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見えない私のコミニケーション・・・(1)

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのミコばあちゃんです。

 地域でお世話になるばかりでは申し訳なく、いつも何か

できることはないかと絶えずアンテナを張っているミコばあちゃんです。

 ゴミステーションのお掃除、13年くらいやらせていただいております。

 これはまだ少し見えてるころからでもあるのです。

 見えないと初対面のお方にはすごく気を使ったりします。

目からの情報が期待できない分、そのお方の人物を知る手段は

かわす言葉はもとより、どういうお方かと、推測を含め、あらゆるしぐさなどからも

素人緊張も禁じ得ません。

そのお方の思いの一端もくみ取れないのが実態でもあります。

穏やかなお話しぶりのお方が、お人柄かといえばそうとも言い切れません

個々に異なるとは思いますが、信頼関係の構築にはかなりの時も必要です。。

警戒心が拭い去れないのも実態です。

 また、密室における会話には、私といえばなんだかとても落ち着きません

これはみこばあちゃんだけかもしれませんが・・・。。

    視覚障碍者に接していただけるお方に一言。

    

声には表情がある

 「○○さん、何か心配ごとでもあるの」と視覚障害老人から言われて、ハッとすることがあり

ます。少し気になっていることがあると、自然と声にでていることが多いのです。私たちが顔

の表情で、ある程度相手の考えていること、感じていることを判断するのと同じように、視覚

障害老人は声で判断します。つまり、声には表情があるのです。

 電話でも、相手の言い方で嫌な思いをした経験がある方は多いと思います。

 どんなに、嫌なことがあっても、常に、明るい声で接してもらいたいもので

す。また、言葉づかいにも気を配り、信頼関係を築くのは、まず「言葉」からということを忘

れないで、日常生活の援助をしてください。

ラジオ感覚を忘れずに

 一度ためしに、テレビを、目を閉じて聞いてみて下さい。ドラマは、人の動きの説明などあり

ませんので、内容が良くわからなかったり、ニュースでは、外国人へのインタビューなど字幕

の場合、やはり内容がわかりません。

 視覚障害老人と一緒にいると、いろいろな場面で説明が必要です。つい、自

分の見えている感覚で説明すると、相手は何を言っているのか理解できないということがあり

ます。その時は、ラジオだったら、どういう言い方をするのかな?と、ちょっと考えてみては

どうでしょうか。ラジオをしばらく聞いて、研究するのもいいかもしれません。

 説明はくどすぎても困りますが、簡単すぎてもよくわかりません。要領の良

い説明ができることも、視覚障害老人を援助する大切な事の一つです。

指先で見てもらう

目の不自由な人が買物をしているときに、援助者が横で言葉だけで説明している場面を見かけた

事があります。

 「物に触れてもらうと、もっと良くわかるのに」と思ったものです。

 衣類は触れることにより、生地の素材や大きさがわかります。お菓子なども

大きさや量がわかります。触れると困るもの以外は、なるべく触れてもらい、視覚障害老人が

納得しながら買物できるようにしたいものです。

 また、野山を散策した時なども、草花に触れてもらうことにより、どんなに

か楽しみが増すことでしょう。

指先は、目の不自由な人の「目」です。触れて、想像することで、すばらしい世界が広がります。

初めての出会いでは

 初めて目の不自由な人と会う時は、どのように挨拶したらいいか、失礼なことを言わないだろ

うかなど、不安な気持ちになると思います。しかし、あまり意識し過ぎると、会ったときに、

態度が不自然になり、ギクシャクしてしまいます。視覚障害をあまり意識せず、自然に振るま

ってください。

 視覚障害老人宅を初めて訪間する時は、ドアをノックし、「ホームヘルパー

の○○です。入ってもよろしいでしょうか」と声をかけ、始めに軽く握手をし、「はじめまし

て」と挨拶してください。握手することにより。相手がどこにいるのか、背の高さはどのくら

いかがわかります。そして、何よりも親近感を持ってもらえます。スキンシップはとても大切

なことです。

食事をするときは

 多くの盲老人ホームでは、食事前に、時計の文字盤の方向で献立の説明をしています。上の「

献立の説明例」のようにです。あらかじめ食べ物の位置がわかれば、自分の好きなものを自由

に食べられ、とても楽しい食事となります。また、嫌いな物を自分で寄せることができないの

で、一つだけ嫌いなものがあっても、そのおかずには手を付けないということもありますので

、どんな材料が入っているかも教えて下さい。嫌いな材料は寄せてあげると、なお親切です。

しょう油やソースも希望により、かけて下さい。

 在宅の視覚障害老人には、いきなり「1時」「5時」と言っても、わからな

い人が多いと思いますので、最初は「右上」「左下」と説明してもかまいませんが、覚えても

らうといろいろな場面で活用できますので、徐々に時計の文字盤方向の説明に慣れてもらいま

しょう。食事の際はどうしても、手を使う事が多いので、オシボリを用意し、食べやすいよう

に、盛りつけや器の選び方に工夫することも大切です。

お茶などをすすめるときは

 お茶やコーヒーなどをすすめる場合や、外出先ですすめられた場合は、援助者は絵のように手

を添えて触れさせてあげると、安心して飲むことができます。「お茶です」と言って、テーブ

ルに置くだけですと、手さぐりで探しているうちに、湯飲み茶碗をたおし、やけどをすること

もあります。お茶を入れかえたときも同様にし、ふた付きの湯飲み茶碗の時は、忘れないで教

えて下さい。

 コーヒーが出されたときも、同じ要領で行います。砂糖やミルクの位置も教

え、老人自身で入れてもらいますが、多く入ってしまう場合もありますので、入れる量を聞い

て、入れてあげても良いと思います。

    ミコばあちゃんのスタートメニュー。

 鮭フレークのおにぎり、大根油毛の味噌汁。

卵焼き、小松菜の炒め煮

ヨーグルト、バナナ。

    では、ご機嫌よろしゅうに。