負けるな、理由なきいじめ。

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのミコばあちゃんです。

 生きていればこそあるのが疎外感でしょうか。

おばあちゃんもその真っただ中において日々の暮らしを過ごしております。

それはお隣のご主人です。

でもこれは物ともしないほどの強い精神力が暮らしを支えてもいます。

好むものではありませんが嫌わない努力はできていると思います。

他社には見せることのない裏の部分をぶつけてきます。

地域の連絡事項でもなじりあげるかのような言い方に

ごめんなさいとの思いはありますが

気持ちだけは決して引くことはありません。

まともな会話をした覚えはありません。

お隣から変わったごみのプレゼントが投げ込まれていますが

それも怒りマークもなく処理できてもいます。

堺の草も気を付けて取らせてもいただいています。

そのような人には、相手のしたいがままに許すことしかできません。

でも心がめげるほど悲しむことはありません。

相手を許し今日出来るだけのものは身についていますし

自分の中では失礼ながらチョップり上から目線になっているかもしれません。

 ご近所のお方が自転車でぶつかってこられたにんちしょうの肩を自動車で引くことになり、翌

朝の新聞に事故の様子が記事になったことで

ご近所の人が何となく避けるような気がして

散歩に行くのも嫌になったと一時期こぼされていましたが一年にもなると

今ではすっかり皆さんと一緒に老人グループにも参加されています。

こんな時いつも思うことはけっして自分を追い詰めて

自分をいじめることだけはよそうと思っています。

     産経より。

【川村妙慶の人生相談】中学三年生の娘がいじめに…こんなとき親は

相談

中学3年生の娘は生徒会や部活動など積極的に取り組むタイプで、友達も少なくありません。2

年のときまでは楽しく過ごしていたのですが、3年になってからクラスの女子グループ数人に

会員制交流サイト(SNS)に悪口を書き込まれたり、聞こえるように陰口を言われたりして

いるそうです。一時期は仲良くしていたグループなのでショックを受けている様子です。

学校には相談しましたが、娘はSNSに「学校からひいきされている」と書かれているので、い

じめているグループとの話し合いを嫌がり、問題を解決できない状態が続いています。

「気にしなければいい」「距離を置けば大丈夫」と強がっていますが、登校のときの後ろ姿がつ

らそうです。学校で嫌なころがあったのか、帰ってきて泣いているときもあります。私は娘を

支えるだけしかできず、心配で、もどかしくもあります。(大阪府、40代女性)

回答

ようこそお便りくださいました。私も中学生のとき、同級生に無視された経験があります。その

ときは、疎外感の中で苦しんだことは今でも忘れられません。ましてや現代は、SNSという

便利なコミュニケーションがあります。

さて、私はお嬢さんが「距離をおけば大丈夫」とおっしゃったということを聞き、器の大きな方

だなと思いました。その言葉で自分に言い聞かせることができるなんて、将来大物になりそう

です。

先日、大学生に講義していたとき、20歳のK子さんがこんなことを話してくれました。K子さ

んが14歳の頃、下校して部屋へ閉じこもる日々が続いたそうです。ある日、K子さんが投げ

た物が母さんの腕にあたりけがをしました。そのとき母さんは、「一緒にお風呂に入って背中

を流してくれない?」と笑顔でおっしゃったそうです。K子さんも負い目があったのでしょう

一緒にお風呂に入ったそうです。一緒に湯船につかりながら、母さんは「何かあった? 母さ

んはあなたの味方だからね」と言ってくれたとき、K子ちゃんは突然泣き出して、学校で仲間

外れにされていることを打ち明けたそうです。

母さんは「K子の制服のポケットの中に入って毎日ついていってあげたい」と涙を流したそうで

す。そのとき、K子さんは「私、独りじゃないんだ」と思い、温かい気持ちになったそうです

。それが20歳になった今でも忘れられないと言ってくださいました。人間は、ただ黙ってそ

ばで一緒に涙を流す人がいたら生きていけるのです。そんな私たちをいつでも慈悲の懐で見て

いてくださるのが阿弥陀さまです。どうか娘さんを元気付けるのではなく、包んであげてくだ

さい。必ず時が解決してくれるでしょう。

回答者

川村妙慶 僧侶兼アナウンサー。52歳。ラジオのパーソナリティーとして活動するほか、ブロ

グの法話を日替わりで更新している。著書に『人生が変わる親鸞の言葉』(講談社)など。

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