よく似た山菜にご用心。。

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのミコばあちゃんです。

80代のお方が、山菜を間違えていためて食べ、亡くなられております。

 蕗、カタクリギョウジャニンニク、ノビルなどなど、日差しの中で芽生える

山菜は美味ではありますがそれなりに知識がないと有毒種もあるので

本当に気を付けなければ命取りとなりますね。

 ギョウジャニンニクは林道からほど近く、容易に手に入るので人気でもありますね。

イヌサフラントリカブトなどは花がとても美しいことから

がーデニングとしての人気があるようですがこれは植えないことでしょうね。

知識の少ないお方は、取らないこともおすすめです。

ギョウジャニンニクの芽生え

芽生えの頃はイヌサフランによく似ていますが、葉をもむとニンニク様の強い臭いがあるので、

臭いを嗅げばすぐ判ります。

イヌサフランの芽生え(有毒)

 早春の様子です。イヌサフランの芽には、臭いはありません。

ギョウジャニンニクの葉

 葉は通常、1芽から1?2枚(稀に3枚)しか出ません。葉は楕円形または狭楕円形で基部が

次第に細くなっています。

イヌサフランの葉

多数の大きな葉が互いに重なりあって出ます。葉は夏に枯れて、花が終わった後に出ます。

ギョウジャニンニクの花

写真提供:昭和大学薬学部薬用植物園

         イヌサフランの花

      ギョウジャニンニク

                  (ユリ科

北海道、本州中部以北の林下に生える多年草です。7月頃、葉の間から花茎を出し、茎の頂上に

白い小さな花を多数付けます。

 自生地では山菜として食用にされ、名前も深山で修行中の「行者」が食用にすること

に由来するそうです。

イヌサフラン

                 (ユリ科

ヨーロッパや北アフリカ原産の多年草で、9月頃、地中から長い花筒を出してピンクの花を咲か

せます。花が美しく、コルチカムの名で観賞用に栽培されることがあります。

 植物全体、特に球根(鱗茎)や種子に、アルカロイドのコルヒチンを含有しており、

誤食すると嘔吐、下痢、呼吸麻痺などの中毒症状が起きます。

 薬用としては、コルヒチン(痛風の鑑別薬)の製造原料となります。

 ギョウジャニンニクの球根(鱗茎)

地下には長さ4?6cmの彎曲したラッキョウのような球根があります。外面は網状の褐色の繊維

をまとっています。球根にも強い臭いがあります。

     イヌサフランの球根(鱗茎)

地下には茶色の外皮の球根があります。球根を机の上などに置いておくだけで、花が咲くところ

から園芸植物として人気があります。

  今はまさに山菜取りのシーズンです。