だちから40年、明日が見えない壁。

      ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのミコばあちゃんです。

 横田恵さんが北朝鮮に拉致されて40年を迎え

記者会見されているご両親には もう体力的限界を思わせるご様子に

そのあまりにも長く絶望と,わずかな希望の明かりにすがるように

生きてこられたであろうご様子に涙がほろほろととどまることがありませんでした。

お母さんの息があるうちに意識があるうちに「恵ちゃん」と

声をかけてあげたいと会見を締めくくっておられました。

お父さんは言葉が伝えられないとのことでした。

あまりにも長く苦しく期待と絶望の繰り返しに

よくぞ今日までご無事であったと思わずにはいられませんでした。

政府にも期待しては裏切られの連続にどれほどの涙を流されたことでしょう。

新潟の海岸から連れ去られて40年あまりにも不条理の時が流れすぎです。

安倍総理就任の時には、これは自分が解決しますかのよう

な発言も聞かれました。

いろんな言葉を軽々にお述べ頂く総理には、家族の期待値はどれほど

高かったことでしょう。

そして家族は何度となく政府に失望されてこられましたか知れません。

横田さんのお父さんのご様子をどのような思いで拝見されたのでしょうか?

総理が北朝鮮に出向くくらいの発言もほしいものです。

家族はお悦びになると思います。

40年片時もあきらめることなく春化秋冬街頭に立ち続けてこられた

ご家族に思いを寄せるにつけ

旨がかきむしられるほどの思いがこみ上げられます。

どれほどの壮絶な言葉をもって表現しようとしても

その言葉に遭遇することなどできはしません。

 当たり前であれば孫を囲まれたすてきな一家だんらんが

日々お過ごしであったと推察されます。

40年笑うこともなく、おそらく食事も味を感じることなどない

長井松田家の生活でしかない状況です。

これは日本が行動しないと解決には迎えることなどあり得ません。

ご家族に心の届くお言葉の一つもあってよいと思います。

総理が被害地を何度となくご訪問されておられますが

被害者からの心の通う「ありがとう」のお言葉をどれほど

現地で拾うことができたでしょうか。

総理がしてこられた実を結ぶ政策の数々は

ばらまき予算と、積みあがるほどの赤字予算だけです。

人間性が全く伝わることがないのがあまりにも残念です。

あまりにも長い時間にわずかな希望のもと、頑張っておられるご家族に

一日も早い朗報が届きますようにとお祈りするばかりです。

     朝日コムより。

 に拉致されて

【主張】拉致40年 母の悲痛な思いに応えよ

新潟の中学1年生、13歳だった横田めぐみさんは、クラブ活動を終えての下校途中、工作員

拉致され、北朝鮮に連れ去られた。昭和52年11月15日のことだった。あれから、40年

がたつ。

両親は長く悲しく怒りの日々を送ってきた。14日は父、滋さんの85歳の誕生日でもあった。

40年前の拉致前日も、家族で父の誕生日を祝っていた。誰もその後の悲痛な歳月を想像する

ことなどできなかった。

母の早紀江さんは本紙に連載中の「めぐみへの手紙」に14日、こう記していた。「拉致を解決

できないのは国の恥です」

国には、この母の思いに応える責務がある。何が何でも被害者を取り戻さなくてはならない。

平成14年、当時の小泉純一郎首相が訪朝し、金正日国防委員長が初めて日本人の拉致を認めて

謝罪した。蓮池薫さんら5人の拉致被害者が帰国したが、めぐみさんら8人は一方的に「死亡

」と伝えられた。早紀江さんらは信じなかった。送りつけられた「遺骨」は鑑定の結果、別人

のものだった。あれから、15年がたつ。

26年にはストックホルム合意で北朝鮮拉致被害者らの再調査を約束したが、あれから3年を

過ぎても事態は何ら進展していない。その都度、家族らは失望、絶望の淵に追い込まれてきた。

いずれも、例えようのない残酷な年月である。

めぐみさんの両親のみならず、肉親の帰りを待つ家族の高齢化が進んでいる。拉致被害者自身も

同様である。

北朝鮮をめぐる情勢は緊迫している。核実験、ミサイル発射を繰り返して国際社会を恫喝(どう

かつ)し、緊張を高めている。

北朝鮮に対する最大限の圧力強化を求めてアジア各国を歴訪したトランプ米大統領は、最初の訪

問国日本で早紀江さんら拉致被害者の家族と面会し、「安倍晋三首相とともに、母国に戻れる

よう尽力したい」と述べた。

米大統領の理解と援護は心強くありがたいが、これをどう拉致問題の解決に結びつけるかは、日

本政府の取り組みにかかっている。拉致被害者全員の帰国を実現するには、日本自身が主体的

に動くほかない。

拉致問題の解決なしには国の未来を描けないのだと、北朝鮮に分からせなくてはならない。