健全予算には優先順位とその必要性議論も!!

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 政府は、財政の健全化問題は避けて通れない問題ながら

今年もさらなる先送りをすでに決めています。

 企業も人件費に回すお金を 経済の不安定要素のための

準備金にと備蓄傾向にある。

税金の優遇策に加へ、給与の出し惜しみまでされたら

内需の循環は期待しにくいのも実態。

老後を見据えたときに、社会福祉の減額などを

考慮したなら若者のだしおしみがでるのはあたりまえ!

 そもそも、将来の展望もしないで、高齢者の医療費の無料化を

実施したことが医療費の圧迫要因の始まりです。

無料であるならと病院で出席を取るくらいに人が押し寄せるようになり

そこから年寄りがあちらこちらと競うように

病院に詰めかけるのが習慣化したのではと感じてもいます。

お薬だって何種類もお薬袋がいるくらい処方されてもいました。

これが焼却袋に提出され、一時期

ニュースでも話題にもなりました。

高齢者の無料から、医療費負担に持っていくことはたやすくなかったはず!

 これを、高齢者負担に持っていくことには抵抗もかなりあったはずです。

 眼科、歯医者は満員です。

 死にゆく過程においての優先順位を考えたとき

これからは独居老人が多くなる時代

最終ステージだけは、大切に見ていただきたいと

考えるのはみこばあちゃんだけでしょうか?

赤字予算には優先順位と、その必要性の議論が望まれます。

 医療費の3割負担は当然です。

若者だって働き、子育ての中3割負担はしています。

 老人施設は今はたくさんできて、今の人は行き場がないということは

少ないのでしょうが、やがてこの施設も運営ができなくなる時代もそこまで

来ているととらえるべきかと思っています。

子供が親を見ることは当たり前の時代は

もう終わったのだとしたなら親を見るべき時代に少しづつ戻すべきでもあるかと思いま

す。

これは子育てにもプラスアルファーと思いますが

これは短絡的と解釈もありですよね。

 阿部看板はめまぐるしいほどに看板が架け替えられます。

今の一押しは働き方対策こそが看板の目玉とされています。

 つい先日までは、幼児教育の無償化問題が緊急課題として、衆議院の解散まで訴えて

きた総理です。

安易なる無償化対策はこれから煮つけを回すだけのことです。

無償化こそが見直さなければなりません。

幼児現場では、幼稚園の待機問題こそが問題視されてもいます。

看板の見直しと検証は大事な税金の無駄遣いにならぬように

しっかり精査してほしいものです。

 総理の肝いりでできた「国家戦略特区」これも不必要です。

国家予算に群がるだけです。

 総理がベンチャー企業に多額融資したことも

これを逆手に取られぜいきんのはうまっちされただけのこと?

 小ぎょお中金の不正問題も、きっちりてったいのほうこうにしふとされているのでし

ょうか?

 総理にはおぼっちゃま予算としか見て取れません。

 議員にとって、票だけを見て行動していたのなら

痛みの伴う改革など皆無です。

 若者に負担をかけないためにも、医療費は3割負担までは引き上げるべきです。

緊縮生活は国家にも要求しなければ日本丸は沈没です。

2025年問題はそこまで来ています。

 介護保険の破綻も目に見えてもいます。

これも国民議論として必要であれば最低1万円の介護負担をしてもよいからこの制度を

実行するのか

破綻もやむなしとするのかの議論もあってよいはずです。

老後を考慮したなら、不安要因にも拍車が掛かろうと言うもの!

       山陽新聞より。

社会保障費抑制 生活への影響も目配りを (05/16)

 高齢化で膨らむ医療や介護費の抑制に向け、政府が社会保障改革の論議を本格化させ

ている。財務省が示した改革案は患者らの負担増が目立つ内容だ。6月にもまとめる国

の経済財政運営の指針「骨太方針」への反映を目指すが、国民生活に対する影響も慎重

に検討してもらいたい。

 政府は新しい財政健全化目標も6月に決める。その鍵を握るのが、本年度予算で過去

最大の33兆円に上った社会保障費の抑制だ。伸びを年5千億円に抑えた本年度まで3

年間の目安を来年度以降も続ける案が有力となっている。

 財務省の改革案で注目されるのは、医療費の増加や人口減少などに応じて患者の窓口

負担(1~3割)を自動的に引き上げる新しい手法である。今は健康保険料の引き上げ

や税金投入の拡大で対応しており、主に現役世代の負担増で賄う形だ。

 だが、少子化の進行で働き手が減ることから「現役世代ばかりにしわ寄せが来る仕組

みを見直すべきだ」と、自動調整の手法を先月の審議会で提案した。詳しい制度設計は

これからだが、年金では人口減少に応じ給付を抑制するマクロ経済スライドの仕組みが

あり、その医療版といえる。

 しかし、厚生労働省は「患者の家計など生活実態が考慮されず、窓口負担が過大にな

る恐れがある」と指摘する。窓口負担があまり過大では医療保険の意味は薄れる。拙速

な導入は避けるべきだろう。

 これとは別に、75歳以上の医療費の窓口負担は、現行の1割から2割に引き上げる

案を示した。政府は2014年度以降に70歳になった人の負担を1割から2割に上げ

ており、現在は原則として75歳以上は1割、70~74歳が2割、69歳以下が3割

負担である。

 現状では来年度以降、75歳になる高齢者は1割負担に下がるが、これを2割に据え

置き、既に75歳以上の人は段階的に2割へ上げるよう求めている。介護保険サービス

の利用者負担も原則1割から2割に上げる案を示しており、高齢者の反発は避けられま

い。

 医療機関などに支払う診療報酬に関し、都道府県別の設定を促すことも盛り込んだ。

既に地域別に設定する制度はあるものの、活用例はない。

 医療費の伸びが著しく、住民の国民健康保険料が高くなる地域で報酬単価を下げると

いった対応が可能になるが、同じ医療サービスが県境をまたいで異なる報酬になれば、

患者も医療機関も混乱する恐れがあろう。日本医師会は「医療に地域差が生じる」と抵

抗感を示している。医療費抑制の効果も疑問だ。

 とはいえ、社会保障費の抑制が避けられないことは確かだ。本年度まで3年間は薬価

改定などで場当たり的に抑制した印象が拭えず、さらなる高齢化の中で持続可能な制度

の将来像を示したとは言い難い。国民の理解、安心につながるよう長期的な視野に立っ

た改革論議を求めたい。

介護職員、約34万人不足に? 厚労省が25年度の推計 (5/22)

 厚生労働省は21日、団塊の世代がすべて75歳以上になる2025年度に、介護職

員が約34万人不足する恐れがあるとの推計を公表した。いまの人材確保策では不足分

を補うめどは立たず、さらなる処遇改善などが必要となる。

 介護現場で働く職員数(非常勤を含む)は、介護保険制度が始まった00年度には約

55万人だったが、サービスを受ける要介護認定者数の伸びとともに増加。16年度に

は約190万人となった。

 今後のサービス量の見込みに基づき各都道府県が推計したところ、必要数は20年度

に約216万人、25年度には約245万人となる。その結果、20年度には約13万

人、25年度には約34万人不足する。最も不足数が多いのは東京都で3万4665人

。逆に最も少ないのは山梨県で511人だった。

 厚労省は、来年10月の10%への消費増税に伴い実施予定の介護職員の処遇改善や

、介護ロボットの活用、外国人人材の受け入れ環境を整備推進することなどで人材不足

を改善したい考えだ。(船崎桜)

都道府県別の介護人材の必要数…

     大阪弁って、不思議な雰囲気がある!

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 大阪弁を 聞くだけでなんだか背中を

押されるような元気と親しみをもらえる不思議な雰囲気に

ほっこりもさせられます。

 癌のいとこが連休中に尋ねてきました。

 彼女のライフスタンスはもともと凛とした筋金入りでもあります。

それに加えあの店舗の与謝野大阪弁

知らず知らず曲がった背中を伸ばし、顎まで引いている

自分がいることに思わず副添えんでしまいました。

 のんびりした田舎の店舗にはなじみませんが

マー原器」とびっくりさせられるほどの会話に

みこちゃんのほうが従妹に元気をもらった次第です。

いつしか 悲しみまでも吹き飛んでいました。

大阪弁てそれくらい、不思議な雰囲気に包まれ

思い知れずにっこりしている自分に気づかされたりもします。

     産経より。

【きのうきょう】うれしい理由 (2018年5月14日 14:16)

 大阪市天王寺区 丸山雅美 61 無職

 買い物から帰ってきた母は、荷物をテーブルに置くと、勢いよく話し出した。「今日

うれしいことがあってん」。うれしいこととは、エスカレーターで起こった。母のすぐ

後ろで、数人の女の子たちが体を大きく動かしながら騒がしく話していたという。母は

、もし彼女たちの手が体に当たったら、バランスを崩してエスカレーターから落ちてし

まうのではと、ヒヤヒヤしていたそうだ。

 するとそのとき、落ち着いた男性の声がした。「君たち、前につえをついたおばさん

がいるから気を付けて」。怒るのではなく、でもきっぱりとそう言ってくれたのだった

。おかげで女の子たちはピタリと静かになったそうだ。

 「ありがたいねえ。すごくええ人やん」というので私も喜ぶと、母はニコニコして、

「それにな、私のこと『おばちゃん』やて。私87やのにな」。私は思わず苦笑した。

母がうれしかったのは、どうやらそちらの方らしい。

「関西弁」=「大阪弁」と思われがち。

しかししかし、「大阪弁」と「京都弁」ってなんか違うよなぁ、ということが想像でき

るように、

漫才師の喋る関西弁と、ヤクザ映画の関西弁もなんか違うよなぁ、と感じるように、

関西の中の地域でも、各県ごとに微妙に方言が違っているんです。

その違いとは、はたしてどんなモノなのでしょうか?

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関西弁でもこれだけ違う!「日常単語、各県バージョン」編

標準語を基準にして、ひとつの言葉が関西の各県でどれぐらい違うか見てみましょう。

1「なにしてるの?」

関西の代表、大阪弁だと「なにしてんねん?」

テレビの漫才や、バラエティー番組なんかでもよく耳にする、いかにも関西弁の代表格

!って感じですよね。

この「なにしてんねん」が京都弁では、

「なにしてはりますの?」「なにしてはるん?」になります。

京都弁はこの、「?してはる」という、はんなり上品な感じが独特ですね。

これが神戸弁は「なにしとぉ?」となります。

大阪にくらべると、すこし柔らかい、優しいイメージです。

2「ダメだよ!」

大阪弁では、「あかんやろ!」

関西で一番スタンダード。

これが京都弁だと「あかんし!」ちょっとやわらかいニュアンスですね。

神戸弁では「あかんで!」です。

ちなみに、もっと地域限定の言葉のなかには、泉州弁(せんしゅう)の「あっかえ!」

という少々荒っぽい感じや、

播州(ばんしゅう)弁で「あっかいや!」なんていうめちゃくちゃアクが強い関西弁もあ

ります。

3「来ない」

大阪弁だと、「けーへん」

京都弁では、「きーひん」

神戸弁では、「こーへん」がよく使われるようです。

ただ、この辺りは地方地方で混ざり合っていて、

大阪の人が「きーひん」といったり、

京都の人が「けーへん」と使ったりすることもあります。

大阪とお城

4「捨てる」

大阪弁神戸弁では、「ほかす」が多いです。

京都弁では「ほる(ほおる)」がよく使われるそう。

「ほる」を過去形にすると「ほった」、

「ほかす」を過去形にすると

「ほかした」「ほった」となるので、

現在系は違うが、過去形になると同じ言葉になる…というケースもあるのがこの例です

ね。

5「?しよった」

“自分じゃない人が何かをした”という意味合いで使われる言葉です。

「アイツ落ちよったで!」と言うと、

「アイツは落ちた!」とか、

「アイツは落ちやがった!」というような雰囲気の意味です。

ただしこれが、神戸方面の言葉になると少し違ってきます。

「自分が?しそうになる」ことを「~しよった」と言うことが多いのです。

「俺、落ちよった」は

「俺、落ちそうだった」という、全然ちがう使いかたになるんですね。

6「大丈夫」

大阪弁では、「かまへん」

京都弁・神戸弁では「いける」

ちょっと変わったところで、播州弁「べっちょない」なんていうのもあります。

こんな少しだけの言葉を見てみても、

地域ごとに結構な違いが!

ひとくくりに「関西弁」といっても、

言い回しひとつとっても大きく違っているんです。

テレビから聞こえてくる「関西弁」も、

よくよく聞くと、「あれ…このひとは京都の方言かな?」なんて考えられたりして、オ

モシロイかも。

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関西弁でもモテ度が違う?「京都弁vs大阪弁の恋愛」編

iPhoneと飲み会

「方言女子ってイイね」「関西弁の女のコとか萌える」なんて聞いて、キラめく春を夢

見て上京していった、若い大阪弁女子は、多いのではないでしょうか。

さて、そんなキラめく妄想を胸に、

合コンなどの場に出陣すると、

意外とモテない状況に衝撃を受けることになってしまうかもしれません。

実際に生で大阪弁を聞いた男性陣の感想には、

「ちょっとキツい」「漫才みたい」「怒ってるの?」といったものが割と多いんです。

方言女子がモテるんじゃなかったのかよー!

と心の中で叫んでしまうパターンに…。

そう。方言なら、関西弁なら、

なんでもモテるワケじゃないんです。

例えば、その落ち込む大阪弁女子の横で、確実にキラめいている方言女子がいます。

それは、京都弁女子!!!

「いややぁ、ヘンなこと言わはらんといてぇ」「ホントにきいひんの?さびしいわあ」

なんて、

若い女性特有の、はんなり、上品で、かつウブっぽささえ感じる京都弁。

街のイメージ的にも、

京都はおしとやか・はんなりというイメージ。

こちらでは京都弁のあいさつについて詳しく解説していますよ。

京都弁の挨拶をマスターしよう!京都出身が教える日常編から応用編!!

大阪は怖い・キツイというイメージが固定されてしまっており、各方言にも、それが投

影されているというのもあるかもしれませんね。

隣同士の京都と大阪なのに、

こんなにも喋り言葉で与える印象が違うのかと驚くばかりです。

しかしこれがまた、文章となるとすこし違ってくることも。

LINEやメールでのやり取りでは、

耳で聞くのとはまた違う方言の魅力もでてきます。

例えば、京都弁女子の文面なら、

女「そや、明日が言うてはった面接の日ぃやった?頑張って。応援してるわ」

男「ありがと。緊張するよ~」

女「そないに緊張しはるなら、なんや手つどうてあげようか 笑。」

おしとやかで、なんとも上品ですね。

見慣れない京都弁の文面で、女性らしさにドキっとする男性も多いかも。

同じものを大阪弁女子が気になる男性に送ってみると…

女「せや、明日が言うてた面接の日やんなあ?頑張ってな。応援してるで」

男「ありがと。緊張するよ~」

女「そんな緊張するなら、なんか手伝ってあげよか 笑。」

京都弁のような上品さはありませんが、

元気でカワイイ!親近感がある!と、無邪気に応援してくれている感じに、グッとくる

かも?

パッと文面を見たときの印象からして、けっこう違いますよね。

あなたはなら、どちらの方言女子をスキになりそうですか?

大阪弁」の中ですら違いがある!「北大阪と南大阪」編

通天閣

同じ大阪府の中でも、京都に近い地域や北摂は京都弁に近いことが多く、大阪市内中心

部から南側では、南大阪の喋り方に近いようです。

例えば「明日遊びに行かない?」という言葉なら

大阪北部「明日遊びに行かへん?」

大阪南部「明日遊びに行けへん?」

「もう1杯だけ飲まない?」というセリフは、

大阪北部「もう1杯飲まへん?」

大阪南部「もう1杯飲めへん?」

と、少しづつ語尾が変わるんですね。

また、根強いイメージとしてあるのが、

北部は丁寧・おしとやかな大阪弁であり、南部の方ほど荒々しい大阪弁であるというこ

と。

「ワレ、コラァ、いてこますぞ!」

「何さらしとんねん!」

なんて、ちょっと恐い映画の中で出てきそうなイメージの関西弁は、河内(かわち)弁な

どの、大阪の南部の方言が多いのです。

逆に大阪の北部は、

船場言葉(せんばことば)」などを代表格に、ていねいな関西弁が多いんです。

船場言葉は大阪市船場の商家で用いられた言葉。

船場はいわゆる商家の町でしたので、好んで京都からお嫁さんをもらっていたことから

か、

京都に似て「はんなり」しています。

「もうちょっとなんとかなりまへんか」

「ほなちょっと、勉強さしていただきやす」

乱暴な言葉遣いが少ないのが特徴で、接客を意識した商売人ならではの大阪弁なんです

ね。

関西人よ!「その言葉、関西以外では通じませんよ」編

東京タワーと青空

地域によっていろいろな言葉のある「関西弁」

いまや、テレビやネットの普及で、関西以外で育ったひとたちにとっても、わりと慣れ

親しんだ言葉になっていると思います。

「でも、コレを関西外で言うと、全然通じない!」

「全国共通でこういう名前だとずっと思ってきたのに、関西弁だったなんて…」

という独特な言い回し、名詞が関西弁にはあるのです。

それらをちょっぴりご紹介。

モータープール → 駐車場

カッターシャツ → Yシャツ

こそばい    → くすぐったい

べべ      → ビリ

コレ棚になおしといて → コレ棚にしまっておいて

いらち     → せっかち

めばちこ    → ものもらい

さぶいぼ    → 鳥肌

大学4回生    → 大学4年生(関西では~回生と言う)

お造り     → 刺身

なかなか面白い言葉が多いと思いませんか?

「この本なおしといて!」って渡したけど、この本どこも壊れないのに…、って勘違い

された!

なんていうエピソードは、いまや関西弁あるあると言ってもいいかも。

     どうなる、中国と台湾!!

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 中国と台湾との関係は、二国間だけの問題にとどまらず

アジアの太平洋情勢にもかかわる事態となり見逃せない状況である。

中国台湾をあくまでも主張し譲ることのない中国に台湾が挑むことは

多くな波乱要因を含むし、経済も中国輸出で潤いを

期待する台湾のこれからの方針には

片時も目を離すことはできない不安要因でもある。

     毎日新聞より。

中国の領土主張 外国企業への「検閲」は問題だ (2018年05月20日)

 中国の政治的主張を外国企業に押しつけ、従わなければ報復する。民間の自由な経済

活動を阻害する行き過ぎた「検閲」はやめるべきだ。

 中国政府が日本や米国などの航空会社に対し、台湾、香港、マカオを中国の一部とし

て、各社のウェブサイト上に明示することを求めた。台湾を「中国台湾」と表記し、地

図上で中国大陸と同じ色で塗るよう指示した。

 対応を取らなければ、処分を下すと警告している。

 中国の習近平政権は「一つの中国」原則を巡り、台湾の蔡英文政権と対立する。台湾

と関係を深める外国政府や国際機関をけん制してきた。外国企業にも圧力の対象を広げ

、台湾を国際的に孤立させる狙いは明白だ。

 台湾を訪れる旅客は、中国本土とは異なる手続きを求められる。「一国二制度」の下

で高度な自治が認められている香港とマカオも同様だ。中国当局の対応は、こうした実

態を無視している。

 米ホワイトハウス報道官が、「中国共産党の政治的立場の強制だ」と述べ、航空会社

への要求を非難したのは当然だ。

 中国が自国の主張や政策を国際社会に拡散する手段として、外国企業への干渉を強め

るのは看過できない。当局の「検閲」は、幅広い業種に拡大している。

 米ホテル大手マリオット・インターナショナルは、中国の会員向けメールで行ったア

ンケートで、台湾などを「国家」として扱い、ネット上で批判を受けた。

 アンケートを取りやめ、「中国の主権と領土保全を尊重する」との謝罪表明に追い込

まれた。

 上海市当局は「サイバーセキュリティー法」などに違反した疑いでマリオット側から

事情聴取し、中国語版サイトとアプリの運用の一時停止を命じた。

 スペインの衣料ブランド「ZARA」などのウェブサイトでも、同様の問題が起きた

 サイバーセキュリティー法は、「国家分裂の扇動」のためのネット利用を禁じている

。当局の 恣意 ( しい ) 的な適用によって、外国企業の活動が不当に制限される事態

を警戒する必要がある。

 企業は、巨大な中国市場から締め出されることを恐れるあまり、理不尽な要求でも受

け入れざるを得ない立場だ。

 中国西部チベットを「国家」扱いするなど、企業側の明らかな事実誤認も少なくない

。主権や領土にかかわる敏感な問題には、細心の注意が求められる。

2018年05月21日 06時00分Copyright c The Yomiuri Shimbun

蔡政権2年 中台間の安定のために (5月21日)

 中国と台湾の関係は、アジア太平洋地域の情勢を占う最も重要な問題の一つである。

 その一方の当事者である台湾の蔡英文(ツァイインウェン)総統が、きのうで就任2

年の節目を迎えた。任期4年の折り返し点である。

 この間、中国との関係をめぐる対応は穏当だった。あくまで「現状維持」を掲げ、対

立を避けた政権運営は評価できる。

 ところが最近、そこに若干の変化がみえる。自らが所属する民進党の党派色を前面に

出してきた。台湾独立を掲げる党だけに、中国を刺激している。

 蔡氏が行政院長(首相)に起用した頼清徳(ライチントー)氏は「台湾はすでに独立

国家だ」と述べ、中国からの批判を招いた。

 台湾では11月に統一地方選がある。政権にとって2020年の次期総統選に向け、

前哨戦的な意味合いを持つ。その支持集めをねらって台湾の独立心をあおるのは、危う

い。

 もちろん、台湾にさまざまな圧力をかける中国の強硬さは非難されるべきである。世

界保健機関への台湾のオブザーバー参加は今年もかなわなかった。

 1千発を超えるとされる台湾向けミサイルに加え、空母や戦闘機が台湾の周りを回る

など、軍事的な圧迫を強めている。

 安全保障環境を不穏にしている第一の責任は中国にあり、習近平(シーチンピン)政

権がそれを改めねばならない。中台問題は、平和的な対話による歩み寄りを重ねるしか

解決の道はない。

 ただ一方の蔡氏も、これまでの抑制的な姿勢を崩すべきではない。「強い軍隊」の方

針を表明し、トランプ米政権の支援を求めているが、軍拡競争では持続的な安定は築け

ない。

 蔡氏が維持してきたのは、中国と台湾という異なる体制が存在する「現状」であると

同時に、台湾が独立を宣言しない「現状」でもあったはずだ。

 経済も軍事も肥大化する中国を前に、台湾が何もしなければ現状を維持できず、中国

にのみ込まれてしまうとの危機感があるのは理解できる。

 しかしだからといって、自ら現状を変えるかのような言動で緊張を高めては、展望は

ひらけない。蔡氏自身、「力くらべ」には意味がないと認めている。むしろ台湾がめざ

すべきは、中国にない自由と民主主義を実践する政治の強靱(きょうじん)さを世界に

示し続けることだろう。

 政権交代が当たり前になり、経済的繁栄と現状維持を志向する民意を尊ぶ台湾社会の

成熟ぶりを、国際社会は認めている。中国もそれを力でつぶすことは決して出来ないは

ずである。

     100歳家計簿。

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 健康年齢を考慮しながらの100歳計画も

視野に入れなければならない時代に入ってきていると実感させられもします。

労働分だけは、食いつぶす生活が、どのように展開されるのかは

未知数でもあります。

 まず気を付けたいのが健康年齢。

 次に必須なのが経済力です。

みこばあちゃんの一か月家計簿の予算は12万円です。

これは節約予算そのものでもあります。

 75歳くらいまでは健康に留意しながら収入の半分計画で過ごす努力もいると感じています。

それ以降はメンテナンス料金にどれだけいるかといったことを

ある程度シミレーションしながら、人生の第4こーなは

自分に動ける間にわずかな贅沢の暮らしも過ごすことができればなどと

妄想してもいます。

収入内での暮らしは

【節約家計簿】100歳時代 介護費用取り分けも重要に (2018年5月21日 07:47)

 「100歳まで生きる想定」で、資金計画を立てなければならない時代といわれています。65歳でリタイアするとしても、35年もの長い時間が残される計算。社会人として働く時間にも匹敵する長さです。新入社員として働き始めた頃から、リタイアを意識する頃までの長期間の資金計画が必要だといわれても、何から手を付けていいのか、悩むのが現実ではないでしょうか。

 公的年金をベースに暮らす時代に重要なのは、公的年金の範囲内に食費や光熱水道代、日用雑貨費、社会保険料など、暮らしに欠かせないお金を収めること。年金内に収まりきらなくても、赤字は1万~2万円程度に収める努力が必要。老後資金が3千万円以上あるご家庭でも、月の赤字は3万円以内に収めましょう。

 年金生活での赤字は、日々の生活費だけではなく、家電の買い替え費用や固定資産税などの特別支出分も加算されます。年金生活で月に3万円の赤字を出しているご家庭の場合、特別支出分を足した年間の赤字は70万~80万円になるのが一般的です。年間の赤字が80万円だとすると、65歳から100歳までの赤字の累計額は2800万円にものぼります。もし年間20万円の節約ができて、年間の赤字額が60万円に減れば、赤字の累計額は2100万円に。年間20万円の節約努力によって、必要な老後資金額は700万円も下げられる計算です。

 老後資金について考える際は、3千万円や5千万円といった総額よりも、「年間の赤字額」を見積もることが重要になります。年間の赤字額がわからなければ、自分が目標とする老後資金額は「適正か、否か」の判断ができないからです。年間の赤字額を見積もったとき、老後資金が不足しそうなら、老後の生活費を減らす方法を考えてみてください。

 すでに自分が目標とする老後資金がたまりそうな方は、レジャー費や介護費用などの取り分けも考えましょう。その際は、74歳までと75歳以降に分けて考えるのがおすすめ。74歳までは比較的元気で、レジャー費などもかかる時期。75歳以降は遠出する機会は減る一方で、病気や介護の心配が高まります。74歳まではレジャー費など、75歳以降は介護費用をどのくらい取り分けられそうかを考えてみてください。取り分けられる金額によって、旅行プランや介護を受けられる場所が変わってくるはずです。

  ではごきげんよろしゅうに・・・。

 寿命の延長は、75歳以降の病気や介護の心配が高まる時期が延びることを意味します。その時期まで老後資金を持たせるためには、毎月の生活費と不定期に出ていくお金を見積もり、赤字が多そうだと感じたら、リタイア直後から節約を意識した生活をするしかありません。(ファイナンシャルプランナー 畠中雅子)  

     継続こそがお宝!

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 お勤めの傍ら、42年もの長きにわたり

新聞配達とは「お疲れ様でございました。」

 わがエリアの新聞配達は、一年と手なかなか続かず

事業所がご夫婦で車で配達されています。

 自然のいろんな悪条件と戦いながらの配達には頭が下がります。

根性の花さえ感じてしまいます。

 わが友は介護の仕事をしながら新聞配達を始めています。

 老人施設勤務の彼女は、「健康こそが大切」をいつも語っている友です。

 夜間、1万ぽを目標に毎日雨天以外は歩く習慣にしていたのですが

 無意味にただ歩くのはもったいないとの動機づけから

新聞配達を始めて二年になります。

彼女のきびきびした行動力と、新鮮取り立てのような

健康美とはじけるような笑顔には時の旬を感じます。

 62歳ですがとっても元気ですがすがしい健康そのものの

はつらつとした姿勢に刺激を受けてもいます。

 【原器は出すもの】これを常に肝に銘じていたいものです。

     アサヒコムより。

娘が辞めた新聞配達、夫婦で続け42年「親心が泣ける」 (5/12)

 劇作家で演出家、俳優の渡辺えりさんに、朝日新聞生活面の「ひととき」を読んで感

じたことをつづっていただきました。今回の対象は2018年1~3月に掲載された投

稿です。そのすべてに目を通した渡辺さん。「どれも素晴らしいものばかり」と何日も

悩んだそうです。渡辺さんの思いを受け、記者が3人の投稿者にお話を聞きました。

「42年間の新聞配達」

滋賀県豊郷町

澤 秀子

無職 81歳

 昨年12月31日の朝日新聞朝刊をもって、私たち夫婦は42年間の配達を終えまし

た。

 新聞配達はもともと、お小遣いがほしいからと娘が始めました。数年頑張りましたが

やめたいというので、彼女の担当だった25軒分を引き継ぎ、徒歩や自転車で手分けし

て配ることにしました。続けないと迷惑がかかると思ったからです。それから今までけ

がもなく、無事終えることができて感謝の日々です。

 毎朝、お寺と地蔵堂の前で一日の無事をお祈りして始めました。2人とも会社勤めを

していたので、配達の後、出勤しました。会社や田畑で元気に働くことができたのは、

早朝からの配達が健康の源になったからだと思います。

 区切りをつけたきっかけは、1年前の大雪でした。もうそろそろ引退してもよろしい

よ、という天の声だったのかもしれません。

 やめる時、販売店にねぎらってもらいました。また、正月には2組の娘夫婦、孫、孫

夫婦、ひ孫が集まったにぎやかな食事の席で、「おじいちゃん、おばあちゃん、42年

間ご苦労さまでした」と花束を贈られたのです。感激で胸がいっぱいになりました。

■日記に残す、本…

     カジノ法にはんたい!

 

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

 カジノ法案がたびたび浮上しては頓挫しています。

 海外の集客を狙ったものとはいえるが、これが果たして

日本になじむ法案であるかと言えばぎもんがのこる!

 海外の集客ができる五輪ピックを目指し、大都市において

トータル理増と施設の新設構想が熱を 帯びてもいます。

 日本にあってはばくちの時代から身を亡ぼす無益の被害者が増えるのではないのかと

不安が拭い去れない心配もある。

またその周囲の風紀問題も欠点として取り上げられる。

 これ以上ギャンブル依存症で身を滅ぼし

社会の落後者を育ててほしくないといった心配論も大いに審議を尽くしてほしいもので

す。

     アサヒコムより。

カジノ「客を依存症にするビジネスだ」 法案考える集会 (5/12)

 政府の不祥事で国会は混乱しているが、自民、公明両党は今国会(6月20日まで)

でIR実施法案を成立させる方針だ。そんな中、弁護士らが12日、名古屋市で法案の

問題点やギャンブル依存症について考える集会を開いた。

貴闘力さん、今もギャンブル依存症 発端は化粧まわし

 愛知県弁護士会が主催し、約100人が参加した。日本弁護士連合会のワーキンググ

ループ座長の新里宏二弁護士は「連続する7日間で3回、28日間で10回」とする法

案の入場制限について「ここまで通えば依存症だ」と指摘。静岡大の鳥畑与一教授は「

客を依存症にしてもうけるビジネスモデルだ。そんな危険な道を選びますか」と呼びか

けた。

 カジノで約1千万円を失ったという50代の男性も登壇。「ディズニーに行く気分で

行ったら、カジノにはまる危険があるので、ないほうがいい」と語った。(仲程雄平)

貴闘力さん、今もギャンブル依存症 発端は化粧まわし (5/12)

 ギャンブル依存症は人々をどう狂わせていくのか。政府は今国会でカジノ解禁につな

がる統合型リゾート(IR)実施法案の成立をめざしているが、依存症への懸念は根強

い。いまも依存症を克服できずにいるという大相撲元関脇の貴闘力さん(50)に聞い

た。

 ――子どものころから、ギャンブルで苦労されたと聞きました。

 生まれてから、ギャンブルは生活の一部、空気みたいだったね。賭け事好きなおやじ

のせいで、小さい頃は借金取りに追われ続けた。借金取りが家に来て、電話は鳴りっぱ

なし。電話を押し入れの布団の中に隠しても鳴り続ける。家に差し押さえのシールをば

んばん貼られてね。取り立てから逃れるため、小学校は6~7回転校したよ。

 ――中学を卒業後、藤島部屋(当時)に入門しました。相撲を始めたきっかけは何だ

ったのですか?

 相撲はやりたいっていうか、小学校高学年のとき、たまたまテレビで見てて、面白か

ったんで。当時、ギャンブルは嫌なものだったし、おやじから離れたいという思いもあ

ってね。借金取りの追い込みに比べたら、相撲でぶったたかれたりけられたり、そんな

のは別に我慢できるから。

 ――その時はギャンブルはしていなかった?

 部屋に入ったら3~4年は相撲漬けの生活。朝5時から昼の11時まで練習があって

、それから筋トレとかいろいろして。若い衆の時は、練習よりも、その後の先輩からの

用事の方が過酷。やっても先輩と夜に少しマージャンを囲むくらいだったよ。

化粧まわし代の400万円が

 ――なぜギャンブルにはまったのですか?

 十両昇進が決まると、後援会を作って、着物とか化粧まわしとかを作らないといけな

い。ほかの人は田舎に帰ってお金を集めてもらうんだけど、俺みたいに転々としてるや

つに田舎なんてない。色んな人にお願いして400万円を集めたけど、預けた知人にお

金を持ち逃げされたわけよ。

 ポケットには10万円だけ。つい大井競馬場(東京都品川区)に行って、知らない馬

に全額を賭けたら、大当たり。400万円になった。そのお金で化粧まわしを作った。

そっから人生が破滅していくよね。こつこつやっていこうと思っている人と比べて、人

生の歯車が狂ってるの。おやじが嫌で「ギャンブルなんてやるもんか」って考えはあっ

たけど、入ってもうたね。

■5億円以上負けた。夢でも賭け…

   労働人口対策はまったなし!!

     ご機嫌いかがでしょうか。

 視界ゼロのみこばあちゃんです。

急速に起きる人口減少と高齢化対策の指針が急がれる。

 特に東北地方における人口減少と効果率は深刻な問題でもあります。

 人口減少と生産人口の減少は

社会保障の問題だけにとどまらず

公的人材、インフラの管理業社、また地区町村の公務人材までも不足する異常事態は

時とともに待ったなしで押し寄せる。

 医療消防、警察、ライフ管理などの

人材が整わなければ暮らしなどありえるはずもない。

 また自衛隊の人材不足に政府対策は

どのようにとりくむほうこうなのでしょうか?

 日本の社会保障事態、骨格から崩れ去るほどの

危機的意識が政府にどれほど論じられているのであろうか?

 もう蚊帳の外外交など許される場合ではありません。

 首都移転をはじめ、人口問題は待ったなしの課題です。

 東北の人口減少の活用と、これからの展望は

急務としか言えません。

 社会保障費も、年金生活者が支払える範囲も限界とも思えます。

 総理が防衛費の拡大を続けている自衛官の不足対策を

ことばにされたことはいちどもありませんがどうなさるおきもちか?

 これも外国人だよりにならざるをえないのでしょうか

人口不足を補う手立てはお金が一番。

 人手不足のシミレーションはもう手遅れ状態といった感は紛れもありません。?

 国内において労働人口の奪い合いは高まる一方で

 地域によっては、上下水道、労度修理などの土木労働も整わず。

 電機が災害で遮断されたり、下水道が破裂しても

一か月大気は当たり前時代はもうそこまで来ています。

 死亡しても火葬場の待機は2か月待ちもつうじょう!!

 飽食の時代に陶酔できる時期はもう終わりを告げようともしています。

 もうここは、「魔女の宅急便」に頼るしかありませんかね「ニコ」

これにかかわる費用も莫大です。

  

     東洋経済より。

公的人材さえ不足し、社会保障費も膨張する 日本に必ず来る「人口急減」がもたらす大恐

2030年から2035年にかけて、すべての都道府県で総人口が減少し、2045年には秋田県の2

人に1人は65歳以上の高齢者になる――。

国立社会保障・人口問題研究所がこの3月に発表した地域ごとの人口予測は衝撃的だ。20

15年時点の人口を100としたときに、2045年の人口がどのくらいに減少するかをみると、

もっとも減少する秋田県は約4割減少し、現在102万人の秋田県の総人口は60万人になる

また、東北地方の高齢化の進行度合いは深刻で、65歳人口の割合の高い上位5県はすべて

東北地方が占める。市区町村別にみると、総人口が5000人未満になる市区町村が全体の4

分の1以上を占めることも予想されている。

週刊東洋経済』は4月2日発売号(4月7日号)で「20年後 ニッポンの難題」を特集。医

療・介護からインフラ、教育まで大胆に未来を予測し、その解決策となる提言を紹介し

ている。人口減少と高齢化が同時進行すれば、おそらく労働力の取り合いが起きる。飲

食・宿泊業や建設、農業などでは今でも人手不足が深刻になっている。しかし、今後は

公的分野にも人手不足の波が襲いかかることになりそうだ。

消防、警察、自衛隊の人手も不足する

一例が、「公安系」と呼ばれる消防や警察、自衛隊の採用活動で、自衛隊が現在募集対

象にしているのは、18歳から26歳までの若者だ。

しかし、国立社会保障・人口問題研究所の2017年推計によれば、この世代の人口は今後1

0年ごとに約100万人ずつ減少していくことが予想されている。その対策として、防衛省

では「2030年までに全自衛官に占める女性自衛官割合(2016年末で約6.1%)を9%以上

にすることを目標にしている」(人事教育局人材育成課)とし、これまで女性自衛官

就くことができなかった陸上自衛隊普通科中隊や戦車中隊、偵察隊などを2017年4月に

開放するなど、女性自衛官の職域を拡大している。

消防も将来の人材確保に取り組んでいる。消防庁によると、管轄人口が3万人未満の消防

本部では消防職員の充足率が6割程度しかない(2015年4月時点)。外国人はこれら「公

権力の行使」を伴う公務員に就くことはできないが、将来人手不足が深刻になれば、そ

う言ってもいられないかもしれない。

人口が減少すると、上下水道や道路などの土木インフラや小学校のような教育施設を維

持することも危うくなる。

日本政策投資銀行の推計によると、2046年には水道料金を6割以上値上げしないと、独立

採算の公営企業として運営されている水道事業は経常赤字に陥る。

また、東洋大学の根本祐二教授の試算では、1学級あたりの児童生徒数(40人)や学校あ

たりの学級数(12学級以上18学級以下)といった学校施設設置の目安にしたがって試算

すると、児童生徒数が3割減少する約30年後には、学校がゼロとなる「ゼロ自治体」が小

学校で846、中学校で986発生する。現在、市区町村数は1741あるので、半分程度に相当

する。

総合不動産サービス会社・CBREの大久保寛・エグゼクティブディレクターは「外国人労

働者が増えるなら別だが、今のように従業員が1カ所に集まる形でのオフィス需要は減少

し、みんなが丸の内でなくてよくなるかもしれない」と話す。人口減少はオフィス需要

を通じて地価に影響を与えうる。

社会保障給付費は116兆→190兆円に

医療や介護など社会保障分野でも数十年単位の長期予測が存在する。

国は社会保障にかかわる費用について、2012年に2025年度までの数字を試算して以降、

手を付けていない。

しかし、総合研究開発機構(NIRA)が今年3月に公表した推計によると、医療、介護や年

金などの社会保障給付費は、2016年度の116.2兆円が2041年度には190.7兆円に増えると

予測している。

健康保険組合連合会健保連)が2017年9月に公表した医療費の将来予測では、医療保険

医療費(国民医療費から自己負担や公費負担などを除いた医療費)は、2015年度の39.5

兆円が2025年度には53.8兆円、約36%増加するという。それに伴い、健保組合の被保険

者1人あたり保険料は、2015年度の47.6万円が、2025年度には65.7万円に急増する(事業

主負担を含む)。

問題はこうした負担の増加に日本社会や日本経済が耐えられるかだ。健保連の松本展哉

・企画部長は「これ以上保険料が上がると、雇用や個人消費など経済にも影響を与えか

ねない」と懸念する。

毎年巨額の財政赤字を垂れ流し、すでにGDPの200%を超える公的債務を抱える日本の財

政は、人口減に伴う経済社会の激変に耐えられそうもない。財務省が2014年に公表した2

060年度までの財政の長期推計によると、現実の経済の近い前提(実質経済成長率1%、

名目経済成長率2%で、2020年度のプライマリーバランスは赤字)の場合、たとえば、20

21年度に対GDP比で12.89%の財政収支改善を行わないと、2040年度過ぎに対GDP比の債務

残高は500%まで膨張し、借金は永遠に返済できなくなる。

GDP比で12.89%という金額は、2021年度時点の数字(2021年度の名目GDPは640兆円)

に直すと約82兆円に相当する。仮にこの時点の消費税収を税率1%で3兆円とするなら27

%相当だ。消費税率を8%から10%に引き上げるのでさえ2度も延期し、3度目の延期もあ

るかもしれないとされる中、これほどの消費税率は政治的にはほとんど不可能な数字だ

と言える。

各種の長期予測が示す「不都合な真実」をどこまで直視できるか。人口減少の荒波を超

えていく、私たちの覚悟と知恵が問われている。

週刊東洋経済』4月7日号(4月2日発売)