視覚障碍者に待たれます、商品開発。

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのミコばあちゃんです。

 見えなくなって、こんなものがあったら、道先案内のナビゲーターが

あったならと、当事者からのアイデアが、商品化されたらどれだけお助けかしれません。

 いろんなニーズの広がりはあると思いますが、ミコばあちゃんは、電化製品など

覚えないと使いこなせないので、多機能ではなくシンプルな機能のものが

望だったりもします。

また近頃は、トイレ、照明など、リモコンが多くおしゃべりしてくれたなら

どんなに有賀太郎などと思えてもいます。。

落としたものが、認知できる方法などあると便利なグッズはいろいろです。

現場の声が商品開発される日の訪れが待たれもします。

商品化されなくても多くの方々が、そこここで声を上げ続けることが必要のようです。

     新聞記事より。

工場のベテラン女性従業員ベンチャーの挑戦

パナソニックの工場勤務のベテラン女性従業員2人が米テキサス州に飛び立った。社内公募で選

ばれた事業アイデアを、3月11日に同州オースティンで始まる起業家の登竜門とされる展示

会「サウス・バイ・サウスウェスト」(SXSW)で発表するためだ。メーカーの商品開発は

専門部署が担うのが一般的で、2人の挑戦は業界の「非常識」。だが、メーカーの慣例だけで

はヒット商品が生まれにくくなっているのが実情で、2人の挑戦は家電

〈<くらしナビ・ライフスタイルのみ込めない人の介護食>〉

「人生の最後まで家庭の味を」介護体験通じて商品を開発

渡米するのは、滋賀県草津工場に勤務する水野時枝さん(51)と兵庫県の神戸工場に勤務す

る小川恵さん(45)。2人ともキッチンアプライアンス事業部で商品としての合否判定など

をする品質管理を担当しており、入社時に水野さんが小川さんの指導を担当して以来、家族ぐ

るみの付き合い。「姉妹のようなものです」と水野さんは笑う。

嚥下(えんげ)障害に対応したデリソフター。料理を入れると形はそのままで食べる時に舌と上

あごを使ってかみ砕くことが可能になるまで軟らかくなる=パナソニック提供

SXSWで2人が発表するのは、各家庭で調理された食事を、見た目と味はそのままに軟らかく

する“デリソフター”という専用調理器だ。加齢や事故で、かむ力やのみ込む力が弱くなると

、嚥下(えんげ)障害や摂食障害になることがある。こうした場合、流動食や専用の介護食を

準備することになるが、デリソフターを使えば、障害があっても家庭料理を楽しむことができ

る。

開発を目指したのは水野さん、小川さんそれぞれの経験がきっかけだ。

小川さんは、2015年末に亡くなるまで父親を、母親と一緒に働きながら介護した。父は肺が

んや心筋梗塞(こうそく)など相次ぐ病の末、肺炎に。のみ込む力がだんだんと弱なり、食事

はペースト状の介護食が中心となっていった。

「肉やギョーザが好きだった父は、食事になると『なんでペットのエサのようなものを食ないと

いけないんだ』と母や私とケンカになることもあった。好きなものが食べられないいもあった

のか、父はどんどん衰えていった」と小川さん。また、介護食の費用は月々75000円を超

え、家計の負担も大きかった。

年12月、事業の進捗具合を説明する水野時枝さん(左)と小川恵さん=パナソニック

一方の水野さんは、03年に長寿世界一(当時)の116歳で亡くなった鹿児島市の本郷まとさ

んの孫だ。「おばあちゃんは、亡くなる前には2日寝て2日起きるというサイクル生活になっ

たけれど、かむ力とのみ込む力は強く、寝たままでも家族みんなで同じものをべてました。そ

れぞれの家庭にある味で人生の最後を迎えられるのはとても幸せなことだ思った」と振り返る。

ポートする組織「ゲームチェンジャーカタパルト(GCカタパルト)」が、アイデアを社人が社

内選考会に臨んだのは年7月。“人生初”となったプレゼンテーションの相手は、も以上に汗

だくになった」と川さん。選考会の結果、44本のアイデアのうち5本が「今「技術はほとん

どなかったが、介護の経験を通じての説明は、それを補うすごい迫力だ「大企業こそイノベー

ションを起こせるはず」

理の軟らかさを模造紙に手書きのグラフで記録する小川恵さん(左)と水野時枝さん=パ今回の

社内公募を企画したGCカタパルトは、社員を対象とした新規事業公募制度を運用起こすこと

も目的にしている。

進展に伴う顧客ニーズの変化に、企業は対応を求められるようになった。こうした時代にど小回

りが利かず、商品開発の面でベンチャー企業に後れを取る局面も増えてきた。

いる。GCカタパルトの深田昌則代表は「意思決定のスピードを速めることができれば、た意義

を語る。

び半分で」試作品を作っているとそこに経営者が現れて商品化が決まるなど、経営陣と場の強み

でもあった。

決定の速さを確保し商品は工場内会議室「アジト」で開発

ともとは会議室だったが、プレゼン通過後は、同僚の協力もあって2人は従来の業務を外日通っ

た。

造紙に張られている。デリソフターは、圧力を加えることで料理を軟らかくする仕組み適返した

。料理の見た目はそのままだが、食べる時には舌と上あごを使ってかみ砕くことき「私たちに

はアイデアはるが、実現する技術がない」と嘆いていたが、持ち前の行動力で発売してきた商

品も研究また、「現場を知らなければ」と介護施設を回り、医師などの専を突き動かしたのは

「多くの人に人生の最後の最後まで『家庭の味』を楽しんでもらいた」工場発の2人の挑戦。

「松下魂」復活なるか?

洋電機はパナソニックによる買収後、洗濯機や蔵庫は中国の「ハイアール」に売却された。に売

却するなど、市場の覇権はアジアのメーカに取って代わられた。