれば、日本にも大きな影響をもたらす。
外交的には、軍事面の基盤を失う米韓同盟が解消または形骸化して、韓国が親米、日
米同盟寄りの立場から親中へと傾くリスクが生じる。
軍事的には、南西諸島に加えて朝鮮半島に近いところが、新たに守るべきエリアとな
る。対馬は最前線となる。
中長期的には、米軍のいなくなった韓国本土や済州島を中国の海空軍が使用する恐れ
がある。
北朝鮮の弾道ミサイル発射に対し、日韓は情報共有など一定の協力をしてきたが、こ
れもいつまで続けられるか不透明になる。
在韓米軍の撤退は在韓国連軍の解体につながる。朝鮮有事の際、いくつかの在日米軍
基地は国連軍の使用に供される指定基地とされてきた。その役割を失えば、翻っていた
青い国連旗は降ろされる。国内に国連軍の基地を持つという一種の抑止力を日本は失う
。
自衛隊の負担はいやおうなしに増えよう。これまでの装備、防衛費の規模では守りき
れない。
在韓米軍の撤退一つでさえ、朝鮮戦争が休戦した昭和28年以来、日本が64年間も
依拠してきた安全保障の基本構造を突き崩し、防衛態勢の変容を迫る。その自覚を共有
することが急がれる。