大豆もやしの生産者は悲鳴を上げてます。

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのミコばあちゃんです。

大豆もやしといえば、栄養もあり人気食材でもあります。

これは生産者があまりにもお気の毒としか言いようがありません。

あまりにも安すぎて労働賃金にもとどきにくいのではないのでしょうか。

スーパーでは二個一セールは目玉商品として定番中の定番。

消費者としては公表かもしれないが、いったい生産者が手にする料金は

いくらであろうかと心配もする。

袋に詰めても、中間マージンまで計算すると生産者に決しておいしいお話にはならない。

今では、生産者が次第に撤退しているのが現状です。

店舗、消費者ともに生産者の立場に立ち返って考えたいものです。

このように栄養たっぷりの食材が食卓から消えるようなことがあっては残念です。

双方がお得に納得した商品として定着できればこの上もありません。

生産者の悲鳴も少し思いがあればうれしい。

     産経より。

栄養豊富でプレミアムな「大豆モヤシ」人気沸騰中 夏の疲れにもおすすめ

調理が簡単で、手軽に料理をボリュームアップでき、お財布に優しい食材といえばモヤシ。行き

過ぎた安売りが問題になる一方で、機能性をうたった「大豆モヤシ」の売り上げが好調だ。普

通のモヤシの2、3倍の価格ながら、大豆とモヤシの栄養が一度に取れると人気を呼んでいる

。(榊聡美)

減り続ける生産者

《もやし生産者は、長年にわたり原料種子高騰や賃金上昇などに対応し続けたことにより体力を

消耗しきっております》

今年3月、「工業組合もやし生産者協会」が発表した、業界の窮状を訴える文書は消費者にも衝

撃を与えた。

同協会事務局によると、原料となる緑豆の価格や人件費などの生産コストが高騰を続けるにもか

かわらず、モヤシの価格は40年前とほぼ同じ。スーパーでは特売の目玉とされ、10円台で

販売されることも少なくない。人気食材なのに、生産者もスーパーも利益が出ないという異常

な事態だ。生産者はこの10年余りで100社以上が廃業した。

同協会は危機感を募らせ、適正価格で取引するよう、スーパー各社への働きかけを強化している。

ハイブリッド野菜

そんな中、緑豆を原料とする一般的なモヤシの2、3倍の価格の大豆モヤシが人気を呼んでいる

。「畑の肉」と呼ばれる大豆を発芽させたもので、その栄養価の高さで注目を集める。緑豆モ

ヤシに比べ、タンパク質をはじめ、カルシウムやビタミンB1などの栄養素が約2倍含まれて

いる。

「豆の中が栄養タンクになっていて、豆と野菜の両方の栄養を兼ね備えている、いわば“ハイブ

リッド野菜”です」

大手メーカー、サラダコスモ(岐阜県中津川市)の研究開発部、中田光彦部長は、こう説明する。

同社は、骨の健康維持に役立つ大豆イソフラボンに着目。小粒大豆を使った「子大豆もやし」は

2年前、生鮮野菜では初となる機能性表示食品に。イソフラボンとともに骨を強くするために

必要なカルシウム、ビタミンKなどが一緒に取れるのが特徴だ。

パッケージに大きく「大豆イソフラボン」と表記。調理を簡便にするため袋のまま電子レンジで

加熱できる仕様にした。徐々にリピーターを増やし、機能性表示食品になる前の1・8倍に売

り上げを伸ばしている。

新工場で増産体制を整え、キャベツやニンジンとセットにした「レンジ de 温野菜」なども

商品化し、生産量は約2倍に増えている。

疲労回復、糖質カット

「夏の疲れが出やすいこの時期こそ、大豆モヤシは食生活に取り入れたい食材です」と話すのは

、管理栄養士の大柳珠美さん。

作りおきの常備菜として、ゆでた大豆モヤシをレモン汁であえた「モヤシレモン」(レシピ)を

勧める。電子レンジで短時間で作れて、さらに「大豆モヤシに豊富に含まれるアスパラギン酸

とレモンのクエン酸は、疲労のもととなる乳酸の分解を促進します」(大柳さん)。

残暑やレジャーでたまった疲労の回復に役立つという。白だしを加えてさっぱりと味付けし、そ

のままおかずやおつまみに。パスタ、焼きそばなどの麺を減らしたところに加えれば、糖質カ

ットもできる。