女医さんの自殺は一般車より深刻。。

     ご機嫌いかがでしょうか

 視界ゼロのミコばあちゃんです。

 いろんなところで悲鳴にも似た人手不足が深刻化している。

命と向き合う医療現場における時間外労働は当たり前のようにとらえられている。

万全であらねばならない医療現場においてどの程度の緊張感が持続可能なのだろうかとお医者さ

んの前に座るとよく考えさせられる。

お医者さんは患者に向き合うよりもカルテ、検査データーに向き合って

離されることにはいつも疑念が拭い去れなかった。

でもお医者さんのご多忙ぶりに接しているとこのようなことは当たり前かとも思う。

 ジョイさんの自殺は一般車よりも確率が高いとされている。

研修医であっても、深夜の呼び出しがいつ発生するかわからない中で

オーバーワークで帰宅したとしても、いつ呼び出しが在るかわからないとしたなら

ゆっくりしたリラックスタイムなど取れようはずもない。

政府の対策も求められはするが、医療現場の実態把握などどれだけできているのだろうか?

 命を守る人の命が粗雑であったなら悲しすぎませんか。。

   朝日コムより。

女性研修医の死 医療現場の疲弊なくそう

長時間の勤務で健康を害し、死亡する勤務医が後を絶たない。命を守る現場の疲弊を何とか食い

止めなければならない。残業時間を規制するなどして改善を図るべきだ。

新潟市民病院の女性研修医(当時37歳)が2016年、自宅近くの公園で死亡しているのが見

つかった。研修医として同病院で勤務していたが、救急患者対応の呼び出しが多く、心身の不

調を訴えていた。月平均の残業は過労死ライン(80時間)の2倍を超える約187時間。2

51時間の月もあったといい、過労死として労災認定された。

医師の自殺率は一般より高い。その多くは長時間の勤務が絡んでおり、過労による病死を含める

と毎年100人を超える医師が命を落としていることになる。一つの医科大学の卒業生数に匹

敵する数である。

特に若い勤務医や研修医の多くは長時間労働が常態化している。仕事で緊張を強いられ、患者や

その家族からの苦情でストレスを感じている医師も多い。研修医の4割近くが抑うつ状態との

調査結果もある。

一方、宿直勤務をしても患者に対応していない時間は労働時間に含まれないため、労災認定され

ることは少ない。研修医は「労働」とみなされない場合さえある。同病院は「医師としての学

習が目的で、労働時間に当たらない」と主張していた。

開業医に比べて勤務医の仕事量が多すぎる上に、救急や麻酔科など特定の診療科に突発的な仕事

が集中していることにも原因がある。

政府の「働き方改革実行計画」では残業時間を原則45時間(月)と定めたが、医師は規制の対

象外とされ、5年間の猶予が認められた。

医師には原則として診療を拒めない「応招義務」が課せられており、一律に残業時間規制をする

と患者の診療に支障を来す恐れがあると医師会などは主張する。

ただ、若い勤務医や研修医の過酷な長時間労働を前提にした勤務体制のままでは、今後も過労死

は続出するだろう。診療に支障を来すどころではない。

厚生労働省は勤務医の残業時間規制に関する検討会を設置する予定だ。多忙な診療科の医師の増

員、開業医との連携も含めて、実態に即した対策を打ち出すべきである。