難民の受け入れ対策、前向きであってほしい・・・。

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

難民問題はもう国連だけでは抱えようもないほどに拡大している。

国連の難民の推定人数は6500万人を数えもはや世界問題にと発展している。

 日本に命からがら逃れてきた人は10900人とされ、そのうち難民と認められた人が

わずか28人とされるのだから本当に驚いてしまう。

 国会においても、安倍総理の難民対策に対する

言葉がどれほど聞かれたことでアろうか… ・・・

もし難民でなく訃報者者である危険性は波乱要因としては確かにあるであろう。

 難民入国者に対し、受け入れたのがわずか28人であるならば、面倒だからのことで大

義名分で審査でふるい落としに躍起としか思えない。

命乞いをしている人を見て見ぬふりを決め込む日本人気質が見て取れもする。

    朝日コムより。

難民と日本 人命を守る視点こそ (7月24日)

この地球に暮らす113人に1人が紛争や迫害で家を追われている。未曽有の人道危機

といっても言い過ぎではあるまい。

国内外に逃れた避難民や難民が昨年末、第2次大戦以降で最多の6560万人になった

、と国連が発表した。

日本に保護を求める人も年々増え、昨年は今の難民認定制度ができた1982年以降で

最多の1万901人になった。

だが難民認定されたのはわずか28人。他の先進国と比べて桁違いの少なさで、認定率

も際だって低い。彼らに安全な場所を提供する国際責務を日本が果たしているとは到底

いえない。

法務省は、就労が目的で難民認定を求める「偽装」が多いと説明する。本来救済すべき

人の審査が後回しにされたり、認定まで時間がかかったりしているならば、ゆゆしき問

題だ。

明らかな「偽装」は、手続き段階のなかで早期に防ぐ制度の改善は必要だろう。

それでもなお「日本は難民認定のハードルが高すぎる」との声が専門家の間で根強い。

難民の定義をあまりに狭くとらえているという指摘だ。

たとえば、出身国の当局から反政府活動家などと目をつけられた個人でなければ、なか

なか難民と認めてもらえない。

紛争地や圧政国では、支配する側と違う政党、宗教、社会集団に属しているだけで一般

市民も迫害の標的になりかねない。

所持品も十分持たずに異国に逃れた人に、「迫害されたことの証明」を過度に求める審

査のあり方にも問題がある。

そうした中、画期的な判決が名古屋高裁で昨年確定した。

出身国で野党の指導的立場になかったことを理由に難民と認められなかったケースで、

それを適法とした一審判決を退け、「指導的立場でないことが、難民であることを否定

する根拠にならない」とした。

また、本人の説明内容に変遷があっても、迫害をめぐる中核的事実に一貫性があれば信

用性はあるとの判断を示した。

優先すべきは、「いかにふるい落とすか」より、「生命や安全が脅かされている人をど

う救うか」という視点だろう。

有識者が不服審査にかかわる参与員制度が05年に導入されたが、審査の透明性と公正

性を高めるさらなる工夫も必要だ。

最近、難民を支援する国際機関や団体に寄付する市民や、難民の受け入れに意欲を示す

企業や大学が日本でも増えている。

困っている人を助けたい。そう心から願う日本人が誇れる難民制度を望む。

もっと温かい目でグローバルな視点から難民問題を考えていただきたいものです。