恐ろしいほどの福もあるもんです。

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのミコばあちゃんです。

 宝くじに当たって、30年勤めていた会社を辞めた人がいる。

いくらあてたとおもいます?

「なんとなんと830億円ですぞ!  あれれ、これ桁違いかしら」

これは米国で当たった女性です。

あなたならこれだけ手にしたらどのように表現しますか?

 ミコばあちゃんなら気を失ってそのまま天国かもしれません。

本当にこのようなこともあるのですね。

 830億円当たった女性の静かなお幸せ、心よりお祈り申し上げております。

 ミコばあちゃんはこの話を聞いただけで失心しそうでした。

    中国新聞より。

桁外れの福

2017/8/26

「1おく(億)円ですよ。1円おく(置く)んとちゃいまっせ」。そんな漫才師のギャグを思い

出す。米国の宝くじで約830億円の大当たりが出た。「目玉が飛び出る」とか「雷に打たれ

たよう」とか、数ある例えで言えば、どれほどの驚きだろう

山口市民なら、あるいは聞き覚えがあるかもしれない。本年度一般会計で市のはじいた当初予算

額が830億円だった。とはいえ、庶民の肌感覚にない数字である。縁遠さは変わるまい

桁外れの福を引いた女性は、30年以上も勤めた職場におさらばしたらしい。何年か前のサラリ

ーマン川柳の入賞作にある。<「宝くじ当たれば辞める」が合言葉>。しがない宮仕えの夢は

、洋の東西を問わないようだ

今回の当せん確率は、宇宙から突然降ってきた隕石(いんせき)に当たって事切れる率よりもは

るかに低いという。6個の数字を選んで買う、そのくじで家族の誕生日を組み合わせたのが幸

運を呼んだ。ちょっといい話ではないか

街頭のポスターで昔見かけた一句がある。<茶柱が一枚買わす宝くじ>。一獲千金と血相変え、

買い込むものではないのだろう。家族の顔が浮かぶ。一服、茶を喫する―。心のゆとりが肝要

と存ずる。