虐待はどこにでもある・・・!!

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界零のみこばあちゃんです。

 高齢者の虐待は、家族、施設にかかわらず

増加傾向は憂いたくはなりますがこれは人間の差がとも解釈することも

悲しくつらいけれど受け入れざるを得ないのかと感じたりもしています。

 身体的虐待は無論のこと、経済的虐待も

また見逃せない要因でもあります。

 みこばあちゃんが務めていた施設においては、責任者自ら

 当直の深夜、何ら抵抗することもなく意思表示もあり

問題行動など起こす子ではありませんでしたが

 そのような児童を当直時には

寒中であっても、真っ裸にして立たすことは当たり前

 気に入らない職員の当直の前には、いやになるほどの水分を多量に飲ませてもいまし

た。

この極めつけが、こともあろうか

児童にクレゾールの減益を飲ませ

救急搬送されていました。

 その児童はクレゾールなど飲めるかどうかの判断はつく子供でした。

 それでは他の職員はと言えば、委縮して次々に退職していきました。

 いじめにあい続けていた児童は責任者がお休みが判ると

私の膝の上に乗り「中尾先生、おやすみ」と言って体中で

喜びを表現していました。

 そんな時は私と言えばその子を思いきり苦しいほどに強く強く抱き締め泣き続けるほ

かありませんでした。

 本当に罪深い自分がいまだに許せないでいます。

私にも証拠を用意できるものもなく

会えなく退職を決意せざるを得ませんでした。

これ以上職場にとどまることは、いつ殺人者にでっち上げられるかわからないといった

殺伐とした思いも頭をもたげる苦しい日でもありました。

 私のその当時の悲しく苦しい懺悔の思いは今なお続いております。

 責任者には、死ぬることも視野にあり、これが誰かに転嫁されるだろうとは

容易に想像はできてもいました。

 責任者は、琵琶湖学園にも長く勤めてもいたようです。

 施設職員の未熟ゆえの行為とだけとは語れない問題が横たわっていることも確かです

 今では「高齢者虐待法」なるものが制定されています。

 なんといっても内部告発できることが一番。

通報ネットを絶えず身近に流し続けていただきたいと思います。

 人の上下関係の思いは永遠の絶えることのないテーマであろうと感じます。

 生老病死は誰にでも届きます。

これだけは強く自覚したいものです。

お人に そっと寄り添うことのできる一瞬でよい

それがのちの病魔の支えになればそれでよい

わずかなものでもそれはそれ・・・!

 倫理観の欠如、人格の未成熟、愛情を知らない人々などなど

挙げればきりがありません。

 もっともっとお人に学び、お人を理解し

おもてなしの心の芽生えが、雑草のように

湧き上がる世の中を期待したいものです。

 いやせめて自分だけでもそうでありたいと思いめぐらす

おばあちゃんの悲鳴にも似たつぶやきでございます。

     読売より。

高齢者虐待 施設での急増は看過できない (2018年03月24日)

 高齢者への虐待が深刻化している。特に、専門的ケアを提供すべき介護施設での増加

が目立つ。対策の強化が急務だ。

 厚生労働省が、2016年度の高齢者虐待に関する調査結果を公表した。

 自治体の対応事案のうち、介護職員による虐待は452件だった。5年間で3倍に増

えた。1施設で複数発生したケースもあり、被害者は870人に上る。

 暴行などの身体的虐待が6割超で最も多く、暴言などの心理的虐待や介護放棄が続く

 施設別では、特別養護老人ホームと有料老人ホームで半数以上を占めた。虐待のあっ

た事業者の4分の1は、過去に何らかの行政指導などを受けていた。

 虐待は介護を要する高齢者の安全・安心を脅かし、尊厳を深く傷つける。社会的意識

の高まりが顕在化の一因だが、看過できない事態であることに変わりはない。

 最近も深刻な事例が相次ぐ。2月には、京都府の特養で多数の入居者が骨折などの不

自然なけがをしていたことが発覚し、うち1人について虐待と認定された。

 東京都中野区の老人ホームでは入居者の顔を浴槽につけて溺死させたとして、元職員

が昨年11月に逮捕された。川崎市の老人ホームで14年に入居者3人が転落死した事

件では、殺人罪に問われた元職員に死刑が言い渡された。

 虐待の頻発は、施設への不信感を増幅させ、介護保険制度への信頼をも揺るがしかね

ない。

 虐待の背景として指摘されるのが、介護現場の深刻な人材難だ。恒常的な過密勤務で

、職員の負担は重い。認知症などでコミュニケーションの難しい利用者が増える反面、

知識や経験の乏しい職員に頼らざるを得ない実態もある。

 今回調査では、職員による虐待の要因として、「教育・知識・介護技術等の問題」が

7割近くを占め、「職員のストレスや感情コントロールの問題」も目立った。

 処遇改善などの人材確保策の拡充に加え、介護技術・知識やストレス対策に関する職

員研修の充実が欠かせない。

 職員の業務軽減も進めたい。清掃や配膳など補助作業の担い手を増やし、IT(情報

技術)活用で仕事を効率化する。政府や自治体はしっかり後押しすべきだ。

 家族などによる虐待は、1万6384件で前年度から微増した。介護疲れが要因の場

合が多い。介護サービスの利用促進や息抜きの場作りなどで介護者の疲弊と孤立化を防

ぐことが大切だ。

2018年03月25日 06時00分Copyright c The Yomiuri Shimbun