初めての選挙権。

         ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのミコばあちゃんです。

 此の衆議院選挙に初めて参加する学生も多くおられると思う。

我が家において新聞を どれほどの人がとっているだろう。

活字を読むことは記憶の持続性から言っても大差があるように思える。

選挙権がある段階から、政治、暮らしの在り方などに関心を寄せ

自分たちの未来図についても語ることの機会ができるとよいと思える。

身近なこととして、北朝鮮問題に深く関心を寄せてほしいものです。

今回は、今まで手を付けられることのなかった憲法の改正問題が

急浮上しています。

これは国会議員の3分の2の賛成が得られなければ憲法の改正は成立しません。

それほど大切な法律です。

憲法はまた、国会や、国会議員が国民にとって不利益な政策を通すときに

きちんと取り締まることのできるのが憲法です。

この選挙は、自衛隊の位置づけまでも憲法に明記されるかどうかの判断まで

求められている大切な選挙です。

また総理が衆議院の解散権も一任されていることで、衆議院の任期前に突発的な解散行使に出て

多くの国税を使うことにもなっています。

これも憲法にしっかり明記してほしいものです。

総理に独断的な権利の行使に歯止めも必要です。

世の中にはいろいろな考え方の人たちが社会集団を結成しています。

まず身近なことから関心と意見を持つことも大事です。

選挙に行かなければ罰金を払わせるくらいの、強い態度もいるのかもしれない。

 ご近所に身体障碍者や、お年寄りがおられたら,お誘いいただけるくらいな

お気持ちがあればうれしいことです。

今お若いお方も、いずれはお年寄りに間違いなくなることも事実です。

どうか、選挙だけは義務としていきたいものです。

立候補者は、どうか相手をやじるのではなく、候補者自らの政策心情を厚く語っていただきたい

ものです。

相手を揶揄することはどうかテレビにお任せください。

政策議論こそが有権者が強く望むところです。

一人の一票は社会のあるべき姿の明日に

きっとつながることでっしょう・・・。

機会があれば、立候補者の演説会などに出席して

候補者の政策の一面に触れることも大切です。

     朝日記事より。

衆院選 若者の投票 社会の形を自ら選ぶ (10月20日)

18歳と19歳の若者が選挙権を得て、初めての衆院選だ。

一般に若い人は選挙に関心が薄いといわれる。だが昨年の参院選投票率は、18〜19歳の平

均が20代と30代を上回った。

とりわけ18歳が高い数字だった。高校での「主権者教育」の効果もあったに違いない。

最初の経験を通じて「投票に行くのが当たり前」という意識をはぐくむ。選挙のたびにそれを積

み重ねる。そうやって全体の投票率を高めていきたい。

とりわけ今回の衆院選は、若い世代にとって切実な意味を帯びる選挙だ。

消費税率を上げるとき、これまで言ってきた使い道を変え、教育の無償化などに充てる。その是

非を問うとして首相は衆院を解散した。他党も負けじと無償化の規模や範囲を競う。

大学生の2人に1人が奨学金を受け取っている時代だ。若い世代にとって学費の負担が減るのは

喜ばしいことに違いない。一方で、票目当ての大盤振る舞いによって財政再建が先送りされれ

ば、そのツケを払わされるのは今の若者たちだ。

日本の社会は「税金が増えるくらいなら、無償化などを進めなくてもいい」との意識が強く、若

い世代も変わらない。教育社会学者らの数年前の意識調査で、そんな結果が出た。

しかし富裕層への課税を強化する方法なら、若者にはあまり負担はかからない。再分配機能の強

化という社会の要請にもかなう。そうした知識があれば、選挙戦でなぜ消費税にばかり焦点が

当たるのか、幅広く選択肢を考えない理由は何か、といった疑問もわくだろう。

意識調査に携わった濱中淳子(じゅんこ)東大教授は言う。

「若い人は税金についてしっかり学んでほしい。社会の形は決して変えられないものではない。

自分たちで選ぶものだ」

現代社会」などの教科書を読み返すだけでも考えるヒントはある。それが、少しでも自分と考

えの近い候補者を探す手がかりになるはずだ。

重大な争点がもう一つある。改憲の是非だ。

明日からの生活がただちに変わるわけではないので、投票先を決めるときに後回しにしがちだ。

けれども長い目で見れば、9条をめぐって問われている平和や安全保障のあり方は、間違いな

く、これからの世代の一人ひとりの人生を左右する。

授業で憲法を学んだばかりの10代は、大人より考える材料が豊富かもしれない。教室で話し合

たこともふまえ、じっくり考えて一票を行使してほしい。