高齢者の終末医療の在り方につき論議始まる。

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのミコばあちゃんです。

 高齢者の終末医療の在り方については長い期間議論が尽されたとは言えない。

高齢者の意思にかかわらず、高血圧などの終末医療の中止は当然のようにとらえたいとは思うが

家族によっては生きられるだけ、治療を望まれるお方もあるのかもしれない。

 高齢者が週末に当たり、高血圧、認知症の治療を受けることには

ミコばあちゃんは賛成できない一人です。

ご近所のお嫁さんは、姑に対し、当時86歳の時胃ろうの選択を求められ

もうこのまま、楽にしてあげたいとは思いながら、相談できる息子も先立ち

お嫁さんは、嫁の立場として胃ろうの中止はとても言えなくて

今なお長期にわたり、物言えぬ母の見舞いに、毎日出かけておられる。

でもどうだろう・・・。

終末に際し、ドクターより不必要な医療行為の中止を

提言されると答えやすいケースもあるのではなかろうか。

高齢者の終末医療の在り方について、論議されるようになったことは

大いなる医療の前身と歓迎したいものです。

ミコばあちゃんはとにかく、自然史を強く願っています。

    朝日コムより。

高齢者の高血圧、終末期は治療中止も 学会が初の指針

日本老年医学会は20日、高齢者の高血圧患者の診療指針を初めて公表した。終末期には治療に

よる状態の改善が期待できないとして、高血圧治療の中止を「積極的に検討する」と明記した

認知症や骨折など高齢者に多く見られる特徴と、高血圧治療の関係についても示した。

指針は、日本高血圧学会が2014年にまとめた高血圧治療指針の内容をふまえ、要介護や終末

期の患者への治療のあり方を示した。介護施設の入所者の治療は「個別に判断する」とし、終

末期の患者の治療は「降圧薬の中止も積極的に検討する」とした。

また、高齢者の高血圧治療が認知機能や、筋力や活動性が低下する「フレイル」への移行、骨折

のリスク、夜間頻尿などに与える影響も検討した。認知機能については、「治療が悪化を抑制

する可能性があるが、まだ一定の結論は得られていない」とした。

フレイルについては、悪化を抑える観点から高血圧治療を推奨した。一方、治療開始時には血圧

低下によるふらつきなどから転倒リスクが上がる可能性があるとして注意を呼びかけた。さら

に高血圧治療に使う利尿薬の種類によっては、骨折リスクや夜間頻尿に影響を与える可能性も

指摘している。

日本老年医学会の楽木(らくぎ)宏実理事長は「高齢者は高血圧だけでなく、フレイルや認知症

などほかの病気を抱えている。患者さん全体をみる診療に指針を役立ててほしい」と話してい

る。

日本老年医学会は5月に日本糖尿病学会と合同で、65歳以上の糖尿病患者を対象にした診療指

針を公表。今年度中に、脂質異常症や肥満の診療についても高齢者を対象にした指針を発表す

る予定だ。(南宏美)