再生医療における論文に不正。

     ご機嫌いかがでしょうか。

 しかいぜろのみこばあちゃんです。

  PS細胞の論文発表において不正内容とのニュースに唖然とさせられた。

またかと思わされもしました。

 PS細胞における医療再生分野の期待も大きく、これがぷれっしゃーともいえまいに・・・。

発表前の事前ちぇっくも可能ではなかったのか?

それとも助教授が、全面信頼に値するじんぶつであったのか?

アルツハイマーの人の期待は大きかったに違いない。

 きほんてきそしきのみなおしもいるのではないのか?

研究者は気長に育ててほしいものです。

国のお金もだいぶ投じられています。

また、多方面にわたる病気に対する研究の期待も少なくありません。

PS細胞の期待は大きいものがあります。

このようなつまらないことで、研究の足が引っ張られることは

誠に残念としか言いようがない。

     中国新聞より。

iPS研、論文不正 研究モラルも再生図れ

2018/1/24

iPS細胞(人工多能性幹細胞)の研究拠点、京都大iPS細胞研究所に所属する特定拠点助教

の論文に主要な図の不正など捏造(ねつぞう)と改ざんが見つかった。同研究所で不正が発覚

したのは初めてであり、社会に与えた衝撃は大きい。おとといの記者会見で山中伸弥所長は「

非常に強い後悔、反省をしている」と、険しい表情で謝罪した。

 iPS細胞を開発した山中所長は6年前、ノーベル医学生理学賞を受賞した。生命科学研究の

一大潮流をつくったとされ、注目を集めてきた。その足元が崩れた格好である。

 iPS細胞そのものの価値や可能性が損なわれるわけではないが、世界をリードしてきた日本

の研究へのダメージは否めない。不正のチェック体制を点検し直すなど、信頼回復を急がねば

ならない。

 不正があった論文は昨年2月に米科学誌に掲載された。血中に含まれた薬物や有害物質が脳に

入るのを防ぐ「血液脳関門」の機能を持つ構造体を、iPS細胞を使い、体外で作ることに成

功したという内容。アルツハイマー病治療にも役立つ可能性があるとされた。患者や家族は期

待を寄せたはずだ。

 だが内部からの指摘で京大が昨秋から調査したところ、グラフが再現できず、作製したという

構造体も論文通りのものはできていなかったという。

 「論文の見栄えを良くしたかった」と、助教は理由を話したそうだが何とも愚かしい。進展を

待ち望む患者を失望させるだけでなく、研究全体をおとしめる行為である。

 体のさまざまな細胞に変化できるiPS細胞は、再生医療への応用を目指し、研究が進められ

ている。国は成長戦略の柱の一つに位置づけ、2022年度までの10年間で計1100億円

の予算を投入する。国内外で競争が繰り広げられている。

 今回の不正の背景として、社会の強い期待が「プレッシャーになったのでは」との見方がある

一方で、期限付き雇用の影響を指摘する声も聞こえる。

 山中所長も会見で「研究員は全員、任期がある。競争だ」と語った通り、同研究所の所員は一

部の研究者を除き、有期雇用という。不正をした助教は36歳。雇用期限が迫り、雇用延長や

他施設への就職のためには成果を出さねばならず、焦っていた可能性もある。不正をした言い

訳にはならないが、若手の研究環境や心理については検証すべき余地がありそうだ。

 なぜ助教の不正を見抜けなかったのか、チェック体制も問われる。不正防止のため対策を講じ

てきたと山中所長は述べた。実験ノート提出の求めに助教は8割以上を提出していたという。

それでも見逃した。ノート記述の中身をどのように点検する体制だったか。チェックが形骸化

していたのではないか。

 また論文を掲載した米科学誌の査読体制にも疑問が残る。

 4年前のSTAP細胞を巡る騒動や、東京大分子細胞生物学研究所でのデータ捏造など、生命

科学分野ではこれまでも研究不正が繰り返されてきた。

 研究には成果はもちろん、モラルが不可欠だ。科学者の意識をどう改革し、徹底させていくか

。iPS細胞のみならず、日本の科学研究には抜本的な「再生」が求められている。

     どうか皆様には、寒い折からおからだおたいせつに・・・。