視界ゼロのミコばあちゃん 同行援護者にお願いです。

    ご機嫌いかがでしょうか。

  ミコばあちゃんは今は、白夜そのものなんです。

だからと言ってシルエットまでも見えてるわけではないのです。

この現象は見えない中途のお方からも聞いております。

不思議な現象に戸惑うばかりです。

 

 外出する機会はあまりありませんが、同行いただけますお方には

いつも感謝の気持ちでいっぱいでございます。

 同行いただけるお方との信頼関係を確かにすることはもちろんのこと、ミコばあちゃんはいつ

も「ここはどこを歩いているのかしら」といった具合に視界に

とらえられる内容を、少しでも知りたく常にアンテナを張っているところがあります。

縁石、ポール、グレージング、建物等目印になる情報すべて記憶に

とどめ置きたく思ってます。

再度訪れるときの目印を記憶しておきたいとの強い希望もありますが

年も年、お記憶装置がとっくにさび付いてもいるんでございますよ。

自立性を高める意味合いからも、また 白杖になれる意味合いからも

単独歩行の見守りがありがたいです。

 ただ歩きながらご説明いただいても、記憶装置は

とどまることなくさらっとお忘れなんです。

それに比べ、自力歩行であれば、研ぎ澄まされた緊張感の中で

お聞きしますので、記憶も長続きするように思えたりもします。

    視覚障碍者の動向に関する引用文です。

方向や位置を説明するときは、視覚障害者の向きを中心にしてください(図)。

向かい合っていると、説明者とは左右が反対になるためです(図)。

?道順を説明するときは、目印となる具体的な建物などを教えてください。

?道順を説明するときは、目印となる具体的な建物などを教えてください。

目印となる建物を教えてもらえると、再度道を尋ねるときや、援助を受けるときに役立ちます。

?代名詞や、指差し表現ではなく、「あなたの右」、「煙草の箱くらいの大きさ」などと、具体

的に説明してください。

「あそこに」「むこうに」という表現や指差しは、正確にわからないからです。

?商品を選ぶときなど、触れる物には、触らせてください。

物の材質、形や大きさなどは、ことばだけの説明よりも、触った方がよくわかります。

6誘導(移動の手伝い)のポイントは?

移動介助を求められたときに、注意するポイントを紹介します。

?まず、どのように介助すればよいか聞いてください。

介助の受け方は人によって違います。決めつけた対応をしないようにしましょう。

前方に看板があります。

左側に避けられます。

あぶない!右へ

視覚障害者 ××

.

?短い距離であっても、腕や白杖をつかんだり、肩や背中を後ろから押さないでください【下図

】。

動きを拘束されると、安心して歩くことができませんし、足や杖で前方を確認することもできな

くなってしまいます。

?あなた(援助者)の腕や肩をつかんでもらい、歩く速度を相手に合わせることが基本です【右図

】。

?段差や階段の直前ではいったん止まって、「下りの段差です」「上り階段です」

などと教えてください。

ただ「階段」と言われただけでは、上りか下りかわかりません。

?別れるときは安全な場所で、本人の立っている場所と向いている方向を伝えてからにしてくだ

さい。

誘導者と別れた後で、下り階段などで転落したりしない場所を選ぶためです。

悪い例

「手でひっぱる」「後ろから押す」

誘導の基本

視覚障害者 黄色いタイルのはなし