国民ファンドなるものきちんと開示してほしいもの?

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのミコばあちゃんです。

 国民ファンドなるものが、国が8割以上出資の企業を立ち上げ

民間支援の方策が起動している。

行ってみればこれは国民が株主である。

にもかかわらずその経営内容、企業形態までも把握できている株主は

どれほどいることであろう・・・?

運営状況などの収支決算もきちんと報告などなされてもいない。

赤字が赤字を生んでいるケースも14社の中には

あったとしても株主総会もなくただ国のやりたい放題。

最初から国民ファンドなど不必要であったのではないか。

これも公務員の天下り対策なのではないのですか??

この件に関しては、臨時国会においてもきちんと精査していただきたい。

国民ファンドの必要性の意義も明らかではない。

無駄が無駄、さらには借金を増やしているだけではないのか。

野党の議員の方々も議員報酬の中、その役割は

きっちり果たしていただきたいものです。

     毎日より。

官民ファンドの実態 もっと国民に情報開示を

国と民間が資金を出し合い、新しいビジネスなどに投資する官民ファンドが相次ぎ設立されてい

るが、その実態がなかなか見えない。

官民ファンドは、安倍政権が成長戦略の中で積極的に推進してきた。2016年度末現在、14

ある官民ファンドのうち、改組も含むと12が第2次安倍政権になってから設立されたものだ。

しかし、投資分野の重複があるほか、赤字続きのものもある。本来の役割を果たせず損失ばかり

が膨らみはしないか、不安がぬぐえない。

「官民」とはいえ、出資の大半は国である。つまり国民が株主だ。政府はその国民への情報開示

を徹底すると同時に、それぞれのファンドについて、存続の必要性も含め厳しく点検すべきだ。

官民ファンドの一つ、クールジャパン機構は、13年11月に経済産業省監督官庁として設立

された。アニメや日本食、日本のファッションなどを海外に売り込む事業を支援するのが狙い

だ。資本金の約85%を国が、残りを民間の24社が出している。

これまで23の投資案件に、総額519億円の出資を決めた。しかし、それぞれの投資が成果を

あげているのかどうか、知る材料が乏しい。

同機構は今年3月末、投資案件の一つから撤退した。2年半前に出資した日本アニメを海外に動

画配信する事業だ。共同出資者となった企業が全株式を買い取った。

問題は、機構が投資した10億円がどうなったかだが、いくら回収できたかの情報がない。機構

全体の損益(16年度は23億円の損失)が開示されているだけだ。クールジャパン機構に限

らず、官民ファンドは個別案件の運用成績を公表していない。

投資に失敗はつきものだ。損失自体が問題なのではない。肝心なのは、それぞれの投資案件につ

いて透明性を高めることである。

投資先の選定についても、根拠をもっと説明してほしい。自力でリスクを取れそうな大手企業や

、その子会社なども含まれるからだ。

官民ファンドの政府出資分の多くは、NTT株やJT株など国が保有する株式の配当などがもと

になっている。国民のために使うべき貴重な財産だ。チェック体制の強化を急がねばならない。